マルティヌー, ボフスラフ(1890-1959)
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6曲の交響曲をはじめ、400作以上の作品を残したマルティヌー。あまりにも作品数が多いため、未だ全貌がつかめていない作曲家の一人です。このToccataのシリーズは、マルティヌーがチェコからフランスへ留学した頃の20~30歳代に書かれた「初期の作品」の光を当てています。第3集のメインとなるのはマルティヌー32歳の作品「オーケストラのための3部作:消えゆく真夜中」です。50歳を過ぎて「交響曲第1番」を完成させたマルティヌーですが、この「消えゆく真夜中」は番号なしの交響曲と呼べるほどに、充実した内容とパワフルなエネルギーを有しています。他には瞑想的な「バラード」、華やかな「過ぎ去った夢」の2曲が収録されています。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0414 |
こんなに魅力的な歌曲が溢れているのに、あまり聴かれる機会がないのは、ひとえにマルティヌー(1890-1959)が生涯に残した作品数があまりにも多すぎるからに他なりません。何しろ、交響曲、協奏曲、室内楽曲と400以上もの作品がひしめいているのですから。この第1集に収録されているのは、1910年から1912年にかけて作曲された若き頃の作品です。これらのほとんどは未発表のままであり、ここで聴けるのは本当に嬉しいことでしょう。10歳から作曲を始めた早熟な天才であった彼によるこれらの歌曲。スペイン語やドイツ語、フランス語、英語のテキストとチェコの民族詩などを用い、素晴らしい音楽が付けられていますが、残念ながらブラームスやシューベルト、そしてドヴォルザークの影響を拭い去ることはできませんが、そんなちょっとした欠点は補って余りあるほどの「メロディの宝庫」です。(2011/07/13 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572588 |
チェコを代表する若手奏者ノウゾフスキーのチェロ、伴奏者として世界中で活躍するワイスのピアノによる、20世紀チェコを代表する作曲家の一人、マルティヌーのチェロ・ソナタ集。フランス印象派を学ぶ為にパリに留学、ルーセルに学び、フランス六人組やストラヴィンスキーの影響を受けた後、ナチスの迫害を逃れ渡米。この間に作風を様々に変えながら、数多くの作品を生み出したマルティヌー。3曲のチェロ・ソナタのうち、フルニエに捧げられた第1番は1939年、マルティヌーの友人リブカに捧げられた第2番は1941年、指揮者キンドラーに捧げられた第3番は1952年の作品であり、この3曲だけでも、古典的な作風が次第に民族色を帯び、新古典派へと変わっていく様子が見てとれます。(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0212 |
超有名とは位置付けられていないけれど、存在が気になる作曲家、この手の人物もたくさんいますが、チェコ出身のマルティヌーもそんな一人。いやもう、室内楽は曲が面白過ぎて、このジャンルに興味があるなら是非おさえておきたいもの。例えば「チェロ・ソナタ第2番」を聴いてみましょう。両端楽章の運動性の何回聴いても飽きない面白さ、中間楽章の極まった哀切感、これはもう、知られざる逸品を通り越して、室内楽史に残る名作と言うべきでしょう。その他の作品も負けず劣らずの高品質。チェコの音楽一家の末裔たちによる演奏も素晴らしいのです。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554502 |
マルティヌーがイマイチ知名度を上げられないのは、もしかしたらあまりにも作品数が多すぎて、聴くべき曲がわからないからなのかも知れません。そんな時は、やっぱり楽しい曲から攻めてみませんか?この「調理場のレヴュー」などは入門曲としてうってつけ。結婚を控えたポットと蓋ですが、泡だて器が横やりを入れ、そこに布巾が介入、ほうきも交えてのケンカが始まります。最終的には仲直りをするという物語ですが、なんといっても音楽が楽しいこと!タンゴ、チャールストンなど当時流行の音楽が至るところに使われています。組曲版としての上演機会は稀にありますが、残念ながら、バレエとしては、初演以降忘れられてしまっていたもので、今回、ホグウッドによる綿密な校訂のもと、この全曲盤が蘇ったのです。ハープシコード協奏曲は、マルセル・ド・ラクール(パリ国立高等音楽院にチェンバロ科を設立した人物)に献呈され、初演もラクールが行いました。プーランクの「田園のコンセール」にもひけを取らないほどの、ネオクラシカル調の精彩に満ちた名作です。録音 2009年10月25-26日ドイツ フライブルク,シュロスベルクザール・SWRスタジオ(2012/07/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572485 |
チェコの作曲家、マルティヌーの知られざるピアノ作品集を全て録音するという快挙を成し遂げたNAXOSですが、どうせならマルティヌーのピアノ協奏曲も全部お聴きいただく計画を立てています。このアルバムには2つの協奏曲と1938年に作曲されたコンチェルティーノを収録。どの曲も印象主義と原始的な躍動感が絶妙にブレンドされた個性的な音楽です。演奏はおなじみコウクル。マルティヌー研究家でもある彼の表現は、作曲家の友人であったフィルクシュニーの演奏と並び、スタンダードな形として後世に残ることでしょう。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572206 |
あまり聞いたことのない曲のCDを再生する時に、何だかわくわくする人も多いでしょう。このマルティヌーの曲は、タイトルからして胸がドキドキしませんか?もちろん最初の音が飛び出してきた途端、魅惑されてしまうことは間違いありません。まるで鐘の音のように光り輝く音の粒、溢れる躍動感。そして未知への不安感。それら全てがきちんとおさまっています。この曲は1956年に完成、マルティヌーではおなじみのピアニスト、フィルクシュニーと、ストコフスキーに拠って初演されています。第1番の協奏曲は1925年に書かれたもので、とても聞きやすい作品。難解さはほとんどありません。バロック風の味わいを持つ終楽章がチャーミングです。1934年に書かれた第2番の曲は第1楽章の堂々とした開始部も見事ですが、終楽章での超絶技巧は息がとまるほどの驚きを与えてくれることでしょう。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572373 |
マルティヌーの音楽は量だけでも驚きですが、知れば知るほど、質的にも驚かせてくれます。ピアノ五重奏というのは、実は近現代の作曲家たちが本気を出してしまう楽器編成で、マルティヌーも例外ではありません。番号付きの2曲のピアノ五重奏曲は、彼の膨大な作品の中でも特に優れたものです。「第1番」は民謡、ジャズなど、いかにもマルティヌーらしい、ごった煮的な楽しさがあります。「第2番」は第二次世界大戦中に書かれ、戦時の作曲家の心理状態が反映されています。珍しい楽器編成の「2つのヴァイオリンとピアノのためのソナタ」も粋な小品で、終結部の高揚は目を見張るものがあります。(2007/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557861 |