マスネ, ジュール(1842-1912)
Search results:146 件 見つかりました。
マスネのオペラ《マノン》は《ウェルテル》とともに彼の代表作です。この電気録音盤は、23年のアコースティック録音盤に続く史上2番目の全曲盤で、SP時代のファンの多くはこの音盤で作品に親しんだのでした。パリのオペラ・コミークはこの作品を1884年に初演した歌劇場として、その上演を得意としてきました。マノン役を歌うフェラルディ(1894-1949)はトゥールーズ生まれ、1924年から42年までオペラ・コミークで活躍しました。デ・グリュー役のロガチェフスキー(1891-1985)はウクライナ出身、パリとブリュッセルを拠点にした歌手です。(山崎浩太郎)(2003/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110203-04 |
(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110003-05 |
プッチーニと同じアヴェ・プレヴォーの原作を元にしたオペラですが、こちらのマスネの作品の方が9年程早く初演され、内容も一味も二味も違うものとなっています。そもそもマスネ版では、最初にマノンが登場するのは15歳の時。かなり自由な性格で描かれており、その都度男性を翻弄、主役を歌う歌手はその時々で違う表情を見せなくてはいけません。音楽はどちらも素晴らしいのですが、洒脱な雰囲気なら間違いなくマスネの作品に軍配があがるでしょう。まさにパリ・ベルエポックを象徴するかのようなこの歌劇、パリのオペラ=コミーク座では1919年に上演されてから、少なくとも1000回以上も再演され、高い人気を誇っています。この演奏は、ナタリー・デセイの少し上の世代に属するフランスの名コロラトゥーラ・ソプラノ、アニック・マシスをタイトル・ロールに、そして若手テノール、リベラトーレをデ・グリューに(彼は初めてこの役に挑戦)迎え、たおやかで香り高い物語を作っていきます。もちろん悲劇的な最期がやってくるものの、享楽的で美しいマノンの魅力と美しい音楽には誰しも惹きつけられることでしょう。(2016/09/28 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
---|---|
カタログ番号 | :CDS7751 |
【稀代の歌劇作曲家が綴った知られざる佳品群。世界初録音多数、ニケと名歌手たちによる名演】《ウェルテル》や《タイス》、《エロディアード》など、ベル=エポック期を代表する傑作歌劇で知られるマスネ。オペラ以外にも管弦楽のための組曲やピアノ協奏曲、無数の歌曲やピアノ曲など、その作曲分野は多岐にわたりますが、歌劇場での大成功が災いしたのか、オペラ以外の作品の多くは正当な評価を受けることなく、作曲家の歿後は忘れ去られたままになっていました。19世紀フランスの知られざる音楽の復権に尽力してきたPalazetto Bru Zaneによりここに集められたのは、そうしたマスネ作品の未知領域でも特に光の当たる機会に恵まれていなかった管弦楽伴奏付の歌曲。オペラ偏重の過去を見直し芸術性の高い音楽会への嗜好が育まれつつあった19世紀末のフランスでは、オーケストラ演奏会に歌手が客演する時に好適なこの曲種の需要が急速に高まり、人気作曲家マスネもそれに敏感に対応したのでした。彼が生前にオーケストラ編曲した自身の歌曲を中心に幾つかの管弦楽作品も交えた、収録曲の大半が世界初録音という嬉しい選曲を指揮するのは、古楽器演奏の最前線から世に現れ、最近はフランス19世紀作品でも注目すべき実績を上げ続けているエルヴェ・ニケ。歌手陣もフランス語圏を中心に欧州歌劇界を賑わせている俊英揃いの布陣で、精鋭パリ室内管弦楽団も精緻な音作りで個々のオーケストレーションの魅力を最大限に引き出してゆきます。同レーベルの常通り充実したライナーノート(英・仏・独語)も魅力です。(2022/06/24 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
---|---|
カタログ番号 | :BZ2004 |
このアルバムに収録された何とも静かで濃密な響きを聴いてみてください。ギターの柔らかい音色とヴァイオリンのロマンティックな魅力。これらが合わさることにより、より一層親密な音楽が作りあげられます。お互いに高め合う2人の音は、まるでセレナーデのように夜のしじまに溶けていくかのような妖艶さと儚さを持っています。午後のまどろみのひととき、または眠りに就く前には、このような幸せな音色がぴったりです。ヴァイオリンを演奏するチェンは、2008年の中国国際ヴァイオリン・コンクールの金メダリスト。現在の北京で人気急上昇中の若手です。(2010/05/26 発売)
レーベル名 | :OUR Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :6.220602 |
優れたオペラ指揮者として知られるリチャード・ボニングは、知られざるイギリス・オペラの復興や、フランス歌曲の録音に熱心であり、ソプラノ歌手サリー・シルヴァーとは、自身がピアノ伴奏を務めたウォレスやパルフェなどイギリス近代作曲家の歌曲をリリースしています。マスネの歌曲は2012年にGUILDレーベルからリリースしたアルバムに次ぐ2枚目の録音。どれもも洗練された旋律と洒落た雰囲気を持つ愛らしい曲です。収録された24曲のうち10曲はアンサンブル形式であり、メゾ・ソプラノのトッチとテノールのダーマニンが参加、美しいハーモニーを聴かせます。(2019/07/26 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD0151 |