メンデルスゾーン, フェリックス(1809-1847)
Search results:381 件 見つかりました。
若い音楽家たちによって結成された「カザフスタン国立弦楽四重奏団」によるメンデルスゾーンの2つの弦楽四重奏曲。18歳の時に書かれた「弦楽四重奏曲第2番」は多くの点でベートーヴェンの弦楽四重奏との類似が認められます。この当時、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲は「不可解で取り返しのつかない恐怖」と評されるほどに、人々の理解を得られていませんでしたが、メンデルスゾーンはこれらの曲を分析し、自作にも数多くの引用を行うなど作品のとりこになっていました。全曲のほとんどを短調が支配し、暗く情熱的な気分に満たされていますが、メンデルスゾーンらしくロマンティックな面も備えています。その11年後に書かれた第3番は、音楽的にもかなり充実しており、すでにベートーヴェンの影響からは完全に脱しています。前年に結婚したセシル・ジャンルノーとの幸せな生活が反映されたとされる明るく輝かしい曲想が魅力的な作品です。(2019/07/26 発売)
レーベル名 | :Divox |
---|---|
カタログ番号 | :CDX-21202 |
【ヴァン・カイックQによるメンデルスゾーン弦楽四重奏曲全集、第2弾】2012年にフランスで結成され、2015年にはウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクールで優勝、ALPHAレーベルからモーツァルトを軸に次々とアルバムをリリースし、2019年春には初来日も成功させたヴァン・カイック四重奏団によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集、完結となる第2弾です。姉ファニーの死を乗り越えようとする時期に書かれ悲愴感のあふれる最後の弦楽四重奏曲第6番、その活動が最も充実していた時期に書かれた第4番、第5番と続きます。ヴァン・カイック四重奏団はそれぞれの作品に深く寄り添い、しなやかで力強い演奏を聴かせます。(2023/02/24 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA931 |
1830年、メンデルスゾーンは高名な作曲家マルシュナーの前で、第2番となるOp.13の弦楽四重奏曲を演奏しました(作曲年代は第1番のOp.12より以前)。この曲は楽章構成やテーマの扱い方など、明らかにベートーヴェンの影響を受けていて、例えば終楽章に現れるレチタティーヴォ風の楽想は、ピアノ・ソナタ「テンペスト」や弦楽四重奏曲Op.132に酷似しているものです。第5番もこれまたベートーヴェンの作品との共通点が数多く指摘されている堅固な構成を持った大作。これらを聴くと「メンデルスゾーンの作品は何だか軽くて」などとは言えなくなってしまいます。「カプリッチョ」と「フーガ」は「4つの小品」として死後にまとめて出版されたものです。カプリッチョは1843年、フーガは1823年の作で、これは習作の弦楽四重奏曲変ホ長調の終楽章として書かれたものと言われています。(2009/11/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570002 |
ニュージーランド弦楽四重奏団によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲、完結編です。第1集(8.570001)、第2集(8.570002)ともに高く評価されているこの曲集、今回はメインに第3番という円熟の作品を持ってくることで、またファンを増やすことでしょう。第3番のアンダンテ楽章の美しさは誰もが認めるところですが、ここでの彼らの演奏はまさに美音が滴り落ちるかの如く、耳に直接訴えかけてくるかのような説得力を有しています。14歳の時に書かれた番号なしの弦楽四重奏曲にも注目。終楽章の堂々たるフーガは、当時バッハたち先人の作品を研究し尽くした若き天才の面目躍如。まさに双葉より芳しの言葉が当てはまるのではないでしょうか。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570003 |
【ヴァン・カイックQによるメンデルスゾーン弦楽四重奏曲全集、第1弾】2012年にフランスで結成され、2015年にはウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクールで優勝、ALPHAレーベルからモーツァルトを軸に次々とアルバムをリリースし、2019年春には初来日も成功させたヴァン・カイック四重奏団が、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集に臨みます。第1弾には第1番から第3番までを作曲順に収録。作曲家十代後半の作品で当時まだ冒険的であった短調で書かれた第2番、二十歳の頃に書かれ第2番同様ベートーヴェンの影響が強い第1番、作曲家として演奏家として多忙な日々を送っていた二十代の終わりに書かれた3曲のうちの1曲である第3番。ヴァン・カイック四重奏団は、若き日の2作品の瑞々しさと第3番の充実ぶりを、彼ららしい流麗な音楽の語り口と躍動的な表現で聴かせます。(2022/10/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA873 |
ミヒ・ガイックとオルフェオ・バロック管弦楽団が演奏するメンデルスゾーンの「弦楽のためのシンフォニア」第3集。今回は1822年から1823年にかけて作曲された第8番と第9番、同じく1823年頃に書かれたコンサート・アリアを収録しています。第8番、第9番、どちらも荘重な序奏ではじまり、悲劇的な前奏部と軽やかな主部の対比が絶妙。曲全体は若々しく流麗な楽想が貫かれています。コンサート・アリアはベートーヴェンを思わせる劇的な曲ですが、後半のカバレッタ部分での技巧的な声の扱いは、イタリア・オペラからの影響も感じられます。バロック時代の作品を得意とするオイツィンガーの清冽な歌唱が印象的です。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555202-2 |
メンデルスゾーンとブルッフのカップリングといえば、定番なのはヴァイオリン協奏曲の組み合わせですが、当盤はやや珍しいコンビとなっています。低音部をチェロ二本とするか、その内の一本をコントラバスとするかいう、若干の編成の違いがありますが、弦楽八重奏曲という、ポピュラーとはいいがたい編成の楽曲を、この両者が手掛けていたというのは面白い事実です。決して粘着質になることのない、健康的で爽やかなロマンティシズムという、両者に共通する美質がここでも満開で、その黄金コンビぶりは、ヴァイオリン協奏曲にも決してひけをとらないものと申せましょう。分厚く重ねられた弦楽器による、しなやかな歌を堪能できる一枚です。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557270 |