メンデルスゾーン, フェリックス(1809-1847)
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メンデルスゾーンの交響曲第2番は印刷技術発明400年を祝う式典のために書かれ、1840年に完成。実際には彼の交響曲の中で4番目に完成されたものですが、出版の関係で第2番の番号が付されています。独唱、合唱、オルガンを用いた壮大な作品ですが、なぜかあまり人気のでないところが不思議でもあります。たしかに金管楽器で奏される冒頭のテーマは口ずさむのに少々勇気が要りますが・・・。この曲は当初は交響曲ではなく「交響カンタータ」というジャンルで想定されました(確かに前半のシンフォニアの部分だけでも、充分に1曲の交響曲として成り立つだけの分量があります)。メンデルスゾーンは初演後、この曲に改定を加え、現在演奏されるのはほとんどがこちらの改定版で、この準・メルクル盤も改定稿を使用しています。全てが念入りに整理され、すっきりとした音色と、厚みのあるハーモニーが愉悦感をもたらすこと間違いありません。(2011/02/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572294 |
メンデルスゾーンが初めてイングランドを訪れたのは20歳の時。そのままスコットランドに行きその風景に感銘を受け「交響曲 第3番」を着想します。そしてその途中に嵐のヘブリディーズ諸島にも出向き、野性的な魅力を持つ風光明媚な"フィンガルの洞窟"を見て感動し、序曲「フィンガルの洞窟」が生まれました。この「2つの関連を持つ」作品の間にヴィトマンは自身の作品を挿入。現在、最も多忙な作曲家でありクラリネット奏者、指揮者としての才能を提示するとともに、作品へのこだわりを見せています。ディスコ・ナイトにインスパイアされたという徹頭徹尾激しいリズムに支配された「180 beats per minute 1分に180拍」と、冒頭の持続音が印象的な「クラリネット・ソロのための幻想曲」はメンデルスゾーンの耳慣れた旋律を新鮮なものに塗り替えるほどに刺激的です。“サントリーホール サマーフェスティバル2018” サントリーホール国際作曲委嘱シリーズ No.41にてイェルク・ヴィトマンが本年度の作曲家に選ばれました。彼の世界初演作品が演奏されます。(2018/8/25,31)(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C945181A |
(2013/12/18 発売)
レーベル名 | :Charade |
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カタログ番号 | :CHA3039 |
交響曲第3番は、若い頃のスコットランド訪問が作曲の出発点ですが、完成はメンデルスゾーンの5曲の交響曲中最後となりました。そのため作曲技法上の高い完成度と詩情が絶妙にブレンドされた傑作に仕上がっています。冒頭の幻想的美しさから聞き手の心を離しません。死後に出版された第4番は、文豪ゲーテに影響されたイタリア訪問の印象をもとにしています。強烈なリズムが特徴の冒頭から、サルタレッロの陽気な終曲まで、元気がでる音楽として最高の交響曲です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553200 |
【スコットランド室内管創立50周年、エメリャニチェフとの「スコットランド」「宗教改革」】スコットランド室内管弦楽団と首席指揮者マキシム・エメリャニチェフにより、その就任前に録音されたシューベルト「グレート」(NYCX-10112/CKD619)は、「同曲の最もスリリングな演奏」(BBCマガジン)など各所で絶賛されました。2024年1月に迎える楽団創立50周年を記念すべく今回録音されたのは、メンデルスゾーンがスコットランドを旅行中その自然に触発されて構想してから10年以上、彼の一生の半分近い歳月をかけて手を加えられ、生涯最後に完成させた交響曲となった第3番「スコットランド」。そして、若きメンデルスゾーンが試作的な第1番に続いて2つ目の交響曲として完成させた、ルター派のコラール「神はわがやぐら」を引用する第5番「宗教改革」を併せて収録しています。どちらの作品でもヴィブラートを抑えた少人数の弦の透明感が印象的。「スコットランド」は各パートをよく鳴らし、メロディの歌謡的な美しさのみならず、オーケストレーションの面白さも前面に出す快演となっています。「宗教改革」も力強くオーケストラを歌わせ、エコーのような効果も心地よく生かしつつメロディを伸びやかに表現し、この作品の素晴らしさを十二分に発揮。なお古楽鍵盤奏者としてピリオド奏法に造詣の深いエメリャニチェフらしく、第4楽章では本来の指定通りにセルパンを使用しています。(2023/11/10 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
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カタログ番号 | :CKD667 |
【ボルティモア響の名声を高めた名匠コミッショーナのメンデルスゾーンが新リマスターで登場。『夏の夜の夢』は初出!】1928年にルーマニアのブカレストで生まれたセルジュ・コミッショーナはヴァイオリニストとして早くから才能を発揮。更にシルヴェストリらの指導を受けて17歳で指揮者としてデビュー、ルーマニアの国立歌劇場の指揮者も務めました。その後イスラエルを経てアメリカに移住し、15年間にわたりボルティモア交響楽団の首席指揮者を務め、楽団の評価を一気に高めました。入念に整えられたバランスと隙のない仕上がりで、この指揮者の実力を伝えます。優秀録音で知られるマーク・オーボートとジョアンナ・ニックレンツのコンビ「エリート・レコーディングズ」が制作したアナログ音源を名エンジニアのマイク・クレメンツが24bit/192kHzでデジタル化する「AUDIOPHILE EDITION」でのリリースです。コミッショーナとボルティモア響の主な録音先はVanguardでしたが、VOX Turnaboutからメンデルスゾーンの交響曲第3番、第4番、第5番と「フィンガルの洞窟」が出ていました。第3番「スコットランド」は「フィンガルの洞窟」とのカップリングで1975年にリリース(LP番号はQTVS 34604)されましたが、今回カップリングされた『夏の夜の夢』の4曲はVOXのマスターテープ倉庫で発見された未発表音源です。レーベル情報によれば「フィンガルの洞窟」は第4番&第5番と合わせて近日リリース予定とのこと。(2024/09/27 発売)
レーベル名 | :Vox |
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カタログ番号 | :VOX-NX-3046CD |
アンドレス・オロスコ=エストラーダとウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団によるメンデルスゾーン(1809-1847)の第2集です。前作の第1番&第3番のカップリング盤よりも、一層緊密な関係が感じられるこの演奏。指揮者とオーケストラの良い関係が伺われます。2015年からはどちらも新しいパートナーを得て(オロスコ=エストラーダはヒューストン交響楽団の首席指揮者、トーンキュンストラー管弦楽団は佐渡裕を首席指揮者に迎えることが決定)一層飛躍していくのではないでしょうか。何はともあれ、この素晴らしい2曲のメンデルスゾーンをお聴きください。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1834 |
ルーマニア出身のコミッショーナ(1928年6月16日 - 2005年3月5日)は、1965年にフィラデルフィア管弦楽団を指揮してアメリカにデビュー。1969年にはボルティモア交響楽団の音楽監督に就任、地方オーケストラだった同団をアメリカ有数の楽団に育て上げるなど、オーケストラビルダーとして見事な手腕を発揮しました。日本では東京都交響楽団などへ客演指揮を重ねたことで知られています。ここでのメンデルスゾーンの2つの交響曲は、1988年に発行されたアメリカン・レコード・ガイドにおいて、作為のない自然なアプローチによる端正な表現が同曲のなかで最高ランクと評価されました。制作はマルク・オボール&ジョアナ・ニクレンツが担当。MMG(Moss Music Group)原盤。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :MMG |
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カタログ番号 | :MCD10044 |