メンデルスゾーン, フェリックス(1809-1847)
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堅固な技巧を持つヴァイオリニストであったミルシテインですが、彼は技巧のみを前面に出すことを嫌った演奏家でもありました。しかしながらひとたび必要とあらば、同時代のどのヴァイオリニストにも引けを取らない技巧を持って、作品を絢爛たる物にする能力を持っていました。彼はチャイコフスキーの協奏曲を5回録音していますが、その中でもっとも華々しい名人芸を披露しているのが、このCDに収録されたストック指揮の盤です。第3楽章のめくるめく技巧とスピード、そしてラプソディックな解釈は、最良のロシア楽派を伝える演奏です。(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110977 |
2013年には名指揮者スクロヴァチェフスキとともに来日、心蕩けるショパンを演奏したグレムザー。彼の名前はすでにNAXOSを始めとした一連のアルバムでもおなじみです。幅広いレパートリーを持ち、ラフマニノフやプロコフィエフのエレガントで知的な解釈で知られる彼ですが、このアルバムでは一転、メンデルスゾーンの「無言歌」の抜粋を始めとした作品を演奏しています。お稽古にも使われる「無言歌」。譜読みは平易なものが多いのですが、実際に聴かせる演奏をするのはとても大変、ピアニストの資質がそのまま出てしまう恐ろしい曲集でもあるのです。もちろんグレムザーは1曲1曲を大切に、音の詩として表出しています。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC430 |
スコットランド出身のピアニスト、ビートソン。イギリスを拠点に活動し、最近ではフランスの室内楽フェスティヴァル「MusiqueaMarsac」を創設し、芸術監督として手腕を発揮しています。このアルバムは2010年に録音されたもので、メンデルスゾーンの数多いピアノ曲の中から、初期から晩年までの名作をピックアップして演奏。17歳の時に作曲されたピアノ・ソナタ第1番に漂うベートーヴェンの影響や、後期の作品で綿密な構成を持つ「変奏曲」の穏やかさなど、さまざまな要素が丁寧に描き出されています。無言歌での柔軟な歌いまわしも魅力的。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0104 |
ピアノソナタ第3番は、作品番号とは裏腹に若い時期に書かれた作品で、ベートーヴェン風の第1楽章からメンデルスゾーン丸出しの第2・3楽章、妙に不安定な終楽章へと続くユニークな作品です。続く幻想曲は第1曲が「花束」、第2曲が「花」、第3曲が「小川」からインスピレーションを得て作られた作品で、傑作として知られています。特に第1曲最初の旋律は魅力的です。そしてこのアルバムでの拾い物は9曲目。ほとんど知られる事のない作品ですが、美しいアンダンテに続く短調のプレストが甘さと情熱を兼ね備えたメンデルスゾーンならではの名品! 酔えます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553186 |
いかにもボンボン育ちのお坊ちゃま風「情熱的で爽やかな短調」が大好きな、メンデルスゾーンの本領が発揮された一枚です(明るい曲も入っていますが)。ドロドロの情念が噴出するようなハシタなさは露ほども見せず、あくまでも華麗にアルペジオと音階が舞い、美しい旋律が紡がれていく彼のピアノ曲は、日頃あくせくした日常を送る現代人にとって、一服の清涼剤といってよいでしょう。バッハ信奉者たる彼らしく、フーガの手法を用いたり、名前を冠した作品もいくつかありますが、重厚さよりも彼流のライトさ・華麗さが前面で出てきているのがらしいところです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553541 |
渋くて通好みというイメージがある室内楽というジャンルの中にあって、ひときわ華麗なイメージがあるピアノ三重奏曲ですが、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲は、まさにそういったイメージにぴったりの作品です。各楽器、とりわけピアノパートには協奏曲の独奏パートと同等レヴェル、第一級の腕前の持ち主でなければ太刀打ちのいかぬ、「弾く方は過酷にして聴く方は大満足」の名人芸を要求するものとなっていて、聴き応えは満点といえましょう。全篇を通じて「華やか・軽やか・カッコいい」の三拍子が揃っており、ちょっと泣かせるけど、決してベタベタにはならない程よい感傷性も耳に心地よく、いかにも良家のお坊ちゃまの作品らしい仕上がりです。(2002/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555063 |
アトス三重奏団は、2003年に創立、2006年第6回グラーツ・シューベルト&現代音楽コンクールで優勝するなど、世界中で絶賛されている気鋭の三人組です。アルバン・ベルク弦楽四重奏団に師事、今までにもヘルツォーゲンベルクやスークなどのピアノ三重奏曲をリリースしていますが、今回はメンデルスゾーン(1809-1847)で勝負します。ロマンティックの極みのような2作品、彼らは説得力ある演奏ででぐいぐい迫ります。歯切れのよいピアノ・パート、美しいヴァイオリン、重心の低い安定したチェロ。これは素晴らしい1枚です。(2011/06/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777505-2 |