メンデルスゾーン, フェリックス(1809-1847)
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美しく、自然なメロディーの一つの典型パターン、それはリズム的に似たような音型を、音程を変えながら繰り返すことです。この盤では、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」(20世紀に生まれのメロディーの中の最上のものの一つでしょう!)、あるいはグリーグの「ソルヴェイグの歌」、チャイコフスキーの「白鳥たちの踊り」、さらにはドビュッシーの弦楽四重奏曲までに、その優れた例を聴くことができます。和声的に、対位法的に充実した伴奏に支えられながら、一つの耳慣れたパターンが、少しずつ彩りを変化させ繰り返されていくとき、無上の心地よさが訪れます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556602 |
メンデルスゾーンの協奏曲といえば、あのヴァイオリン協奏曲だけが突出して有名ですが、ピアノ協奏曲はそれに負けず劣らず作曲者の育ちの良さを感じさせる、爽やかで美しい音楽です。特に後半でピアノが高音域で煌めくようなパッセージを出すあたりは、ほとんど夢心地の美しさです。爽やか路線で行けばもう一つ、グリーグの「晩春」もまた絶美の名作です。弦楽器でちょっと長めの旋律を、趣きを変えて二回繰り返すだけの曲ですが、明と暗のバランスが絶妙で、この切なさは一度聴いたならば、いつまでも貴方の耳を離れないことでしょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556613 |
当盤はややマイナーで秘曲度の高い名曲が多いのが特徴で、その筆頭となるのがラフの「ノットゥルノ」です。単純なリズムにのった口ずさみやすいメロディーが、様々な装飾に彩られて歌われますが、特に「必殺の対旋律」を伴う部分は、まさにお手本通りの名曲です。他にもほんわかするような暖かさをもつグノー、ヒンヤリとした冬の朝の空気を感じさせるようなシベリウス、さらには「これが小学校でピコピコ吹いていた楽器?」と思うような雄弁さで歌い上げる、サンマルティーニとテレマンのリコーダー曲二題など、多彩な楽曲をお楽しみ下さい。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556604 |
この盤では二人のチェコの作曲家に注目しましょう。シブくてしかも感傷的という難しい路線を貫徹したのは、チェコ作曲界の第一人者、ドヴォルザークの「アメリカ」の第2楽章です。一貫して奏でられる簡素な伴奏にのって歌い上げられる土臭い旋律は、何と耳に懐かしく響くことでしょうか。そしてもう一人は、優れたヴァイオリニストでもあったドルドラです。比較的マイナーな存在の彼ですが、ここではピアノ・ソロで演奏されている彼の代表作「思い出」に聴く、ほどよく甘いサロン音楽風の味わいは、古き良き時代を感じさせてくれます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556607 |
作曲家としてのラフマニノフの評価はその時代によって結構まちまちですが、ピアニストとしてのラフマニノフは、常に称賛され続けています。残存する最も初期の記録においても、その才能の輝きは褪せることがありません。今のように長時間録音が不可能であった時代に於いて、曲のどこを録音するかについても熟考を重ねたようで、ここで聴けるベートーヴェンの変奏曲も、最高の部分を聴かせるべく、最良の選曲がなされています。(2011/07/13 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.112058 |
ラフマニノフ(1873-1943)のビクター録音集もこれで第3集となります。今作は彼が初めて電気的録音を行った1925年から、亡くなる前年の演奏までを収録。全て小品ですが、これらは聴衆から大変愛された作品群であり、またラフマニノフの「完璧主義」が表出された最良の録音でもあります。最も有名な「前奏曲 Op.3-2」での素晴らしい表現や、2つのクライスラー作品の編曲版での、年月を経た表現の熟成など、聴くべきところの多い1枚です。全2作も含め、これら歴史的録音における優れたマスタリングも評価されています。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111397 |
1917年、十月革命を逃れるために全てを捨ててアメリカに渡ったラフマニノフは、すぐに新しい生活のために資金を調達するコンサートを始めました。それを知ったトーマス・エジソンは彼を出来上がったばかりのレコーディング・スタジオに誘い、多くの録音を行いました。しばらくは良い関係を作っていたラフマニノフとエジソンレコード社でしたが、そのうち、ラフマニノフが承認しなかった録音が発売されてしまったことが原因で関係が決裂、以降、ラフマニノフはビクタートーキングマシンへ移ることとなりました。このアルバムではエジソンレコード社への最後の録音と、ビクタートーキングマシンへの初期の録音を聴くことができます。(2018/07/27 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111408 |
「好きなメロディーを思うがままに歌いたい!」というカラオケ精神は、演奏行為を支える根元的パワーです。このカラオケ精神に、最高の演奏技術や作曲技法、サーヴィス精神が加わったとき、珠玉の編曲作品が誕生します。20世紀を代表するピアニスト=作曲家であったラフマニノフの名調理を、心ゆくまで御堪能下さい。原曲以上にシャレっ気たっぷりの「愛の悲しみ」や、超絶技巧の「熊蜂の飛行」といった定評ある名編曲から、ほとんど録音されることのない「ハンガリー狂詩曲」のカデンツァや「アメリカ国家」まで収めたお得盤です。*8.220093の再発売品(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550978 |
ロマン派の指揮者の中でも、とりわけそのロマンティックな解釈で名をはせたのがメンゲルベルクです。楽曲の中に標題を見出し、一つの物語としてオーケストラに語らせることを意図し、実際、音楽自体もストーリーに合わせて息づき、うねり、歌わせたのでした。その彼が、ロマン派の先駆ウェーバーや、旗手ベルリオーズ、そして巨星リストに多大な関心を寄せたのは当然のことでした。曲に潜む標題的側面を浮き彫りにしたロマンティックな解釈だけでなく、各楽器のピッチや音色の表出にまで神経を注いだメンゲルベルクの卓越した手法が余すところなくとらえられた一枚です。(2002/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110853 |