ミャスコフスキー, ニコライ(1881-1950)
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27曲の交響曲で知られるロシアの作曲家ニコライ・ミャスコフスキー。このTOCCATAレーベルでのシリーズでは、あまり耳にすることのない彼の声楽作品に焦点を当てています。第2集にはバリトンとピアノのための歌曲を全曲収録。どれもミャスコフスキーの初期から中期に書かれたもので、テキストにはロシアの抒情詩が用いられています。また、アルバムの最後に置かれた「極地探検隊の2つの歌」は彼にとっては珍しい大衆のための歌曲であり、1930年代のソ連でブームになっていた北極開発の探検家たちの偉業をテーマにしています。とりわけ第1番で用いられたミハイル・スヴェトロフの詩は、プロコフィエフも曲を付けるなど当時大きな人気を博していたものです。(2023/07/14 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0667 |
近代ロシアを代表する2人の作曲家、ミャスコフスキーとグラズノフのチェロ作品を集めた1枚。ミャスコフスキーは27曲の交響曲を作曲したことで知られる人。ペテルブルク音楽院ではプロコフィエフと同級であり、学生時代から意気投合し、生涯にわたる友情を結んだというエピソードも知られます。19世紀初頭には先鋭な響きを模索しましたが、1930年代には政府の方針もあって、若干古典的な作風に戻っており、ここで聴ける2曲のチェロ・ソナタも調性感を持つ聴きやすい音楽になっています。グラズノフも生涯保守的な作風を守った人で、作品はどれも平穏な雰囲気を持っています。とりわけこの「2つの小品」は民謡風の旋律を自由に扱った美しい作品。「吟遊詩人の歌」も哀愁溢れる魅力的な小品です。スウェーデン=デンマーク人チェリスト、アンドレアス・ブランテリドの美音をお楽しみください。dB Productuinsから多数のアルバムをリリースするスウェーデンのピアニスト、フォシュベリの伴奏も聴きどころです。(2020/09/11 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573985 |
近年注目が高まる作曲家、ニコライ・ミャスコフスキーのチェロ作品を中心に収録した1枚。主に20世紀前半に活動し、27曲もの交響曲を書き上げたミャスコフスキーの音楽は、生涯にわたり親交を結んだプロコフィエフからの影響も感じさせながらも、後期ロマン派の作風に実験的な要素を融合させたものです。彼のチェロ協奏曲は1945年の作品。ソビエトの若いヴィルトゥオーゾ世代のためのレパートリー拡充という目的のために書かれており、瞑想的なLento ma non troppoで始まり、展開部の代わりに短いソロのカデンツァが置かれるというユニークな構成で、憂鬱な雰囲気の第1主題と、明るく情熱的な第2主題が絶妙なバランスを保っています。続く第2楽章はロンド形式で、3連符の躍動する主旋律と2つの緩やかなエピソードが特徴。華やかなカデンツァの後、冒頭の主題が再び登場し、瞑想的なコーダへと導かれます。他にはミャスコフスキーの2曲のチェロ・ソナタと、彼がオーケストレーションの技術を学んだリムスキー=コルサコフに、和声と対位法を学んだリャードフの作品が配されています。幅広いレパートリーを持つことで知られるチェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュの演奏で。(2023/02/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555420-2 |