ムートン, ジャン(1459-1522)
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神聖ローマ帝国のカール5世もその曲を愛した天才ジョスカン・デ・プレを中心に、音楽芸術が一つの頂点を示した15~16世紀のフランドル地方の音楽に興味がある方には格好の、また様々な学術的研究材料を提供する一枚です。アラミレとは偽名で、写譜や楽譜の装丁などを生業にし、各国の王家との接点も持ち、英国のスパイまでやったインホフという人物。彼の楽譜の仕事のおかげで声楽を中心にポリフォニーを存分に味わえる当盤、演奏するカピラ・フラメンカは、この地域の男声歌手を集め、当時の演奏様式を追求する、正にスペシャリスト集団です。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554744 |
【管楽合奏も導入、16世紀の実像に迫ったフランドル楽派の秘曲】地中海周辺諸国のバロック作品を、比類ないパッションと精緻な解釈を兼ね備えた名演で聴かせ話題を呼んできた、アルゼンチン出身の指揮者レオナルド・ガルシア・アラルコン。近年は古典派以降の管弦楽作品の解釈でも注目すべき実績をあげていますが、今回の演目は意外にもルネサンス。フランス語圏ベルギーの主要都市の一つナミュールに拠点を置く実力派集団ナミュール室内合唱団と共に、同市が出身地と言われる名匠アルカデルトのミサ曲を中心とした選曲をお届けします。英国のタリスやスペインのカベソン、オルティスなどと同世代のアルカデルトは、若くしてローマ教皇庁のシスティナ礼拝堂ジュリア聖歌隊に加わり、そこで長く活躍した後にフランス王アンリ2世やシャルル9世に仕えた大家。『最後の審判』の芸術家ミケランジェロとも親交があったと言われています。今回の演目は聖母マリアにまつわる作品が集められており、中心を占めるのは同じく教皇庁で活躍したフランス語圏出身の作曲家ジャン・ムートンによるクリスマス音楽の旋律を軸に作曲された「ミサ・ノエ・ノエ」。アラルコンは4声の端正な多声展開に複数の木管コルネットとトロンボーンからなる合奏、さらにリコーダー、ドゥルツィアン(ファゴットの前身)、オルガンといった楽器を添え、教皇庁やフランス王室など強力な為政者のもとで活躍したアルカデルトの在りし日を彷彿させる壮麗な響きを再現。古楽器ならではの純正な和声の美しさ、決して迫力に頼らないしなやかな音作りで、多声音楽ならではの魅力を存分に味わわせてくれます。バッハ解釈にも定評があるアラルコンならではの精緻な解釈に惹きつけられる名演です。(2023/10/06 発売)
レーベル名 | :Ricercar |
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カタログ番号 | :RIC456 |
16世紀ドイツのリュート奏者・作曲家、ゼバスティアン・オクゼンクンが編纂した「リュートのためのタブラチュア集」は、ラテン語のモテット、ドイツ語の詩篇と歌、イタリアとフランスの曲を含む当時最先端の音楽をリュート独奏用に編曲して1558年に出版されました。ジョスカン・デ・プレを筆頭にニコラ・ゴンベールやイオアネス(ヨハネス)・ムートンなど、当時の宮廷で流行した音楽をうかがい知ることができます。オクゼンクンはプファルツ選帝侯のオットー・ハインリヒお抱えのリュート奏者。当時のリュート用編曲(インタブレーション)は、多声音楽を2声か3声に編曲するのが通常でしたが、リュート奏者のアーレントと歌手のクリストフ・ブルメスターはオクゼンクンのアレンジが声のパートを付け加えるのに向いていると考え、独自に歌のパートを加えています。ここではドロテー・ミールズとヤン・コボウによる優れた歌唱を聴くことができます。(2022/01/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555267-2 |
基本的には無伴奏、時にそっとオルガンが参加するというこの美しいコーラスによるクリスマス・アルバム。歌っているのは現代の合唱団の中でも最もエキサイティングな活動をしているエローラ・フェスティバル・シンガーズです。ここでも歌われている作品はルネサンス時代のポリフォニーから、現代曲までと幅広く、どの時代の曲も分け隔てなく?丁寧に扱われています。有名な曲を聞きたければ、「オー・ホーリー・ナイト」か「まきびとひつじを」あたりから。ひたすら声の神秘を聴きたければオルガンなしの曲から…クリスマスが終わっても、「癒しの1枚」としてお手元に置いてください。人間の声の美しさにただただ感動できるアルバムです。 《エローラ・フェスティバル・シンガーズのクリスマス・アルバム「クリスマスの神秘」…8.554179》(2014/12/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573421 |
【ALPHAレーベルの豊富なカタログから、クリスマスにちなんだ作品を集めて。飛び出すツリーの仕掛け付き!】ラザレヴィチらによるフランスの古いクリスマス曲を集めたアルバムを中心に、伝統的なクリスマスの曲で編成されたDISC1と、クリスマスをイメージさせるクラシック作品を集めたDISC2の2枚組。美しく聴きやすい内容ですが、演奏しているメンバーはALPHAが誇る超一流のアーティストたちばかりです。開くとクリスマス・ツリーが立ち上がる可愛らしい特殊ケース入りで、プレゼントにもぴったり。プレス切れ久しい南フランスの17世紀クリスマス曲集(Alpha117)からのトラックや初収録「きよしこの夜」など、DISC1は特にAlphaならではの内容となっています。(2019/11/22 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA571 |
アルバムのタイトルのリーメンシュナイダーは、ゴシック期を代表するドイツの彫刻家。死後、一度は忘れ去られましたが、19世紀に復活。今や、例えばロマンチック街道巡りでは欠かせないものになるなど、その作品は現代人を魅了しています。当盤は、彼が生きた時代の最良の作曲家たちを中心に、まだ素朴さが残る数々の歌を厳選し、当時の楽器のコピーと男性歌手で再現します。踊りの音楽から、酒や愛の歌など内容は多岐にわたります。かの有名な、イザーク作曲「インスブルックよ、さようなら」も収録。聴き手を中世ドイツの世界に誘います。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557138 |
「内省と瞑想の名曲集」は、人の声を使う合唱ならではの音楽の魅力を余す所なくお届けします。「ミゼレーレ」は「私を憐れんでください」の意味。システィナ礼拝堂の秘曲として伝えられた1アレグリ作品は、幼いモーツァルトが一度聴いただけで暗記してしまったという逸話で余りにも有名ですが、20世紀末になって癒しの音楽として大ブレイク。しかしこの美しさならそれも納得の名曲。全ての収録曲がバッハ以前の音楽ですが、時代を超えて人類が同じ感情を共有していることに感動を覚える、いつまでも古びない名曲をお楽しみください。(2001/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556712 |
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)の歿後500周年にあたり、中世~ルネサンス音楽を多角的なアプローチで「いま」に甦らせてきたフランスの精鋭集団ドゥース・メモワールがおくる充実企画……書籍型ブックレットにはレオナルドの絵画作品10作を中心に美しいカラー図版が満載、この画家の生きた時代にイタリアで知られていた音楽の数々を耳で愉しみながら、ルネサンス絵画と音楽とがどのように関わっていたのか、彼らの目線から周到に解き明かしてゆきます。徹底した時代背景への研究と音楽学的見地から確かな実績を重ねてきたドゥース・メモワールだけに、選曲は絶妙。フランドル楽派とイタリアの緊密な関係も含め、ルネサンス音楽の知られざる側面までも光をあてずにおきません。演奏の精妙さも特筆に値します。「秘められた音楽」という表題にかかわる解題(国内仕様は訳付)も興味深く「読み解いてこそ」のアルバムであると言えるでしょう。ルネサンス芸術がいかに「耳だけ」「眼だけ」では真価にたどりつけないものだったか、さまざまな角度から実感せずにおれない充実企画です。(2019/05/17 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA456 |