スクリャービン, アレクサンドル(1872-1915)
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トルコのアンカラで生まれ、3歳からピアノを学び始めたイディル・ビレット。数々の偉業をこなし、世界的な名声を獲得しています。彼女の演奏はいつも個性的で、狂おしいほどに好きになるか、もしくは激しく拒否反応を起こすか…のどちらかになるようです。そんな彼女にぴったりのレパートリーがこのスクリャービン。もともと、麻薬的な魅力を持つこれらの作品ですが、これをどのように料理しているかをぜひご自分の耳でお確かめください。(2015/02/25 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571302 |
ドイツ出身のピアニスト、ブルカルト・シュリースマン。フランクフルト音楽・舞台芸術大学で修士号を取得したのち、シューラ・チェルカスキーとブルーノ・レオナルド・ゲルバーのマスター・クラスに参加、1984年頃からピアニストとして活動をはじめました。プロのスキューバダイバーでもあり、水中で聴こえる音についての研究を行うことで知られています。彼はまた、21歳の時に全オルガン作品を暗譜演奏したほどJ.S.バッハを尊敬しているといい、2012年に録音されたバッハ・アルバム(DIVINE ART DDC25751)も思慮深く真摯な演奏が評価されています。そんな彼のこの3枚組アルバムには、今回は初出となるブゾーニ編のバッハ:シャコンヌ、ベルクのピアノ・ソナタと、1990年代から2000年にかけてBayer Recordsからリリースされた「スクリャービン・アルバム」などの名演をリマスターしたものを収録。完璧主義者として知られるシュリースマンならではの表現をじっくりと楽しめます。(2021/09/10 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA21373 |
(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Charade |
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カタログ番号 | :CHA3029 |
ブルガリア生まれのピアニスト、アンナ・ペトロヴァ。マンハッタン音楽院で博士号をとり、オラシオ・グティエレスやアンドレ=ミシェル・シュープに師事。現在ケンタッキー州のルイヴィル大学でピアノを教えながら、ソリスト及び室内楽奏者として演奏しています。また、難民支援活動では国連から表彰を受け、アメリカのテレビ番組で現代アメリカを代表する「クリエイティヴな女性」の一人として紹介されるなど、注目されています。このアルバムではラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービンに母国ブルガリアのヴラディゲロフの作品を演奏、作品に込められた「スラヴの心」を伝えようとしています。ペトロヴァによれば、心という単語はギリシャ語を語源とし、ドイツ語の「Herz」に代表されるように”振動する”という意味を持ちます。この演奏ではそんな彼女の心の震えが伝わります。(2022/04/15 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM383 |
こちらはアンドレーヴァによる、ベートーヴェンからプロコフィエフに至る「ピアノ・ソナタ」を巡る1枚です。通常、3楽章からなる古典的なソナタ形式が、やがて4楽章に拡大され、少しずつ崩壊していくというプロセスを逆手にとり、彼女はベートーヴェンのソナタの中でも珍しい「2楽章」のソナタでこのアルバムを始めます。次に置かれたスクリャービンの曲は単一楽章の中に、精巧なソナタ形式が隠されています。圧巻はプロコフィエフのソナタ。古典的な4楽章の構成の中に、多くの試みが仕組まれたプロコフィエフの初期の名作を、アンドレーヴァは軽快に弾ききっています。ボーナス・トラックに収録されたドビュッシーの「版画」はソナタではありませんが“ソナタ”の新しい形の可能性を探るために、彼女が選曲したということです。 (2017/02/17 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25140 |
ロンドンで生まれ、数多くの作品を世に送り出している作曲家デイヴィッド・マシューズ(1943-)。このアルバムは彼の弦楽四重奏曲全集の第3集です。ここには比較的初期の作品が収録されていて、ベートーヴェン、バルトーク、ブリテン、ティペットなどの偉大なる弦楽四重奏の系譜を学びつつ、どのように対位法の技術を修得していったかをつぶさに見ることができるというものです。第2番の弦楽四重奏曲には、ミニマリズムの影響も感じられるなど、この時代に流行していた音楽スタイルも伺い知ることができ、とても興味深いものです。「鏡のカノン」も対位法習得のための小品。スクリャービンの前奏曲第4番はかれの弟コリンの誕生日の贈り物ととして編曲されたもの。彼ら兄弟が10代の時に強く影響されたスクリャービンへの賛辞の気持ちが込められているのだそうです。【第1集…TOCC0058, 第2集…TOCC0059】(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0060 |
2008年ハエン国際コンクールの覇者、ユンイ・キンは1992年、中国生まれの17歳。すでに中国国内では天才ピアニストとして知らない人がないくらいの人気者です。彼女の演奏はとても個性的。もちろん輝くような音色と超絶技巧は備えていますが、作り出す音の響きが何ともユニークなのです。例えばモーツァルトのK.573。この曲の主題である「デュポールのメヌエット」だけ取ってみても、テンポの揺らし方や独特のペダリングから醸し出される響きは、彼女の並々ならぬ才能を感じさせてくれるものです。古典から現代作品まで様々な作品を揃えたこの1枚は、まさに彼女の音楽の総合カタログ。今後、このカタログがどんどん厚くなるのを願うことにしましょう。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572341 |
それまで14年間に渡って優勝者を出すことのなかった「ドイツ音楽コンクール」が、2008年にようやく認めたピアニストが、このアレクサンダー・シンプでした。その後、ベートーヴェン国際コンクールで入賞し、2011年にはクリーブランド国際ピアノコンクールでドイツ人として初の優勝を飾るなど、着々と大物ピアニストへの道のりを歩む彼のOEHMSレビュー・アルバムとなります。すでにGENUINレーベルで「モーツァルト、ベートーヴェン、ドビュッシー、アルベニス・アルバム」をリリースしているシンプですが、この新譜では曲の選定にもアイデアを盛り込み、一見ばらばらに見える3人の曲の根底に横たわる「暗部」のようなものに光をあて、一つのストーリーを紡ぎだすことに成功しています。テクニックや表現力は持ち合わせていて当たり前。という現代のピアニストたち。一つ抜きん出るためには、特別の才能が必要なのであるということを強く感じさせる1枚です。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC867 |
「100万ボルトの笑顔にセットされた恐るべき指」とダラス・モーニングニュース紙で絶賛された若きピアニスト、ショーン・チェン。彼は1988年にアメリカ、フロリダ州で生まれ、幼い頃からピアノを始め、大学に入学する以前からすでに各地で高い評価を受けていました。ピアノの演奏能力だけでなく、並外れた知性を有している彼はジュリアード音楽院だけでなくMIT、ハーバード大学など並み居る名門校で勉強する機会を得たのですが、結局は音楽の道を選択、2012年、リーズ国際ピアノコンクールでセミファイナリストとなり、続く2013年の第14回ヴァン・クライバーン国際コンクールで入賞、他にも数多くのコンクールで素晴らしい成績を収めています。このアルバムは、彼のデビュー・アルバムであり、幅広いレパートリーを持つ彼のほんの一面を垣間見せてくれるものです。スクリャービンの神秘性とラヴェルの色彩感、これらをうまく引きだしつつ、現代的な味付けをしているところが何とも素晴らしいひとです。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30029 |