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カッチーニ, ジュリオ(1551-1618)

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  • カッチーニの音楽会

    【カッチーニとその娘たちの活躍を辿る充実の2枚組!】『麗しのアマリッリ』を筆頭に、17世紀初頭のイタリアにおける通奏低音つき独唱曲の発展に大きく寄与したジュリオ・カッチーニ。生前は当人も歌手として有名でしたが、二人の娘や息子も音楽家として活躍、作曲家として注目すべき業績も残しています。父ジュリオの歌劇《エウリディーチェ》が録音デビュー作で(RIC269)、生前の作曲者と同じく自ら通奏低音楽器を弾きつつ独唱者としても活躍する才人ニコラ・アクテンは今回、自身の楽団であるスケルツィ・ムジカーリと共にカッチーニ父娘の偉業をCD2枚にわたってじっくり追求。解説文や歌詞の英仏独語訳はもちろん、充実の通奏低音陣が駆使する弓奏弦楽器7種、撥弦楽器21種、鍵盤楽器3種を全てカラー写真入りで紹介した80ページに及ぶライナーノートを添え、最新の音楽史研究を踏まえた充実の録音を実現しました。「カッチーニのアヴェ・マリア」として広く知られた現代作品にも触れながら、父の傑作群ほか二人の娘の驚くべき才能も緩急鮮やかに伝えてくれます。バロック音楽の本質たるイタリア声楽の真相に迫る、RICERCARならではの待望企画と言ってよいでしょう。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC463

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    AKOE~古くて新しい音楽~中世からルネサンスの名曲を古楽器による新しいアレンジで

    マドリードに本拠地を置き、古楽とジャズ、即興を組み合わせた演奏形態で活動するアンサンブル、タラセアのデビュー・アルバム。「タラセア」とは、グラナダに伝わる工芸品の寄木細工のこと。スペインに住み、ルネサンス期スペインのギター型撥弦楽器ビウエラを巧みに操るドイツ人ライナー・ザイフェルトを中心に、サヴァールのアンサンブルの常連であるフルートとリコーダーのスペシャリスト、ベレン・ニエト、そしてジャズやフラメンコで活躍するダブルベース奏者ミゲル・ロドリガニェスというメンバーです。このアルバムには、彼らの活動の先人ともいえるセルパンでジャズを奏でる奇才、ミシェル・ゴダールも参加。洋の東西を超えた様々な打楽器を奏でるダヴィド・マヨラル、スペインの若きシンガー兼パーカッショニスト、イサベル・マルティンのサポートを得て製作されました。(2020/03/27 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA597

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    Message for you - メッセージ・フォー・ユー(水野佐知香/神谷百子/赤塚博美)

    ヴァイオリン、マリンバ、電子オルガン。この個性が異なる3台の楽器が紡ぎ出す調べは、驚くほどに豊かな響きと優しく深い表情を持っています。ヴァイオリンが奏でる抒情的な歌、自然な温かさを感じさせるマリンバの音色、この2つを包み込み壮大な音色を加える電子オルガン。奇跡的な融合から生まれた“メッセージ""は、アルバムの作り手から、全ての音楽を愛する人へと伝わることでしょう。(2018/04/27 発売)

    レーベル名:NOF
    カタログ番号:NYCC-13004

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    イタリアのドラマティック・ラメント集

    17世紀イタリアで好まれたラメントは、音楽家のパトロンたちのために書かれた、詩と音楽のコラボレーションとも言えるジャンルでした。楽譜上ではシンプルなメロディーと伴奏の骨格だけしか記されていませんが、演奏家たちは、あたかもジャズの即興のように音楽を自由に飛翔させます。当盤でナクソスが自信を持ってご紹介するアメリカの古楽グループ、キャタクースティック・コンソートも、個性的な絶妙の技を見せてくれます。時代を超えて聴き手の涙を絞ってきた「アリアンナの嘆き」や、このジャンルでは最高の愛の歌「麗しのアマリッリ」など、名曲揃い。歌が入らない「パッサカリア」なども聴き逃せない質の高さ。演奏家の違いによる音楽の変化をお楽しみください。(2005/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557538

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    落葉の頃 - 英国ルネサンス末期の鍵盤楽曲を、16世紀イタリアのオリジナル・ヴァージナルで(ヌーティ)

    【芳醇な美音!イタリア音楽の影響を受けつつあったルネサンス末期の英国音楽を、当時の響きのままに】『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』や『パーシニア』など重要な曲集の存在もあり、イギリスは16世紀エリザベス朝時代から17世紀初頭にかけて鍵盤音楽発展の重要な拠点だったことが知られています。同時代のイタリアやドイツ語圏の一部とは違い、バロックの作法にあまり影響を受けないまま、ルネサンス様式が17世紀もかなり遅くまで保たれていたのがこの時期の英国音楽の特徴ですが、やがて音楽史研究が進むにつれ、ダウランドの交流やフェラボスコ1世の渡英など、この時期の英国音楽にもさまざまなかたちでイタリア音楽からの影響が見て取れることも分かってきました。このアルバムではArcanaですでに何作かのアルバムをリリースしているイタリア古楽新世代の名手ジュリア・ヌーティが、フィレンツェのルチェッライ宮の天井裏から見つかった16世紀末イタリア製のヴァージナル(卓上に置く小さなチェンバロの一種で、イタリアではスピネットともアルピコルドとも呼ばれていました)という貴重なオリジナル楽器で演奏。当時エリザベス1世もイタリア製の鍵盤楽器を所有していたことが判っており、英国人たちが南国の銘器で心ゆくまで愉しんだであろう響きを当時のままに味わえます。イタリア式のチェンバロから聴こえてくることの多い鋭角な響きよりも、むしろ一音一音に豊かさが宿る芳醇な音色が特徴的で、これら英国人作曲家たちの小品群のイメージの知られざる一面に触れることができるでしょう。400年以上の年月を越え、昔日の南北交流に思いを馳せたい一枚です。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A532

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    カッチーニ/F. クープラン/ヘンデル:バロック室内楽作品集(フィオーリ・ムジカーリ・オーストリア)

    アラベスクとはイスラム美術発祥の幾何学模様で、その多くは絡み合う植物の蔦や茎を図案化したものです。このアルバムでは西洋のバロック音楽、特に中南部ヨーロッパの音楽と、中東の音楽、イベリア半島のセファルディ伝承の音楽を組み合わせ、その地域間の民族移動などの関係性を探っていきます。例えばヘンデルがイギリスではなくスペインに移住していたとすれば・・・そんな観点から編曲が施された歌劇《アルチーナ》のアリアなどは聴き手の想像力に強く働きかけることでしょう。他にもチェンバロ奏者のマリンカ・ブレシェリが趣味のよいアレンジを施した哀愁漂うセファルディ伝承曲やギリシャの伝承曲など多彩な音楽が並べられています。演奏するフィオーリ・ムジカーリ・オーストリアは古楽器とさまざまなパーカッション、歌によるアンサンブル。今作ではワールド・ミュージックの分野でも名高いウードの名手、アルワ・サレハも演奏に参加、更なる彩りを加えています。(2022/10/28 発売)

    レーベル名:Gramola Records
    カタログ番号:Gramola99279

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    カッチーニ/バッサーニ/ルッツァスキ/ボニッツィ/テルツィ/メールロ:声楽リサリタル(インヴェルニッツィ)

    (2010/05/01 発売)

    レーベル名:Divox
    カタログ番号:CDX-70202-6

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    カッチーニ/フレスコバルディ/メールラ/モンテヴェルディ:17世紀イタリアの声楽作品集(ディ・ラッチオ/コルデッラ)

    17世紀初頭から18世紀半ばまでの音楽は、総じて「バロック=ポルトガル語で“いびつな真珠”」音楽と呼ばれます。しかし、その当時の作曲家たちは自らのスタイルを決して「バロック」であるとは考えていませんでした。このアルバムに収録された音楽を聴いてみても、全く「ゆがんだ、不規則な」という感想を持つことはないでしょう。歌手ガブリエラ・ディ・ラッチオ自身がブックレットでも説明している通り、この時代の音楽はルネサンス時代の技術的な複雑さと規律から脱却し、比較的単純な和声進行を伴う、自由な感情を表現するのにふさわしい形式によって書かれており、まるでロマン派の音楽のように劇的な感情を表出することができるものです。とりわけイタリアで発達したオペラと通奏低音は、当時のヨーロッパ全体に大きな影響を与え、数多くの作曲家がイタリアの様式を取り入れた作品を書きました。このアルバムに収録されているのは、当時のイタリアを代表する名作で、超絶技巧を要するアリアや悲歌は高い人気を誇りました。ディ・ラッチオが見事に全曲を歌い上げています。(2020/01/17 発売)

    レーベル名:Drama Musica
    カタログ番号:DRAMA006

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    言葉と音楽の融合により生まれた16~17世紀フィレンツェの作品集(アモ/メナ/ラルモニア・デッリ・アフェッティ/ウエウバーノ)

    (2021/11/12 発売)

    レーベル名:IBS Classical
    カタログ番号:IBS-132021

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    ベニャミーノ・ジーリ - カーネギー・ホール・リサイタル(1955)

    65歳になったジーリは55年にカーネギー・ホールで3回にわたる引退リサイタルを行いました。このCDはその3回の演奏会の模様が収められた、ザ・ジーリ・エディションの完結編です。彼のトレード・マークであった甘い声、自然な呼吸のように流麗にメロディー・ラインを構築する技、張りのある高音、そしてなにより弱声の際立った美しさ、それらはカーネギー・ホール最後の舞台においても、全く衰える兆しを見せませんでした。取り上げられた曲は、いずれもそういったジーリの唱法がいかんなく発揮される曲ばかりですが、とりわけトラック[6]の「ローエングリン」の耳元で囁くかのような弱声は、「引退記念」というイベントを抜きにしても、名唱の筆頭に数えることができるでしょう。(2007/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111104