グリペンベリ, ベルテル(1878-1947)
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シベリウスの没後50年を記念して、ナクソスは彼の歌曲集をお届けします。この作曲家の人気は、決して派手なものではないものの、衰えることはありません。しかし、管弦楽曲や、同じ声楽でも合唱曲などに比べると、独唱の歌曲は、演奏機会も極めて少ないのが現状です。作曲家の最も内面の世界を音にしたといえるこれらの小品は、シベリウスならではの静かな抒情にあふれています。世界初録音の5曲にもご注目ください。この抒情的な旋律をオペラティックな美声で朗々と歌い上げるユルム、シフラに師事した経験があり膨大なレパートリーを誇るソメロと、2人のフィンランドを代表する音楽家たちの演奏でどうぞ。(2007/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570019 |
オペラを中心に大活躍中のフィンランドのテノール、ユルムが持ち前の朗々たる声で歌いあげる、シベリウスの歌曲集の第2集です。第1集同様、幾つかの歌曲は世界初録音となる点だけでも貴重なアルバムとなります。あまり顧みられない歌曲を聴くことで、シベリウスという作曲家の内なる声に、耳を傾けてみてはいかがでしょう。冒頭、ピアノの華麗なイントロに導かれて登場するのは、誰もが知る名旋律「フィンランディア讃歌」。名曲はどうやっても名曲で、たまには独唱で聴くのもオツなもの。管弦楽曲や合唱曲としても有名な「恋人よ、どこにいるの」、旋律の美しさでは出色の「わが心の歌」、ピアノが鐘の音を模した「カリオの教会の鐘」など、お薦めの小品が目白押しです。(2007/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570020 |
シベリウス(1865-1957)の劇音楽の中でも比較的地味な存在である「白鳥姫」が生まれたきっかけは、1905年にメーテルランクの戯曲「ペレアスとメリザンド」のヘルシンキ初演でした。これはシベリウスが曲を付けたものでしたが、劇で主役のメリザンドを演じたハリエット・ボッセの夫、ストリンドベリがこの音楽に大感激したことで、自作の劇「白鳥姫」にも音楽を付けてほしいとシベリウスに懇願。しかしストックホルムで初演が叶わず、結局はスウェーデンの劇場が介入し、改めてシベリウスに作曲を依頼し、1908年にようやく初演が行われたというものでした。ストリンドベリはこのお話に様々なおとぎ話の要素を取り入れたため、中心となるのは白鳥姫と魔女である継母の確執であり、王子とのロマンスというある意味普遍的な(よくあるとも言う)作品になってしまったのは、仕方ないことなのでしょう。シベリウスはこの劇に普段の作風とはちょっと違う、グリーグ風の音楽を付けています。通常は組曲版が演奏されますが、やはり全曲を聴くことでシベリウスの本意が伝わるはずです。他には、あくまでも劇音楽として完結しているためコンサートでは演奏されることのあまりない「とかげ」と、2つの朗読劇が収録されています。あまり知られていないシベリウスをご堪能ください。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573341 |