パガニーニ, ニコロ(1782-1840)
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いかにもイタリア的な明るく美しくよく歌うメロディーと、重音・ハーモニックス・投弓・左手のピツィカートの惜しげもない(というか、これでもかといわんばかりの)超絶技巧の洪水を開陳するパガニーニの協奏曲2曲です。どこまでもネアカなこの2曲、確かに同工異曲の感は無きにしも非ずですが、いずれともに第1級のエンタテーメントであることは間違いありません。底抜けに明るい代3番、ときに憂いの色も聴かせる第4番、当盤はこの2曲の省略なしの世界初録音となります。また独奏者のロージャが自作のカデンツァを披露していますが、いずれもかなりの規模をもつ力作で、本編に負けじと次々にハイテクニックを繰り出しており、これも聴きどころとなっています。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554396 |
パガニーニ(1782-1840)の「モーゼによる変奏曲」は、タイトル通りロッシーニのオペラ「エジプトのモーゼ」に触発され、1819年頃に作曲されましたが、出版は1855年になってから。どうもその時に最初に構想された「序奏」はなくなってしまい、通常聴かれるようなハ短調の憂鬱なメロディから始まるようになったようです。しかしパガニーニは、その前に華麗な「奇想曲」風の序奏を用意していたことが、最近になってパルマのパラティーナ図書館で発見された手稿を研究することで判明したのです。その中には、このCDに含まれているいくつかの作品の譜面もあり、これらはパガニーニの新発見の作品として、カタログに追加されることでしょう。またファンフォーニはこれらの作品を、パガニーニ自身が所有していた1742年製のグァルネリ「デル・ジェス」で演奏することで、作品本来の姿を追求しています。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7672 |
DYNAMICレーベルが進めている「パガニーニ作品全集」の最後から2番目となるアルバムです。5曲のうち3曲はオリジナルヴァージョンの世界初録音、1曲は完全世界初録音となり、ファンにとっても嬉しいリリースです。パガニーニはしばしば特別な調弦(変則調弦=スコルダトゥーラ)を用いられており、例えば彼のヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調は、伴奏パートを半音高い変ホ長調として出版、ヴァイオリンを半音高く調弦して演奏するように指定されていました。この理由は、輝かしい響きを得るための措置であったとも言われていますが、一説にはパガニーニが「ヴァイオリンでは演奏困難な変ホ長調をやすやすと弾いているふりをするため」とも言われています。現在ではこのアルバムに含まれる「魔女たち」などほとんどの作品がニ長調に移調されており、演奏しやすくなっていますが、ホッセンはオリジナルの変ホ長調で演奏。パガニーニの時代の響きで作品を聴くことができるようになっています。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7797 |
ヴァイオリンの魔神パガニーニは、実に優しく美しいギター音楽を数多く残しています。おそらく青年パガニーニが落ちた激しい恋の相手(名前以外全く不明)がギターを弾き、二人で演奏した甘い日々への追憶が一連の作品を生んだと考えられています。恥ずかしいくらいのラブストーリー音楽である「愛の二重奏」や優美この上ない「ソナタ」など魔神の見せた微笑に他なりません。「華麗なる変奏曲」は有名な綺想曲のギター伴奏版で、ギター独奏の短い変奏も追加されています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550759 |
ヴァイオリン史上最大のヴィルトゥオーゾであるパガニーニは、実はギターの名手でもあり、相当数のギター関連作品を遺しています。大ソナタは、本来はヴァイオリンの助奏付きですが、ギターの活躍がほとんどということで、当盤のようにギターのみで演奏されることも多くなっています。なるほど、彼のヴァイオリン曲かと見まごうばかり華麗な作品と申せましょう。一方4~12の小曲では、技巧的展開は控えめですが、その分見過されがちな、彼の豊かな音楽性が前面に出ているともいえ、聴き逃せません。奇想曲の編曲3曲も併録していますが、第11番における和音奏法など、ヴァイオリンとは違った特徴が出た、興味深いものとなっています。(2006/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557598 |
パガニーニは1813年頃から弦楽とギターのための四重奏曲を書き始め、彼の友人や知人たちに捧げました。最初の6曲はリコルディ社から作品4及び5として出版されましたが、次の10作品は未発表のままでした。1955年に第7番が出版され、後の1972年に彼のコレクションがイタリアに返還されてから少しずつ出版されています。このアルバムに収録された第6番は1816年末からその翌年初めに作曲されたと推測される作品。第11番は当時としては珍しいロ長調で書かれているものの、全体的にバランスの取れた響きに満たされた優雅な作品です。第13番は円熟期の作品らしく、リズミカルな第1主題と抒情的な第2主題、このコントラストのはっきりした第1楽章がとりわけ印象的な曲。まるでオペラのアリアを思わせる美しい旋律も至るところに現れます。作曲家の名を冠した“パガニーニ・アンサンブル・ウィーン”はパガニーニの研究家として知られる名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブルです。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7974 |
パガニーニのギター四重奏曲全集シリーズの第3集。ヴァイオリンの超絶技巧の持ち主として知られたパガニーニ。実はギターの演奏でも秀でており、一時期はギターのための作品も多く書いていました。彼のギター四重奏曲は15曲あり、どの曲もロマンティックな楽想と抒情性を備えています。第3集には1816年から1817年に作曲された第4番、第5番と、彼の友人ルイジ・ジェルミから多くの助言を受けたという第10番の3曲を収録。作品中でのギターはソロを取ったり伴奏に回ったりと、ヴァイオリンにも負けないほどの存在感を放ちます。作曲家の名を冠した"パガニーニ・アンサンブル・ウィーン"はパガニーニの研究家として知られる名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブルです。(2023/04/21 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7963 |
完璧なるヴァイオリンの巨匠、パガニーニ(1782-1840)は実はギターの名手でもありました。彼は100を超えるギターの作品を残し、この楽器の発展にも存分に寄与したのでした。この「きまぐれ(ギリビッツィ)」は1820年の秋にボット氏の魅力的な娘「ナポリの少女」のためにかかれた43の短い曲集で、当時巷に溢れていたロッシーニ、パイジェッロ、ジュスマイヤー、モーツァルト、ジュリアーニ、そしてパガニーニ自身の曲をモチーフに、技巧的で華やかな世界を繰り広げたものです。少女の名前はわかっていませんが、恐らく優秀な弾き手であり、パガニーニは心から楽しんでこの曲を書いたのではないでしょうか?ここで演奏しているスン=ホ・ジャンセンスは2005年にカーネギー・ホールでデビューした新鋭ギタリスト。彼の手にかかれば、弾けない曲などなさそうです。(2011/05/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572566 |
ヴァイオリンの超絶技巧の持ち主として知られたパガニーニ。実はギターの演奏にも秀でており、一時期はギターのための作品も多く書いていました。そんなパガニーニのギター四重奏曲は15作が出版されており、これらをすべて録音するというシリーズの第1集(CDS7912)も好評を博しています。この第2集には独創的なメロディが楽しめる第7番、よりヴィルトゥオーゾ的で、ヴァイオリニストとしてのパガニーニの魅力が存分に発揮された第14番、ヴィオラの深く印象的な音色がまるでオペラのような表現力を醸し出す第15番の3曲を収録。第1集と同じくパガニーニの研究家として知られる名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブル"パガニーニ・アンサンブル・ウィーン"による演奏でお楽しみください。(2022/05/20 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7938 |