ロングショウ, フレッド(1920-)
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「ブルースの女王」って、普通の人は淡谷のり子を思い浮かべる。でも、淡谷のり子って、全然ブルースっぽくないんだよね。歌い方が。まあ、俺は全然興味ないからいいけどさ。ベッシー・スミス、たしかにブルージーです。しかし、そんなに暗くはない。湿度も低くはないけど、ジメジメはしてない。その代わり、結構脂っぽい。好きな人は一日中聴いてもいいだろうけど、普通の人にはこってりし過ぎですなあ。でも、そこに救世主が。セントルイス・ブルースはじめ4曲で共演するサッチモです。サッチモがオブリガードで入ると不思議と脂分が中和されて気持ちいい。(2003/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120691 |
いやあ、前も書いたが、私、歌モノは日頃カーメン・マクレエやメレディス・アンブロッジオなんぞを愛聴してるもので、このベッシー・スミスとか、ダイナ・ワシントンとかは苦手なのですねえ。とは言え、日本版「ブルースの女王」淡谷のり子よりは100倍はアーシーで(でもファンキーではない、あまりにストレートだからかな)「浸透力」は高いです。ここではピアノだけの伴奏も多く、ナマのベッシー・スミスが堪能できます。フレッチャー・ヘンダーソンのピアノは丁寧で小味。この時代のブルースって、意外といわゆる12小節ブルースの典型的コード進行からはずれているのが多いのが私には収穫でした。(2004/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120702 |
私、何度も書いたけれどベッシ-・スミスのような「ガブリ寄り」系のブルース・シンガーって、あまり得意でない。ですけど、ジャズの原始形としてのブルースって、押さえとくべき必修課題ではある。いわゆる「ブルージー」な歌い方でないのが意外なところ。個人的に面白かったのが、2曲目 Muddy Water 等でのトロンボーンの「効果音」的用法。ま、J・J・ジョンソン以外のボントロは、皆、効果音的と言えばそうだけれど。思いもかけず、力任せの歌唱法によって「野暮の中の粋」みたいな感じが浮かび上がる瞬間がどのトラックにもある。こういうのが好きな人にはたまらんのでしょうな。(2004/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120725 |