レゴンディ, ジュリオ(1822-1872)
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スペイン出身で84年生まれという若さのモンテシノスは、12歳でソロ演奏会を開くという早熟ぶりで、タルレガ国際ギター・コンクールで優勝するなど、その才能を順調に開花させてきました。ナクソスへのリサイタル盤は、冒頭のアグアド作品からして、深い悲しみに包まれた音楽表現が見事。徒に技巧を振りまくのではなく、音楽に奉仕する姿勢が感動を呼びます。特にタルレガの憂愁に満ちた小品に抜群の適性を見せます。リョベートが「ソルの主題」と呼んでいるのは、実際には、かの有名な「フォリア」の旋律で、作曲者は技巧的な変奏曲に仕立てています。(2003/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557294 |
グラナダ出身で数多くのコンクール入賞歴を誇るギタリスト、ダビド・マルチネスのリサイタル・アルバムは、絶妙の語り口で聞かせます。スカルラッティでは「ソナタ ニ短調 K.32/L.423/P.14」のようにメロディーを心ゆくまで歌い上げる作品が感動もの。レゴンディやアグアドのおおらかな歌謡性の表現にも優れています。バッハは貫禄の名曲。「フォリア」もさることながら、「エスパニョレータ」の旋律は日本でもお馴染みになったシチリアーノで、聴き逃せません。現代曲の「泉と流れ」でも奏者のセンスと確かなテクニックが光ります。そして最後はタルレガのお馴染みの名曲「アルハンブラの思い出」と「涙」で締め括り、聴き手の心を優しく揺さぶってくれる。プログラミングの妙にも賞賛を贈りたいアルバムです。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557808 |
2009年、アメリカ・ギター財団による国際コンクールの覇者、フローリアン・ラルースの受賞記念アルバムです。彼は1988年に生まれ8歳からギターを学び、すでに多くのコンクールに参加、その実力は少しずつ認められている逸材です。このアルバムでは、類い稀な技巧を示すかのように、広い範囲の時代から選曲されており、この見事な選曲にこそ彼の自信が見て取れるではありませんか。ダウランドの落ち着いた響きに漂う大人の風格、優雅なレゴンディでの滑らかな音作り、そして憂愁ただようホセのソナタ、時の隙間から一つ一つ音を紡ぎ出すかのようなダンジェロの作品、様々な曲想が楽しめるコストの「劇的幻想曲」と、後から後から湧きだす才能の迸りが魅力です。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572565 |
フランス生まれのギタリスト、ティボー・ガルシアは弱冠20歳で、世界中のコンサート・ホールから出演を嘱望されている天才です。2013年にセビリアの国際コンクール、2014年にはホセ・トマス国際コンクールでそれぞれ優勝したのをはじめ、それ以前にも数多くのコンクールを制覇し、早くからその存在は知られていました。ギタリストで作曲家であるボグダノビッチはこの才能について「彼こそ真の名手である」と絶賛しています。このデビューアルバムでは、バッハとベリオ、そしてレゴンディの3人の作品を演奏。各々の時代様式と表現を完璧に弾きわけるという納得の表現力を見せ付けています。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :Contrastes Records |
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カタログ番号 | :Contrastes6201407 |
2017年、ドイツで開催された「ハインツベルク国際ギター・コンクール」の優勝者ヴォジン・コチチのリサイタル・アルバム。1990年セルビアで生まれ、チューリヒ音楽大学で学士号を取得、現在もチューリヒで研鑽を積んでいます。すでにソリストとしてオーケストラとも数多く共演をこなすなど幅広く活躍していますが、このアルバムではバッハの無伴奏パルティータ第2番全曲(彼自身の編曲による)や、レゴンディ、ポンセ、パシェツニーなどの技術的に困難なレパートリーに挑戦、なかでもポンセの長大なフーガや、パシェツニーの複雑な作品(コンクールでの課題曲)での指裁きに思わず聴き入ってしまうほど、魅力的な演奏を聴かせています。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573906 |
またもや、ぴっちぴちの若手ギタリストのご紹介です。2007年、ミケーレ・ピッタルーガ・ギター・コンクールの優勝者チェク。彼は1985年ブリズレン生まれの23歳。2002年にザグレブに移り音楽の勉強を続けました。この頃より各地のコンクールを次々と制覇し国際的にも注目を浴び始めました。最近ではバルエコやブローウェルらの指導も受け、ますます期待を一身に集めている人です。ここではバッハ、ロドリーゴなど多面的な作品を熱演。天から与えられた才能を見せ付けます。(2008/11/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572033 |
1981年、スウェーデン生まれのギタリスト&作曲家ヨハネス・メラーのNAXOSデビュー・アルバムです。彼は13歳で初の公開コンサートを行い、その後はヨーロッパ、アジア、南北アメリカで500回以上のコンサートを開いています。2010年だけでも各国で50回もコンサートを開催(その中にはカーネギー・ホールも含まれる)した他、GFAコンサート・アーティスト・コンペティションで第1位を獲得するなど、その才能を確実に開花させています。このアルバムではバリオスやヴィラ=ロボスなどのギターのスタンダード曲や、現代曲、そして最後に自作の「遠き炎への詩」を演奏。その真価を世に問います。どの曲も素晴らしいのですが、とりわけロマンティックな曲の表現が見事です。柔らかい音色、繊細な感情表現が、冒頭のバリオスから溢れるように伝わってくることでしょう。(2011/07/13 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572715 |
2012年の第45回ミケーレ・ピッタルーガ国際ギターコンクールの優勝者ラサール・シェルアーナのNAXOSデビュー・アルバムです。彼は1988年にフランスのヴィエンヌに生まれ、6歳からギターを学び、リヨンの国立コンセルヴァトワールでペルーの名奏者ヘセス・カストロ=バルビに教えを受けます。やがてマドリット王立コンセルヴァトワールに進み、ミゲル・トラパーガに師事。最優秀の成績で卒業し、現在はザルツブルク・モーツァルテウムでマルコ・タマヨの元で学んでいます。数多くのコンクールを制覇しながら、室内楽と古楽の勉強を続けている彼の演奏は、瑞々しい音色と確かな技巧、そして溢れる歌心に満ちています。このアルバムではラモーの作品で見事な編曲の腕前も披露しています。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573226 |
ドイツ人を母親に持ち、イタリア人でギタリストの養父に育てられたレゴンディは、少年期より父子でギターの演奏活動を行った神童でした。大成功を収めていたロンドン演奏旅行中、父が持ち金の殆どを持ち逃げしてしまうという悪夢のような出来事がありましたが、その後もロンドンで活躍。クララ・ヴィークとの共演も成しています。残されたギター作品の量は多くありませんが、12の愉悦感でもわかるように、見逃せない個性を放ちます。輝かしい演奏効果で、19世紀の最も野心的なギター作品と評価し得る「10の練習曲」は20世紀末に再発見されました。その出版に関わったギタリスト自身が共感を込めて奏でます。(2001/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554191 |
レゴンディとメルツは共に、19世紀を代表するギタリスト兼作曲家であり、ショパン、メンデルスゾーン、シューマンなどロマン派作曲家のピアノ曲の影響を受けたことや、寿命が50年と短命だったこと(不思議!)などの共通点もあります。音楽も2人ともロマン派の申し子と言えるものです。レゴンディ作品の旋律美は一聴で耳に残ります。2の中間部での、タレルガの名曲「アルハンブラの宮殿」を想起させるトレモロ技法も注目されます。メルツのポロネーズは、ギターひとつで立派にポロネーズとして楽しめます。10の寂寥感など、ギターソロなればこそでしょう。レゴンディは8.554191、メルツは8.554556を併せてお聴きください。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555285 |