カーター, エリオット(1908-2012)
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アメリカのピアニスト、オリオン・ウェイスによる4つの作品集。バッハでの落ち着いた風情がスクリャービンになると一転、炎のような情念を燃やす様が見事です。すべての曲が驚異的なテクニックに支えられており、厳格なる完璧主義で曲が構成されていますが、時として溢れるが如く感情が表出。そのギャップもたまらないピアニストです。アメリカの評論家、マイケル・ファーマーは彼の音楽性を名指揮者グスタヴォ・ドゥダメルと比較して論じていますが、さて聴き手の耳には、この若き才能の音楽がどのように感じられるでしょうか。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Yarlung Records |
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カタログ番号 | :YAR78873 |
確かに、このアルバムに収録されている作品のほとんどは、メンデルスゾーンやブラームス、チャイコフスキーなどのロマン派時代の音楽に慣れている耳には奇異に響くかも知れません。これらは幾分実験的であり、時にはまるで独り言のようにしか聞こえないのですから。しかし、注意深く聞いてみると、この中にユーモアや楽しさが隠されていることに気が付くでしょう。バッハやシューマンの作品を交えながら、難解な曲をさりげなく織り込むことによって、「ほんの少しの好奇心を持つだけで越えることのできる壁」というものに気づかせてくれるジェームズ・オースティン・スミスのオーボエは、確かに様々な「DISTANCE」を取り除くものでもあるといえるのではないでしょうか。(2015/02/18 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039183 |
21世紀に入ってからギターのレパートリーは一層充実し奏者の技術も向上、エレクトリック・ギターや多重録音を導入するなど様々に発展しています。1987年に開催された第20回ミケーレ・ピッタルーガ国際クラシック・ギター・コンクールで優勝したアルトゥーロ・タッリーニも様々なギターを弾きこなす名手の一人。このアルバムではパット・メセニーのために書かれたスティーヴ・ライヒの名作「エレクトリック・カウンターポイント」を冒頭に置き、彼の友人であった亡きギタリスト、ドメニコ・アッシオーネが録音してあったテープ録音に併せソロ・パートを演奏しています。他には自身がプリペアド・ギターのためにアレンジしたケージの「ルーム」や、世界初録音を2作含むクラシック・ギターのための4曲を演奏。カンペーラの「パーカッション・スタディ」では歌やつぶやきも合わせながら超絶技巧を披露します。(2022/11/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574394 |