ウォレン, ハリー(1893-1981)
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1912年5月18日に米国・ペンシルベニア州で生まれたペリー・コモは、理髪店の見習いだった時にコンクールで優勝。36年の歌手デビュー後は、“歌う床屋さん”の愛称でも親しまれました。当盤に収録されているR・ロジャースのミュージカル《南太平洋》の2つのナンバー(<魅惑の宵>、<バリ・ハイ>)を聴けばすぐに分かるように、あたたかさを湛えた甘い低音がとにかく魅力的! しっとりとした大人のラヴ・バラードを歌えば天下無敵の存在でした。マフィアとの関係を嫌ってカジノ公演を拒むなど、スキャンダルとは縁が薄い庶民派のビッグ・シンガーとしても知られています。20代から30代にかけてのコモの名唱が堪能できるディスクです。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120599 |
1889年にオハイオで生まれたフランク・クルーミットは、ブロードウェイで活躍後、全米にラジオが普及した1920年代末に、最初はCBS、続いてNBCでレギュラー番組を持ち、これが大成功!とにかく声と話芸だけで受けなくてはならなかった時代の人だけあって、その録音盤に込められた芸達者な表現力の幅たるや半端ではありません。目を閉じて聴くと、ある時はとぼけた、そしてある時は味わい深い歌声と変幻自在の語り口から、古き良きアメリカの大衆の健全な笑い声が聞こえてくるかのようです。おしどりコンビだったジュリア・サンダーソン夫人との二重唱《ウッド・ユー・ライク・トゥ・テイク・ア・ウォーク》も実にいい味を出しています。(2002/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120620 |
空前の繁栄を謳歌していた1920年代が終わり、大恐慌へと突入した1930年にヒットしたさまざまな曲を集めたオムニバス盤です。リズミックで体が自然に動いてしまうようなナンバーから、暗い世相を癒すかのように甘く奏でられるチューンまで、いずれも実に魅力的!メイン州立大学の学生歌としても知られ、NHKの紅白歌合戦の入場の際に使われたことでも有名な()〈スタイン・ソング〉をはじめ、〈スターダスト〉、〈身も心も〉、〈明るい表通りで〉など、どこかで耳にしたことがあるメロディが次々に登場します。スタンダード・ナンバーとして今も多くの好楽家に親しまれている楽曲も収録されているので、ジャズ・ファンにもお薦めです。(2002/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120634 |
最近、どうも小気味よくスウィングするドラマーに出会えない。発端は、デニス・チェンバースなどの「千手観音系」ドラマーの跋扈にあるのではないか。勿論、デジョネットなんかはいいんだけどさ。時々彼にも違和感を覚えることがある。と思っていたら、ジーン・クルーパ。いいですねえ。ドラム主導型のバンドであり、選曲であり、演奏でありながら、全然うるさくはない。こういうドラムは、もう居なくなってしまったのかな。という訳で、スウィングとはこういうものだ、という感覚を味わいたくなったら、まずはこのあたりから、どうですかそしたらモダン期には、ケニー・クラーク、エド・シグペン、マックス・ローチあたりですかね。(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120657 |
1923年11月10日にサウス・ロンドンで生まれたアン・シェルトンは、12歳で歌手としてのキャリアをスタート。17歳の時に、バート・アンブローズのオーディションを受け、彼の楽団のヴォーカリストになり(前任者は、当シリーズでもリリース済みのヴェラ・リンでした)、ディスクやラジオを通じて、大人気を博することになります。その大きな特徴は、包容力に富んだ深々とした色合いのコントラルトの声質を持ちながら、歌詞の発音や歌い回しが明晰であるという点でしょう。BBC放送を通じて、彼女の味わいに満ちた歌声が、ドイツ軍の脅威にさらされていたロンドンや北アフリカ戦線で息をひそめていた多くの人々の心を癒したことでも知られています。(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120663 |
《ケ・セラ・セラ》や《先生のお気に入り》といった大ヒット・ナンバーや、アンドレ・プレヴィンと組んだ小粋なデュオ・アルバムなどを通じて高名なドリス・デイの若き日の快唱を集めたアルバムの登場です。ちょっぴりハスキーだけど、とってもフレッシュで愛らしい彼女の魅力が満喫できることでしょう。当盤吹き込み時のドリスは、20代半ばという若さだったわけですが、すでにバツ2だったことを考えると、この初々しさが匂い立つような歌唱スタイルは、まさに天性のものだといえそうです。《イッツ・マジック》やハリー・ジェイムスのトランペットが冴えわたる《君を想いて》等で耳にできる、甘みを含んだ訴えかけるような味わいも実に見事です。(2003/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120669 |
(2003/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120672 |
スウィンギーでノリのよいコーラスを繰り広げるミルス・ブラザースの第2集は、1934年から1938年の録音を収録。ハーモニー的には、シンプルなコーラスワークでありながら、ちっとも古びた感じがしないのには、まったくもってまいりました!〈ライムハウス・ブルース〉、〈ルルが町にやって来る〉、〈キャラヴァン〉といった後にモダン・ジャズのプレイヤーが愛奏することになるナンバーも、イタリア産の〈フニクニ・フニクラ〉も、彼らが歌うとなんと楽しげに響くことでしょう!サーヴィス精神旺盛なルイ・アームストロングと共演した4曲では、洗練されたセンスと泥臭いノリが互いに混ざり合い、独特のエンターテインメント感覚が醸し出されています。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120680 |
ケントンって、いつも書いてるように過小評価されてる。このサウンドのモダンさ、アンサンブルの切れの良さを聴いて下さいよ。バンドのテーマである Artistry in Rhythm が鳴り出すととたんにかぶさる歓声と拍手。人気もあったんでしょう。この音盤で注目されるのは、エリントンの「A列車で行こう」を録音していること。アレンジもストレイホーンのいつもの奴です。おかしいのは、tpのソロまでもクーティ・ウィリアムス完コピなこと(エンディングが少し違うが)。多分同じ譜面なのにエリントン楽団の方がサウンドがトグロ巻いてて可笑しいですね。(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120684 |
ジャンゴとグラッペリの相性はいつもながら凄い。異なる楽器のコンビというのは得てして音楽的方向性が違ってくるもので、パーカーとガレスピー、マックス・ローチとクリフォード・ブラウン、ドルフィーとブッカー・リトル等といった素晴らしい例はあるものの、相棒の早すぎる死によって途絶するか、そうでなければ、チャールス・トリバーとスタンリー・カウエルのようにコンビ解消に至ってしまうものなのですね。で、ジャンゴとグラッペリ。この2人は離れていても同じメシを食っていたのではないか、と思えるほどに相性抜群。しかも、馬場=猪木、盛田=井深、トリュフォー=ネストル・アルメンドロス、くらいの相互補完性の高さ。つくづく勉強になります。(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120686 |