ベルティーニ, アンリ(1798-1876)
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【現在、練習曲の作曲家として知られるアンリ・ベルティーニ、2つの室内楽作品】ロンドンでフランス人の両親の元に生まれたアンリ・ベルティーニは生後6か月でパリに移住し、父と兄(ムツィオ・クレメンティの弟子だった)から音楽の教育を受け、すぐに才能を開花させました。彼の父は12歳のベルティーニを神童としてイギリス、オランダ、フランダース、ドイツのツアーに連れ出し、各地で熱烈な歓迎を受けたということです。その後パリに戻り、フランツ・リストとコンサートを行う他、ショパンの友人のチェリスト、オーギュスト・フランショームともコンサートを行っています。当時は、作曲家、教師として広く称賛されましたが、穏健な作風を持つ保守的な作品は、没後ほとんど演奏の機会を逸してしまいました。このアルバムに収録された2作品はベルティーニの作品の中でも比較的知られているもので、1825年頃に出版されたピアノ三重奏曲はシューマンが『新音楽時報』にレビューを書き「流麗なハーモニーを持つ曲」と評価、「香りのよりパリのフレーズはまるでサテンやシルクのような感触を持つ」と続けました。また1835年に作曲された九重奏曲は、初演時にベルリオーズが大絶賛し、日刊紙「ル・ジャーナル・デ・デバ」に記事を寄せています。知られざる作品の復活に力を注ぐリノス・アンサンブルの演奏で。(2021/09/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555363-2 |