ガロワ, パトリック(1956-)
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【漲る緊張感の中から立ち昇る甘き香り 名手ガロワが全身全霊かけて音楽に立ち向かう】このアルバムには、19世紀後半のフランスで活躍したフランク、ピエルネ、ヴィドールによる3つの作品が収められています。いずれもフルーティストのレパートリーに重要な位置を占める存在であり、そのうち2曲はもともとヴァイオリン・ソナタとして書かれたものですが、フルートのための編曲版もオリジナルの形に劣らぬだけの人気と演奏頻度を誇っています。ガロワは3つの作品にじっくり向き合い、これらの曲をフルートで演奏することの意義を探求。19世紀から20世紀に移り変わる時代の音楽が持つ繊細なハーモニーを生かし、巧みな息使いで作品に新しい命を与えました。ピアノを担当するのは、ガロワの信頼厚い瀬尾和紀。前作「パリ音楽院卒業試験曲集」ではフルーティストがピアノを演奏するという驚きを持って迎えられた瀬尾、今作でもフルートを知り尽くした彼ならではの「伴奏の域を超えた」細やかなアンサンブルを披露します。(2020/11/27 発売)
レーベル名 | :Virtus Classics |
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カタログ番号 | :VTS-009 |
19世紀のイタリア・オペラ発展に大きく寄与したメルカダンテ。生涯のほとんどをオペラ作曲に費やしましたが、1814年から1820年の約6年間は、音楽院の仲間と師匠に触発されフルート曲を中心とした数多くの器楽曲を書いていました。彼のオペラはヴェルディ作品の台頭により「時代遅れ」とみなされ、ほとんどが忘れられてしまいましたが、器楽作品は生き残り、現代でもしばしば演奏されています。とりわけフルート協奏曲は、どれも難易度の高い技術と、美しく流麗な旋律が用いられており、パガニーニのヴァイオリン協奏曲に匹敵する出来栄えを誇っています。第1集(8.572731)と同じく、パトリック・ガロワの吹き振りに加え、2本のフルート協奏曲では瀬尾和紀も加わり、華麗な演奏を披露しています。(2018/07/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573742 |
天才モーツァルト(1756-1791)は8歳の時からヴァイオリンと鍵盤楽器(この場合はヴァイオリンが伴奏として位置づけられている)のためのソナタを書いています。これは自らが演奏するためであり、当時の貴族の子女に献呈されるなど、多分に社交的に利用するためのアイテムとして作られたものです。と言っても。このアルバムに収録された4つのソナタは成長してから書かれたもので、K376からK378までの3曲は1979年から81年頃の作品で、すでに巨匠の風格が漂う流麗で美しい音楽です。K570はもともとピアノソナタですが、作曲家以外がヴァイオリン・パートを付け加えた版が有名で、このアルバムもその版に沿って演奏されています。なんといってもガロワの演奏が素晴らしく、一味違うモーツァルトを広めるのにふさわしい1枚となっています。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573033 |