ショパン, フレデリック(1810-1849)
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ショパンは「ピアノの詩人」と称されますが、ほんの一握りの室内楽作品も書いています。そのほとんどは、10代に書かれたもので、晩年の作品のような深みは薄いものの、甘美で抒情的なメロディに満ちています。ピアノ三重奏曲は19歳の作品で、チェロの名手であったポズナニ皇太子、アントニ・ラジヴィウに献呈されています。2台のピアノのためのロンドは18歳の時の作品。夏の休暇を友人宅で過ごしたショパンが着想したといわれています。こちらは彼の死後、友人のフォンタナが出版したものです。フルートのための変奏曲は、14歳頃に着想されたもので、ロッシーニの歌劇「チェネレントラ」のアリア「悲しみと涙のうちに生まれ」を主題としています。ここでフルートを演奏しているのは名手バイノン。なんと贅沢なことでしょう。2曲のワルツとマズルカも18歳頃の作品です。ちょっぴりメランコリーで、きらきら輝く若きショパンの青春譜です。(2012/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572585 |
ショパンは、最もクラシック初心者にも間口が広く、それでいて奥の深い作曲家の一人といってよいでしょう。当盤はすでに定評をいただいているビレットのショパン・ピアノ独奏曲全集から、幅広いジャンルにわたってチョイスされていますので、その奥深さをちょっと覗いてみたいといった方には、最適の1枚と申せましょう。比較的単純で、まだまだ青さを感じさせるものの、率直な表現が胸を打つ嬰ハ短調の「夜想曲」から、円熟の極み、技法の上でも深い内容においても、最高峰の作品の一つといわれる「舟歌」まで、どれもが珠玉の名品です。やっぱりピアノといえばショパン!(2004/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555799 |
横浜に生まれドイツを拠点に国際的な活躍を繰り広げているピアニスト、サチコ・フルハタ(古畑祥子)=ケルスティング。ベルリン、ハンブルク、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドンなどでの演奏会は大きな成功を収めており、日本でも定期的に演奏しています。OEHMSへの3枚目のアルバムは、彼女が愛するショパンの作品集。Soulful and Spiritual World of Musicと副題にあるように、心を深く揺さぶるような作品を集め、その内面的な世界をダイナミックに表現しています。(2022/06/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC495 |
ロシアのオデッサで生まれたモイセイヴィチは「比類なきラフマニノフ演奏家」として知られていますが、ショパンに関してもすばらしい解釈を聴かせます。このショパンの第3集には第2次世界大戦の始まりから、1952年代の初め、78回転レコードの終焉までの彼の芸術が記録されています。中には2つのヴァージョンの「舟歌」(トラック2はレコードにならなかったもの)も含まれており、彼の芸術を聴き比べるにはまたとないアルバムとなっております。上品さを併せ持つ力強い打鍵から放たれる音は、まるで光を反映する水しぶき。煌めく美しさにしばし呆然とすること間違いなしです。ボーナス・トラックのラフマニノフ編曲によるメンデルスゾーンは彼の十八番。彼の才能を全世界に知らしめた伝説の名演です。(2010/08/18 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110770 |
現在の日本では「バラード」というと、ゆったりとしたテンポで美しいメロディラインを持つ「ラブソング」を指すことが多いのですが、もともとは中世の定型詩であり、吟遊詩人の歌う世俗抒情歌の形式の一つでした。18世紀の後半に、ゲーテをはじめとした詩人たちが文学的に昇華させ、この詩を用いた歌曲が「バラード」と呼ばれるようになります。やがてショパンが自身のピアノ曲にこのタイトルを転用し、古い物語譚を暗示させるような「4つのバラード」を創り上げるのです。この形式はリストやブラームスに受け継がれ、各々が表現力豊かな作品を書き上げます。そしてフォーレの作品には、特定の元ネタは存在せず、ただただ起伏のある美しい音楽が紡がれていくのです。ピアニストのアントニオーリはスイス、ローザンヌ出身のベテランです。地元の音楽院でファウスト・ザドラに、パリ音楽院ではピエール・サンカンに学び、その後はウィーンでブルーノ・ザイドルホーファー、ローマでカルロ・ゼッキに指導を受け、1991年にアメリカとローロッパへの演奏旅行を行い絶賛されました。その後は指揮者としても活動を始め、地域に密着した音楽活動を行っている人です。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1408 |
まずはショパンのCDを1枚だけ買いたいという貴方や、ショパンのピアノ曲をいつも聞いていたいという貴方におすすめするベスト集です。喜怒哀楽すべての感情を表現するショパンは、どんな時も聞く者の心を慰めてくれることでしょう。演奏するのはナクソスを代表するアーチストの一人で数々の国際コンクールで審査員を務める女性ピアニストのビレット。ショパンの「歌」を大切に、じっくりと音楽を聞かせてくれます。気に入られた貴方は、彼女がナクソスで完成したショパン全集に是非進んでみてください。さあ、今度は自分でピアノを弾いてみませんか?(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556654 |
チェルニー、フンメル、タールベルク、ヘンゼルトなどの例にも示されるように、19世紀前半は(ときにはオーケストラを伴う)ピアノ変奏曲、幻想曲(内容は変奏曲)類が「時代の顔」の一つで、もちろんショパンもその例に漏れていません。当盤では美しく華麗なショパンの「新進気鋭のピアニストぶり」を堪能することができ、近年の(ショパン以外の作曲家によるものも含め)こういった楽曲は皮相との無粋な評価を見直す動きにもピッタリの一枚といえるでしょう。ピアノ独奏のみで演奏されることの多い作品22も、このようにオリジナルのオーケストラ伴奏付きで演奏されると、楽曲の持つ「華」が一層際立ち、楽しい限りです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554541 |