ショパン, フレデリック(1810-1849)
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ポーランドの民族舞曲であるポロネーズのリズムを利用した作例は、バッハ、ヘンデル、あるいはベートーヴェンといった過去の大作曲家にもいくつか見られますが、これを一大芸術の高みにまで引き上げたのは、やはりショパンその人でした。暗い情熱を孕み、とりわけ重厚でヴィルトゥオジックとすらいえる豪快な書法も見られる第5番、左手のオクターヴ連続が名高いトリオを持ち、まさにその名の示すようにこの上なく気宇壮大な第6番「英雄」、そして晩年の至高の境地がうかがわれる深遠な内容を持ち、もはやポロネーズのリズムを借りた一大叙事詩ともいうべき第7番「幻想ポロネーズ」など、男性的な力感に溢れる作品達をお楽しみ下さい。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554534 |
ショパンのポロネーズには、前巻に収録された成熟期以降に作曲された7曲の他に、若書きならではの弱さが見られながらも、独特のチャーミングさと初々しさが魅力な作品群があります。同じく故国の民族舞曲のリズムを用いても、マズルカの独白指向と少し違い、ポロネーズはより壮大・雄大指向を有しているのが、早くからうかがわれるのも興味深い点です。また収録曲中、過去多くの腕自慢のピアニストによって愛奏されつづけてきた「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」作品22は別格に素晴らしく、ショパンのあらゆる作品中でも最も華のある名人芸的書法に満ちていて、聴き応え満点です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554535 |
【チェルニー=ステファンスカ得意のショパンに、ほかのポーランド作品を組み合わせた好企画!】コルトーに師事し、1949年の第4回ショパン・コンクールでベラ・ダヴィドヴィチと共に優勝したチェルニー=ステファンスカ。ショパンのスペシャリストとして求められたこともあり、世界中でショパンを演奏した彼女ですが、実際は幅広いレパートリーを持っており、特に故国ポーランドの作曲家を取り上げることには積極的でした。ここには得意としたショパン作品からポロネーズを収めており、ダイナミックな弾きぶりと繊細なフレージングを併せ持つ名人芸を楽しむことが出来ます。またボーナストラックとしてライヴ音源より、彼女の大切にしたポーランドの作曲家からシマノフスキとザレプスキを収録し、ショパンともども、その祖国への強い愛と作品との相性をよく理解できる企画となっています。SWRのオリジナル・テープから丁寧なリマスターを施されており、聴きやすさはもちろん、楽器の響きが前面に出る好ましい音で、彼女の至芸を楽しむことが出来ます。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19077CD |
柔和なイメージが強いショパンですが、ポロネーズだけは別格。ぐいぐい引っ張ってくれるような演奏で聴きたい作品群です。さて、今でも「最高のショパン弾き」として讃えられているアルトゥール・ルービンシュタイン。中でも彼の演奏するポロネーズは、その逞しい筋肉美が大層愛されています。ルービンシュタインはその生涯に、7番までのポロネーズを3回録音しましたが、この演奏はその2回目のもので、1950年代前半の円熟味を加えながらも体力たっぷりという、最上のルービンシュタインを楽しめるものです。まずは「英雄ポロネーズ」からいかがでしょう?次は「軍隊」、第5番の骨太な演奏もたまりません。(2010/05/19 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111346 |
ポーランドに生まれたピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887~1982)は、ショパンのポロネーズ集を生涯に3度録音しました。これはその最初のもので、34年から35年にSP用に録音されたものです。40代後半、まさにルービンシュタインが世界的な活躍を開始したころのもので、録音後の35年春には、アジア演奏旅行の一環として、日本も訪れることになります。生涯変わらなかった豪快華麗な音楽づくりの、若き日の姿です。(山崎浩太郎)(2001/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110661 |
宮崎県生まれ。東京学芸大学大学院修了。本格的なクラシック音楽からポピュラー音楽まで幅広く手がけつつラジオやテレビ番組にも登場する等、多方面で活動を展開。このアルバムは、ラヴェル、ショパンの名曲と、ハープ奏者ロバート・マックスウェル作曲のEBB TIDE「引き潮」がひときわ印象的な1枚。2つの夜想曲に挟まれた心地よいマズルカのリズム、洋上を漂う小舟のゆらぎ、鳥の声などの美しい響きが、最後の「引き潮」に連なっていくアルバムの構成も見事です。(2020/03/13 発売)
レーベル名 | :le petite disque |
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カタログ番号 | :LPDCD003 |
身体は故国ポーランドを遠く離れても、ショパンが生涯を通じて作曲し続けた心の詩、それがポーランドの民族舞曲であるマズルカです。ショパンは三拍目(ときに二拍目)に特徴的なアクセントを持つ独特の三拍子というこの舞曲のリズムと形式を借りつつ、作曲の時々の心情を反映するかのように深い内容を盛り込むようになり、独自の芸術音楽へと昇華させていくことになります。この巻はその昇華の過程の前半を通観するものですが、作品番号の若い曲では強かった素朴な民族的色彩が、次第に独特の憂愁の色を濃くしながら、洗練された作曲技法の中に溶け込んでいく過程をお聴きになっていただけることと思います。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554529 |