ショパン, フレデリック(1810-1849)
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マズルカにおいてその神懸かり的なリズム感の冴えを表す一方、フリードマンは旋律線を息長く歌わせることに秀でたピアニストでした。レシェテツキーの弟子の中でおそらくもっとも技巧的な力量を持っていた彼は、曲の細部に至るまで完全に掌握し、また自発的あるいは直感的ともいえる勘で曲全体の構成をつかみ、旋律線を描くことに反映していたと見ることが出来ます。このCDに収録されている変ホ長調の夜想曲は、録音史上もっとも「歌う」ピアノとして評価されている彼の金字塔です。いかなるピアニスト~ホロヴィッツを含めて~もこの高みに達することは不可能でした。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111114 |
つい最近起きた、イタリアの海難事故の例を挙げるまでもなく、あの「タイタニック号の悲劇」は永遠に人々の記憶からなくなることはありません。このシリーズで使われているオルガンが搭載されていた「ブリタニック号」はもともと、タイタニック号の姉妹船「ジャイガンティック号」として造船されたもので、本来は同じ形としてこの世に生を受けるはずでしたが、1912年のタイタニックの事故を受け、設計を大幅に変更し、船名までを変更し、ようやく1914年に就航したものの、結局は残念ながら海底に沈んでしまったという顛末を持った船でした。 ( 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC841 |
1 ( 発売)
レーベル名 | :さて、この第3巻も貴重な音で埋め尽くされていますが、注目は、あの讃美歌「主よ御許に近づかん」の3つのヴァージョンの音楽でしょうか。これは「タイタニック」が沈没した時に甲板で音楽家たちが最後まで演奏していた音楽とされていますが、本当のところは、どの曲だったのかは記録が残っていないようです(1904年、カナダ沖でバレンシアの船が難破した時に逃げてきた女性が、その船で賛美歌が演奏されたと語っていて、この話が混同されている可能性もあるようです)。映画では、アメリカ人が一番好むメロディが使われたため、トラック2の「ベサニー」が最期を飾る曲として広く知られるようになったというわけです。 |
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カタログ番号 | :2012.03.07 |
スコットランド生まれの偉大なるヴィオラ奏者プリムローズ。控え目な存在であったヴィオラの存在価値を飛躍的に高めた功績で知られます。彼がいなければ、ヴィオラが深い音色と多彩な表現力を秘めた楽器であることを多くの人々は知ることができなかったかもしれません。このアルバムでは、そんな彼の妙技をとことん味わうことができるでしょう。偉大なるアルト歌手、マリアン・アンダーソンとのアンサンブルも絶品です。そして注目すべきはトラック10と15で、こちらは、彼が経歴の初めに演奏していたヴァイオリンの音が収録されています。この滴るようなカンタービレは、やはりヴィオラの落ち着いた音色がふさわしいのかもしれません。(2012/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111382 |
数、或いは尽くされる超絶技巧の凄まじさに関しては、ピアノやヴァイオリンのものに及ばないとはいえ、持ち前の敏捷性と旋律を歌いこむ能力の高さゆえに、フルートのためにも、オペラの有名な旋律を元ネタとし、演奏者の名人芸を発揮させる幻想曲が数多く作曲されました。その中でも定番はボルンの「カルメン」による華麗な幻想曲。有名な旋律の数々が華麗な装いで次から次へと登場します。また、ちょっと意外な存在がショパンの作。有名なピアノ協奏曲と同時期に作曲されたこの作品、これがショパンの本領を発揮した作かどうかともかくとして、愛らしくとても気の利いた小品であることは確かですゾ!(2004/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555976 |
ウィーン・フィルの豊かな響きを支えるチェロ、その首席奏者のバルトロメイの至芸をお楽しみいただきます。当シリーズは、名曲と秘曲の絶妙な配合もお楽しみとなっていますが、今回の秘曲として登場するのは、フンメルのチェロ・ソナタです。初期ロマン派に特徴的な端正な佇まいの中に見せる情熱的な表現、長調と短調の絶妙の交代は、たまらない魅力と申せましょう。特に終結部の追い込みなど、息を呑む思いがします。フンメル、ショパンと、大ピアニストによるソナタが2曲揃い踏みとなり、ピアノ・パートの比重もとりわけ高いものとなっていますが、当シリーズの影の主役・乾まどかが、万全の演奏を聴かせてくれています。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557708 |
ソノリテ・レーベルを主宰するピアニスト内藤晃のセルフ・プロデュースによるアルバム第一弾。小樽マリンホールのスタインウェイで奏でる、フォーレ、セヴラック、モンポウらの詩的な余韻を湛えた佳曲たち。内藤がディレクターをつとめた神谷悠生の録音セッションの残り時間で“棚ぼた”的に生まれたこのアルバムは、気負いのない楽器との戯れが心地よい空気を醸し出しています。アルバムアートワークは、本間ちひろ(詩画家)が内藤の演奏にインスパイアされて描き下ろしたもので、日の出前の地球影を描いたもの。内藤 晃 Akira Naitoピアニスト・指揮者。東京外国語大学卒業。レクチャー、演奏・文筆活動を通じて、音楽の奥深い楽しみ方を広く発信している。作曲家の一次資料を収集・研究しており、訳書W.イェーガー編『師としてのリスト?弟子ゲレリヒが伝える素顔のマスタークラス』(音楽之友社)は、リストのレッスン風景を記録した貴重な書物の邦訳である。「名曲の向こう側」(月刊『音楽現代』)、「作曲家のレッスンを覗いてみたら…」(月刊『ムジカノーヴァ』)などの連載をもち、CD、楽譜などへの寄稿も数多く行っている。その自然な音楽づくりは共演者から厚い信頼を得ており、自身のCD(「言葉のない歌曲」など)のほか、春畑セロリ氏(作曲家)や故・吉川雅夫氏(マリンバ)らの多数のレコーディングに参加。リコーダー、鍵盤ハーモニカ、ピアノによる「おんがくしつトリオ」を主宰し全国的にアウトリーチ活動も行うほか、自身のレーベルsonoriteを設立し、美意識を共有する音楽家たちをプロデュースしている。近年、ピアニスト安井耕一氏と親交を深め、ピアノの音色の可能性について科学的に探求している。(2022/06/17 発売)
レーベル名 | :sonorité |
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カタログ番号 | :SNRT2202 |
2000年の「BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー・コンペティション」で初めて出会ったチェリスト、ジョンストンとピアニスト、ポスター。以来、親しい友人として頻繁にコラボレーションを重ねるうちに、お互いを深く理解しあい、芸術性を高め合ってきたといいます。今回の彼らのアルバムは「変奏曲」をテーマに、様々な作品を集めたもの。3曲の変奏曲の他には、作曲家に関連した曲や、同じ時代の曲など、各々関係性の高い作品が選ばれています。シューベルトの「流れの上で」には名テノール、ギルクリストが参加。美しい歌唱でアルバムに華を添えています。(2019/03/22 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100095 |