クレメンティ, ムツィオ(1752-1832)
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交響曲第1番&第2番(8.573071),交響曲第3番&第4番(8.573112)に続く、クレメンティ(1752-1832)の初期管弦楽作品のシリーズです。1780年代にいくつかの交響曲を作曲したクレメンティですが、いざ出版しようとした頃にハイドン登場。音楽界の人気を全て持って行ってしまったため、その他の作曲家たちは自作を出版することが難しくなってしまったのでした。1796年に作曲されたピアノ協奏曲は、通常ソナタとして弾かれるOp.33-3の「原型」とされています。自筆譜はなく、1796年にヨハン・シェンクが書き写した譜面が残されていますが、本当のところ、ソナタが先で協奏曲が後なのかはわかっていません。クレメンティの伝記作家プランティンガは、オケ・パートはシェンクによるもので、クレメンティの手によるものではないとも主張しています。Op.18の2つの交響曲は極めて古典的な様式を持つ整った美しさに満ちた作品です。変ロ長調の第1番は若干控えめですが、ニ長調の第2番は野心的な和声を持つ快活な音楽。ハイドンへの対抗意識もあったでしょうが、これはこれで素晴らしい作品になっています。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573273 |
ベートーヴェンと同世代の作曲家クレメンティは数多くのピアノ曲を残しました。ピアノ・ソナタだけでも100曲が存在し、これらはベートーヴェンも高く評価したほどに充実した筆致を誇っています。しかし、現在では、何曲かのソナチネや練習曲が教育用として用いられてのみであり、彼が遺した多彩な作品はほとんど耳にすることがありません。このアルバムでは、そんなクレメンティの変奏曲を中心に紹介しています。なかでも興味深いのは『音楽的性格描写』と題された曲集で、こちらはハイドン、コジェルフ、モーツァルトら、当時活躍していた作曲家たちの作風を巧みに描写した小品によって構成されています。また「ブラック・ジョーク」と題された主題と21の変奏曲は、彼がイギリスで活躍していた当時、大人気を誇った作品です。このアルバム(2020/06/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573957 |
イタリア、ローマに生まれ、イギリスで没したピアニスト、教師、作曲家クレメンティ(1752-1832)。それだけではなく楽器製造や出版もこなすなど幅広い活動を行いました。ベートーヴェンとも面識があり、数多くの弟子を持ち、コンサートピアニストとしても高く評価されました。現在では「グラドゥス・アド・パルナッスム」などのピアノ練習曲の作曲家として有名ですが、ソナタや小品などはモーツァルトを凌ぐ人気を誇っていたことは忘れてはなりません。流麗な演奏を聴かせるのは1974年生まれのケピンスキ。アメリカを始めとしたヨーロッパ全土、およびアジアでの演奏会では、聴衆を熱狂させています。(2015/05/27 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD199 |
イタリアのローマに生まれ、14歳でロレンツォ教会のオルガニストとなったクレメンティ。しかし、同年、ロンドン市長を務めたベックフォードの甥に引き取られイギリスの田舎に移住、その後はほとんどロンドンで生活し、最終的にはピアノ制作会社を立ち上げるなど、多彩な活躍をした人です。一時期はウィーンでモーツァルトと競演したほどのピアノの腕前を持ち、多くの弟子を取っていた彼は、数多くのピアノのための練習曲やソナタ、ソナチネを作曲、これらは現代でもしばしば教則本として使われます。また、このアルバムでは、あまり演奏されることのない「モンフェリーナ」の何曲かを聴くことができます。これはイタリア、ピエモンテの一地方「モンフェッラート」に端を発するもので、19世紀初頭には高い人気を博していた舞曲です。短いながらも、長調と短調が効果的に使われた魅力的な小品。(2017/07/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573711 |
「2台のピアノ演奏があるならば、2台のオルガン演奏があったっていいじゃないか!」とは、「どこで演奏するのか?」といった問題もあり、そうはなかなかならないのですが、なってしまった例を集めてみました。18世紀から19世紀中庸にかけての温厚系作品が中心となっているため、物量作戦的な大音響の洪水というよりも、「対話(ダイアローグ)」の盤タイトルにふさわしい、掛け合いの楽しさや、1人の奏者ではなしえない多声的な書法など、2台のオルガンの絡み合いの楽しさが前面に出たものとなっています。歌劇「アイーダ」の編曲となる最終トラックはやや異色ですが、まさにこの編成におあつらえ向きの楽想といえましょう。(2004/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557131 |
ハイドンのスペシャリストとして知られると同時に、バロック作品の解釈でも定評があった英国出身の名ピアニスト、ジョン・マッケイブ(1939-2015)の演奏を集めたアルバム。バッハやヘンデルと同時代に多数の鍵盤楽器のためのソナタを残したドメニコ・スカルラッティと、その100年後に活躍した「ソナチネ」でお馴染みのムツィオ・クレメンティによるソナタ集です。1981年にロンドンで録音され、ハイペリオン・レーベルより発売された2枚のLPをアナログ・ソースよりリマスターし、CD化したもの。収録されている作品はいずれも、モダン・コンサート・グランド・ピアノの機能を生かした素晴らしい演奏です。(2019/11/08 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA21231 |
スイスの作曲家・楽譜出版者ハンス・ゲオルク・ネーゲリ。彼は鍵盤曲や歌曲を数多く作曲、その民謡風で親しみやすい旋律は同時代の作曲家に変奏曲の主題としても好まれました。彼は音楽出版にも積極的で、自身で出版社を立ち上げ、1803年から1805年には「Repertoire des Clavecinistes クラヴサン奏者のレパートリー」と題したシリーズを刊行。クレメンティやシュタイベルト、デュセックやベートーヴェンに至る19世紀初頭の鍵盤用作品の出版を行うとともに、1808年には自身も匿名にて「12のトッカータ」第1集の6曲を出版(第2集は出版されず)。こちらも当時の鍵盤楽器演奏技術の向上に貢献しました。このアルバムにはネーゲリの6つのトッカータと、クレメンティ、ベートーヴェンの作品を収録。演奏は18世紀から19世紀作品を得意とするエルス・ビーゼンマンス。19世紀製作アントン・ヴァルターの復元楽器を使用しています。(2023/02/17 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM414 |
このアルバムでは、初心者のためのピアノ曲の中でも特に優れた作品を紹介しています。イギリスのピアニスト、クリストファー・ノーザムの演奏で、バードからドビュッシーまでの3世紀に渡る作曲家を網羅しており、どの年代の学習者にも満足していただけるようなピアノ音楽を厳選収録しました。あまり録音されていない貴重な作品も多いため、より多くのピアノ・ファンにもお楽しみ頂ける内容となっています。バッハの「メヌエット ト長調」やベートーヴェンの「エリーゼのために」、ブルグミュラーの「25の練習曲」より“アラベスク”と“無邪気”などのピアノ学習者にはお馴染みの有名曲から、パフルスキ「前奏曲 第1番 Op. 100」や、アルカンの「エスキース Op. 63」などのあまり顧みられることのなかった逸品も収録されています。(2020/08/14 発売)
レーベル名 | :Hoxa |
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カタログ番号 | :HS950701 |
知られざる作曲家や作品を紹介して注目を集めるToccataレーベルの人気シリーズ、「モーツァルト・バイ・アレンジメント」第3弾はさまざまな作品をオルガン用に編曲した曲集。現代のような録音技術が登場するまでは、巨匠たちの音楽を知るには自分で演奏するのが一番の方法でした。そのため、19世紀初頭に流行したのが人気の作曲家たちの編曲版です。これらはほとんどが独奏ピアノか連弾用のもので、モーツァルト作品は特に人気がありました。ここに登場する作曲・編曲家のゼヒターは、サリエリに師事した作曲家兼オルガニスト。ネーフェはベートーヴェンにピアノを教えた人物です。また、リストによる「アヴェ・ヴェルム・コルプス」も興味深い編曲です。当時の伝統的な編曲とともに、この録音の演奏者であるオルガニスト、ビアンキーニによる現代の先進的な編曲の世界観も併せてお楽しみいただけます。(2020/04/10 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0381 |