バーバー, サミュエル(1910-1981)
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最近、秘かに人気が高まっているイギリスのピアニスト、アシュリー・ウォス。このアルバムは現在の彼の「自伝的」な思いをつづった興味深い1枚となってます。イギリスの中堅ピアニストの中でも最も活躍の幅の広い彼、レパートリーもフランクやリスト、ベートーヴェンなど多岐にわたりますが、彼自身の原点にはJ.S.バッハがあり、またバッハからインスピレーションを受けた作品群からは、多くの示唆を受け取ることができると語ります。このアルバムに収録された作品はどれもウォス自身の体験や思い出と密接に結びついていて、このピアニストの方向性を探るためにも最適な構成になっています。磨き抜かれた音楽性と卓越した技巧については言うまでもありません。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100033 |
「人生はキャバレーである」と誰かが言ったとか。その逆もまた真なり。キャバレーは人生です。そもそもキャバレーとは、ダンスやコメディショーなどを演じることができる舞台のあるレストランやナイトクラブのことであり、19世紀のフランスには伝説的な名店「シャ・ノワール(黒猫)」に夜な夜な芸術家たちがたむろしていました。そこでは人々は知的な会話と美味しいお酒を楽しみ、揺蕩うパイプの煙の中を、美しい女性たちがきわどい姿で踊るという、まさに夢と頽廃の世界が繰り広げられていたのです。このアルバムには20世紀のほぼ全域に渡る時代のキャバレー・ソングが収録されています。もちろん作曲家の国籍も多彩ですが、どの曲にも夜の妖しい雰囲気がもれなく感じられます。カレウェのソプラノは澄み切った響きと思いがけない官能性に満ちた声であり、一度聴いたら思わず釘付けになるほどの魅力に溢れています。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100021 |
2006年に開催された"リーズ国際ピアノ・コンクール"に入賞後、国際的に活躍するピアニスト、アンドルー・ブラウネル。このアルバムでは彼が選んだ様々な「夜の雰囲気」を纏ったピアノ曲を紹介。おなじみのベートーヴェンの「月光」にはじまり、ショパンやバーバー、リーバーマンの夜想曲、近代的なヒンデミットやバルトークの夜の音楽から、フランソワ・クープランの作品を交え、最後はこれまたよく知られるドビュッシーの「月の光」で締めくくるという巧みなプログラムです。(2023/03/17 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25233 |
ヒンデミットの音楽はどれも面白くない、という意見がありますが、結論を下す前に、彼の最高傑作かもしれない「小室内音楽」もお聴きになってみて下さい。アメリカのロマンチスト、バーバーの音楽は常に美しい。スウェーデンのラーションも親しみやすい作風、これは管楽による北欧風景画です。ヤナーチェクの老いらくの恋は有名で、少女への片思いに燃える彼は、自分の70歳の誕生日のために「青春」を作曲します。この冒頭のリズム、どこかで聴いたことが・・・阿波踊りみたい!そんなことから認識して、独自の音世界に徐々にハマってみてください。(2000/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553851 |
体裁はクラシックのフルート曲集、“隠れコンセプト”はゲーム音楽に使われていそうなクラシック曲を集めること。子供の頃から「ゲーム大好き」というフルーティスト・杉原夏海による、自身初となるソロ・アルバム。ビゼーの「カルメン間奏曲」やサン=サーンスの「ロマンス」といった有名曲、今回のために自分でアレンジしたラヴェルの名作「マ・メール・ロワ」、フルーティストにもあまり知られていないというプーランクの「廃墟を見守る笛吹の像」やバーバーの「往き来る人々の歌」、ラストには本物のゲーム音楽「ICO」が入る。フルートとピアノがやさしく幻想世界へ誘ってくれて、リアルに息づいた色彩に心がときめく。あたかも作曲家の指示どおりタイムマシンが故障し、「作曲家たちの夢想の中」へ飛んでしまう。杉原 夏海(フルート)福井県鯖江市出身。鯖江市惜陰小学校、鯖江中学校、高志高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部卒業。第61回全日本学生音楽コンクール高校生の部大阪大会第1位、同全国大会入選。第13回びわ湖国際フルートコンクールアドヴァンス部門第2位等を受賞。ソリストとしてセントラル愛知交響楽団と共演。学生時代より演奏活動を開始し、ソロ活動の他、プロオーケストラや吹奏楽団等への客演、ジャズやポップスなどクラシック以外のアーティストとの共演、ゲーム音楽のスタジオワークなど、幅広く活動。「和」をコンセプトとしたフルート四重奏「宵待小町」として1stCD「月下美人」、2ndCD「国色天香」をリリース。福井県文化振興事業団「越のルビーアーティスト」。ふるさと鯖江文化大使、ふくいブランド大使を務める。世界三大ミスコンのひとつ『Miss World JAPAN 2017』にてファイナリスト、タレント部門1位及び「ミス日本伝統文化」受賞。平尾 有衣(ピアノ)千葉県船橋市出身。東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院修士課程修了。度々ドイツにて研鑽を積む。 全日本学生音楽コンクール東京大会第 2 位。日本演奏家コンクールグランプリ受賞。 ウィーン国立音楽大学セミナーコンクール第 2 位。2018年、ドビュッシー没後100年に因んだドビュッシー作品のリサイタルをシリーズで開催。2019 年、「音のアトリエPiacharm」を創設(現、株式会社music&)。「さながら聴いて味わう美術館のように、クラシック音楽を楽しんでいただく」ことをコンセプトとした「Piacharm Music MuseumR」等の公演を継続的に開催中。2024年2月、三越劇場で開催された「ジョルジュ&ミッシェル ショパンを創った、ふたり」にショパン役で出演。室内楽や伴奏ピアニストとしても活動。音楽教室「music&School」主宰。YouTubeチャンネル「movie piacharm」開設。(2024/10/18 発売)
レーベル名 | :Laplace Records |
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カタログ番号 | :LPDCD116 |
シカゴで生まれ、最初はピアニストとしての勉強を始めたトーマス。しかしニューヨークのマンハッタン音楽学校で学んでいた時に、声楽の才能を見出され、歌手としてデビュー。ウィリアム・クリスティやルネ・ヤーコプス、ガリ・ベルティーニ、シモーネ・ヤングなど錚々たる指揮者たちと共演、古楽系から現代曲までを歌いこなすテノールへと成長したのでした。そんな彼、このアルバムでは、アメリカ人である彼の「心の憧れの地」であるヨーロッパの作曲家たちによる歌曲を連綿と歌います。ただし、選ばれている作品はどれも、何かしらの「憧れ」を秘めているものばかり。フォーレやツェムリンスキー、ブリテンにおけるイタリア、バーバーの古きものに対する郷愁、ベートーヴェンは「恋する人への憧れ」など、様々な想いが交錯する珠玉の1枚です。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5194 |
この一枚では、管楽器の大活躍する3曲に注目してみましょう。まずはヴィヴァルディのオーボエ協奏曲です。単純ながらもオーボエ独特の音色を生かし切った哀切な歌には、感動的なものがあります。対照的にホンワカ路線では、モーツァルトがセレナードで見せる天才ぶりが光ります。多種多様な音色を持つ楽器が何と巧みに組み合わされ、温かく楽しい音楽を紡ぎ出してることでしょうか。そしてトドメがこれまた泣きの入ったブラームスのクラリネット五重奏曲です。晩年の彼らしい渋さを基調としながらも、いかにもロマン派らしい感情の高まりをみせ、聴くものの胸に迫ります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556615 |
数多くの作曲家が、女性の強さ、悲しさ、喜びなどの感情表現をオペラや声楽作品に取り入れ、素晴らしい作品を書きあげています。このアルバムでは、主として中東やアジアなどを舞台にした物語に登場するヒロインに焦点をあて、ラヴェルからバーバーまで7人の作曲家が書き上げた、神秘的で東洋的な旋律に彩られた女性の揺れ動く心を歌ったアリアをたっぷりと味わっていただけます。ここで見事な歌唱を披露するのは、アゼルバイジャン出身、新進気鋭のソプラノ、セルジャン・ナシブリ。ロンドンの王立音楽大学を卒業後、オックスフォード音楽祭コンクールで入賞、イギリスを中心に活躍範囲を広げています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579066 |