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ベートーヴェン, ルードヴィヒ・ヴァン(1770-1827)

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    ビレット・シューマン・エディション - シューマン:ピアノ作品集/ピアノ協奏曲/ピアノ五重奏曲(ビレット/ヴィト/ボルサン四重奏団)

    イディル・ビレットにとって、シューマン(1810-1856)は特別な存在です。例えばCD8に収録されている「幻想小曲集 Op.12」は1959年に彼女がパリでLPに収録したもの。当時17歳であった彼女の瑞々しい感性は、2000年に再録した同じ曲にも見事に引き継がれています。また若き彼女が演奏した「クライスレリアーナ」はアルトゥール・ルービンシュタインに絶賛されました。ピアニストとして経歴を積み重ねている彼女ですが、その節目節目には必ずシューマンがあったと言っても過言ではありません。そんなビレットのシューマン、最初のピアノ協奏曲から魅了されること間違いありません。独特の歌いまわしとリズム感には痺れます。名手ヴィトの振るオーケストラも彼女にぴったりと合わせています。CD8は若き彼女のラジオ・インタビューを含む興味深い内容です。ベートーヴェンとは違った面持ちを魅せるビレットのシューマン。これは面白いです。(2015/04/22 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.508016

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 1 - ピアノ・ソナタ集 1 - 第1番、第2番、第19番、第20番

    トルコの女性ピアニスト、イディル・ビレットのベートーヴェン(1770-1827)のピアノ・ソナタ第1集です。ここでは作品番号Op.2の2つのソナタと、ソナチネ・アルバムでおなじみの「小さいソナタ」Op.49の2曲です。Op.1はベートーヴェンが23~25歳頃に作曲、またOp.49も、出版こそ1805年になってからですが、作曲されたのは25~27歳頃と、初期の作品群です。まだハイドンなどの影響も感じられますが、ヘ短調のスケールの大きさは、さすがベートーヴェンです。このアルバムでは、ビレットはフォルティシモを極力使わず、抑制された表現でこれらのソナタを奏します。この穏やかで感覚的な響きは本当に魅力的です。彼女の師が、あのヴィルヘルム・ケンプであったことを誰もが納得することでしょう。(2011/08/17 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571251

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 3 - ピアノ協奏曲集 1 - 第1番、第2番(ビルケント響/ヴィト)

    鬼才ビレットのベートーヴェン(1770-1827)・シリーズ。こちらは2008年に録音されたピアノ協奏曲集です。ベートーヴェン25歳の時に完成された、壮大な楽想を持つ第1番の協奏曲ハ長調。23歳前に書かれていたものの、出版の順番が遅くなったせいで第2番とされる初々しい変ロ長調。これらは第3番以降の独自性こそないものの、はっとするような転調や、指定されたカデンツァ、ティンパニの連打など「やはりベートーヴェン」と思わせる部分が随所に用意された聴き応えのある作品です。ビレットは故郷アンカラのビルケント交響楽団と息のあった演奏を聴かせます。名手アントニ・ヴィトの絶妙のサポートも見事です。(2011/08/17 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571253

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 4 - ピアノ・ソナタ集 2 - 第3番、第5番、第18番

    ビレットのベートーヴェン(1770-1827)、この第2集では初期の2つのソナタと、中期のソナタのカップリングです。第3番は、冒頭の右手の重音が思いの他ピアニスト泣かせ。ここを軽やかに弾くのは結構大変!他にも難所続出の「甘く見てはいけない曲」です。もちろんビレットは何のためらいもなく、さくさく弾き切って、ベートーヴェンが伝えたかったことを存分に見せてくれています。第5番は「悲愴」と同じハ短調のソナタ。第2楽章の美しさも含めて「悲愴」との関連性も見受けられる、もっと聴かれてもいい作品です。終楽章の軽快なパッセージが心地よいです。第18番は、しばしば「狩り」と呼ばれ、第1楽章に現れる「運命の動機」が特徴的な作品です。終楽章のタランテラは、まるで指が縺れるのでは。と危惧してしまいますが、そこもビレット。こちらも難なく弾きこなしています。(2011/10/19 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571254

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 5 - ピアノ・ソナタ集 3 - 第7番、第21番、第25番

    ビレットのベートーヴェン・ソナタ第3集。明るい長調の3曲が収録されています。初期の作品の中では大規模な構造を持つ第7番は、ベートーヴェン(1770-1827)の拘り(粘着性とも)を現わす、第1楽章での執拗なまでの下降音形や、終楽章の問いかけとも思える音形が癖になる力作です。第3楽章の優美なメヌエットが耳に優しく感じられます。ハ長調の「ワルトシュタイン」は言わずと知れた名作。ここではビレット節が炸裂します。メリハリのある強弱、くせのある歌わせ方、などなど普通の人がやったら確実に叱られそうな音楽を紡いでいきます。第25番は、この時期の作品としては小規模なもので、ピアノを習っていた人にはおなじみの曲ですが、これがやはり、きちんと演奏しようとすると結構難しいものです。右手と左手の連携や、アクセントの付け方に一癖も二癖もある作品です。ビレットの演奏はもちろん文句ありません。さらりと終わる終楽章が愛らしいです。(2011/10/19 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571255

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 7 - ピアノ協奏曲集 2 - 第3番、第4番(ビルケント響/ヴィト)

    ビレットとヴィトのコンビによる、なんとも重量級のベートーヴェン(1770-1827)が生まれました。第3番の1楽章の長い提示部は、まさに交響曲を聴いているかのような味わい。ワクワク感が最高潮に達したところで登場するピアノ。決して焦ることなく、着々と音楽を進めて行く様は、本当に聴いていて気持ちの良いものです。第2主題も過度に歌わせることなく、あくまでも無骨さを崩さないところがビレット流。この人は、流麗さが求められるところを、敢えてゴツゴツ表現するのですね。そんなビレットが演奏する第4番がまた面白いのです。「こんなに力強くこの曲を演奏するか?」と思わせるところが彼女らしさなのかもしれません。ヴィトの指揮も、ベートーヴェンの「漢」ぶりを引き立てています。(2011/10/19 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571257

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 16 - ピアノ・ソナタ集 7 - 第6番、第12番、第15番

    ヴィルヘルム・ケンプとアルフレッド・コルトー。この全く方向性の違う個性を持つ2人のピアニストを師とする、トルコの女性ピアニスト、ビレットのベートーヴェン(1770-1827)。ここでも彼女は独創的な解釈を聴かせます。若干地味目な第6番での巧妙な音運び。第12番の第3楽章「葬送行進曲」での不気味な響き、続く終楽章での朴訥とした音楽の流れ(決して下手なわけではないはず)。第15番、第1楽章での激しすぎるクライマックス。伝統、慣習に囚われない自由なベートーヴェンがここにあります。(2011/07/13 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571266

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 8 - ピアノ・ソナタ集 4 - 第23番、第28番、第31番

    イディル・ビレットのスゴイところは、それがどんなに難曲であろうとも、顔色ひとつ変えることすらなく弾きこなしてしまうところでしょう。また独特のテンポ感があり、それも興味深いところと言えそうです。このアルバムに収録された3曲は、どれもベートーヴェンのソナタの中でも最高峰に位置する作品で、技巧、表現ともども、一筋縄ではいきません。それを彼女は独自の世界観を持って構築していきます。妙に醒めた感のある「熱情」、これ以上ないほどにねっとりと演奏される「第28番」の第3楽章、第31番の透明感溢れる第1楽章は、あえて素っ気なさで対応するなど、ビレット節炸裂。そして28番、第31番ともども大空に向かって高く伸びて行くような終楽章のフーガ。こういうベートーヴェンも好き。(2011/11/16 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571258

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 10 - ピアノ・ソナタ集 5 - 第9番、第10番、第13番、第14番

    ビレットのベートーヴェンを聴く時は、少しだけ固定観念を振り払う必要がありそうです。何しろ彼女は美しいメロディを美しく歌わせることにはあまり興味がないようですし、早いパッセージを流麗に演奏することにもあまり気合いを入れていないようなのですから。さて、このソナタ集に収録されている4曲ではどんな演奏を聞かせてくれるのでしょうか?まず「ソナタ・アルバム」でおなじみの若干平易に書かれているOp.14の2つのソナタを聴いてみてください。万が一、ピアノ学習者がこの真似をしたとしたら即叱られてしまうことでしょう。独創的過ぎて少々ついていけない人もいるのでは。そして、ともに「幻想曲風」という副題がついたOp.27の2つのソナタでは、ビレットの自由自在な解釈を味わうことができます。切れ目なく奏される第1番での目まぐるしく変化する曲想、そして誰もが知っている「月光」ソナタでの揺らぎなき幻想。一歩一歩踏みしめるかのような堅実な終楽章も味わい深いものがあります。(2011/11/16 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571260

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    ビレット・ベートーヴェン・エディション 11 - ピアノ協奏曲集 3 - 第5番「皇帝」/合唱幻想曲(ビルケント響/ヴィト)

    さて、名演奏がひしめきあう感のある「皇帝」協奏曲。ビレットの演奏はその中のどの辺りに位置づけられるのでしょうか?確かにこの曲のベスト盤とするのは無理かもしれませんが、色々と期待のできる演奏と言っても過言ではありません。ポーランドの名指揮者ヴィトの堅固なサポートを聴くもよし。ソロでは独自の世界観を表出するビレットが、協奏曲ではどんな我がままで指揮者を振り回すのかを聴きとるのもよし。トルコのオーケストラの爆演を楽しむもよし・・・。思いの他端正な第1楽章も良いですが、濃厚なるビレット節を聴きたければ第2楽章がオススメです。もちろん第3楽章では大団円に向かって突っ走ります。そうそう、あまり演奏されることのない「合唱幻想曲」が想像以上に良い曲だと再認識することもできるでしょう。(2011/11/16 発売)

    レーベル名:Idil Biret Archive
    カタログ番号:8.571261