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ベートーヴェン, ルードヴィヒ・ヴァン(1770-1827)

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    ベートーヴェン:交響曲第3番、第5番、第7番、第9番/弦楽四重奏曲第11番(マーラー版)(ラインラント=プファルツ州立フィル/フランシス)

    【マーラー版のベートーヴェンを網羅した画期的アルバムが登場!引き締まった演奏にも注目】ウィーン・フィルの指揮者などを歴任したマーラーが、先輩作曲家たちの作品の演奏にあたりオーケストレーションに手を入れていたことは広く知られており、それぞれに録音も出ていますが、そのうちベートーヴェン作品をすべて演奏・収録したアルバムはありそうで無かった企画の一つ。すぐれた作曲家の眼を持つ練達の指揮者マーラーの思考を系統的に追うのに好適なセットです。マーラー自身の交響曲は曲も編成も大規模なものですが、彼が過去の作品に行った変更は少し方向が違います。場所により弦楽器に管楽器を重ねる、弦の細かなフレーズを強調するために管のパートを省く、管の動きにオクターヴを付与する、といった楽器間のバランスを整えて効果的に響かせるためのものが多く、また細かな演奏指示も書き込まれており、指揮者マーラーがどのパートを重視したか分かるのが興味深いところです。また金管楽器の改良や用法の変遷に伴って、かつては音が出なかった旋律が足されたり、高すぎる音を下げるといった処理も行われています。しかしながら、ホルンは基本的に倍管となっており、「第九」はティンパニ2人を擁するマーラーらしい巨大編成へと変貌していることも事実。「英雄」葬送行進曲フーガのクライマックスや第4楽章コーダ前にティンパニが加筆されていたり、「第九」第1楽章で低弦にトロンボーンを重ねたり第4楽章でコントラファゴットのサポートにチューバが動員されたりといったところは、なかなか衝撃的でもあります。英国出身の指揮者マイケル・フランシスが2019年から首席指揮者を務める手兵オケを指揮してこれらを次々と浮き彫りにしてゆきます。基本となるテンポは速めで、オーケストラのサウンドは、溶け合った響きよりも細部のわかりやすい透明感を重視したもの。アクセントは強調され、フレーズを短めに切り上げるところなどピリオド奏法を取り込んでいるようですが、すべてはマーラーの意図をより明瞭に提示するために採用されたものと思われます。第九の演奏時間は64分と短めですが、第3楽章は清冽な響きでゆったりと奏で「アダージョ」の指定を守っていることを納得させます。速さやアクセントの強さ一辺倒ではなく、音楽に豊かな表情と流れがあり、勢いと推進力がある引き締まった演奏で、数多いベートーヴェン録音の中にあっても聴きごたえのあるものとなっています。(2024/06/21 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5484

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    ベートーヴェン:交響曲第4番/シューマン:交響曲第2番(ティントナー・メモリアル・エディション 3)

    遅れてきた巨匠による、これらの演奏に、特別な物はありません。ベートーヴェンの交響曲は、今日的な快速で颯爽とした音楽作りとは無縁ですし、難解で親しみにくいためか哲学的に捉えられることさえあるシューマンの「第2番」でも、やたらにこねくり回すようなことはしません。かと言って枯淡の境地、というわけでもない。全てにおいて中庸の極みなのです。そして聴き終えて残る印象は、「ああ、やっぱりいい曲たちだ」という充足感。音楽の楽しみ方は人それぞれ、血沸き肉踊るような刺激を求めるなら、あえてお薦めしません。ティントナーの肉声が聴ける導入解説と、ブックレットに未亡人のコメント付き。(2003/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557235

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    ベートーヴェン:交響曲第4番、第5番(ウィーン響/ジョルダン)

    1900年に「ウィーン演奏協会管弦楽団」として設立され、100年以上の長い歴史を誇るウィーン交響楽団。楽団にとって初となるベートーヴェンの交響曲全集の録音に取り組んだのは2014年に首席指揮者に就任したフィリップ・ジョルダンでした。2017年の春から夏にかけて全曲録音が行われ、これらは半年ごとに1枚ずつリリース。ベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤー(生誕250年)となる2020年に全集が完成する予定です(ただし、2017年の来日において、ツアー特別盤が日本のためだけにリリースされ、今回の曲目は先行発売されました)。ツィクルス第1集である「第1番&第3番」と同じく、このアルバムにもヴァルター・ヴァイトリンガーによる読み応えのある解説「影絵役者と冒険者」が付属しております。(ブックレット日本語翻訳…山下詠美子)ヴァイトリンガーは作品の詳細な解説を行うと同時に、ジョルダンの作品に対する捉え方、取り組み方を聴き手に提示します。一般的には「対照的な性格を有する」とされる第4番と第5番の交響曲ですが、ジョルダンは第4番の秘められた暗い性格に着眼し、だからこそ第5番と組み合わせることに意義があり、作品の理解が深まると語ります。かつて、シューマンが交響曲第4番を「すらりとしたギリシャの乙女」と賛美したことは有名ですが、ジョルダンは否定することはないものの、この曲が決して「しなやかで、明るく、抒情的なものではない」ことをユニークな言葉で語っていきます。まず、第1楽章冒頭の短い導入部について「ここにロマン派が始まる」と断言し、たくさんの事例を挙げながら、第4番の持つ不安や暗さを伝え、続く第5番との関連性について言及します。第5番では、「この作品は『運命』ではなく『革命』であり、この曲の根底には反逆、反抗、怒りがある」とした上で、冒頭の3つの音符は「本来叩くもの、痛いものでなくてはならない」とジョルダンは言います。第5番全体の構成についても熟考を重ね、通常は省略される第3楽章でのトリオの反復についても、反復の削除について歴史的な変遷を考察した上で、ベートーヴェンのメトロノーム指示も指摘し「反復は全体の構成にとって重要である」と結論付けています。ピリオド奏法も取り入れつつ、音の一つ一つを練り上げた演奏は、ジョルダンの作品に対する真摯な取り組み方も含め、この詳細な解説を読むことで理解が深まることでしょう。 / (2018/07/13 発売)

    レーベル名:Vienna Symphony Orchestra
    カタログ番号:WS014

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    ベートーヴェン:交響曲第4番、第5番/シャルクシュニーテ:炎(バイエルン放送響/ヤンソンス)

    柔和な第4番と誰もが知っている第5番に添えられたのは、1975年リトアニア生まれの女性作曲家、シュルクシュニーテの作品です。彼女はこの「炎」と題された作品の中に、即興的に「運命」のモティーフを取り入れていますが、とは言え、直接の関係があるわけではなく、あくまでも強烈な炎のイメージを焼き付けたのだそうです。燃え盛る炎、燃え尽きた炎、情熱…様々な炎の形が見えてくるような激しく神秘的な音楽です。ベートーヴェンは、来日時のサントリー・ホールのライヴ収録。ヤンソンスの会心の作です。(2015/10/28 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900135

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    ベートーヴェン:交響曲第4番、第7番(ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ドラホシュ)

    「舞踊の聖化」と呼ばれ神聖視さえされてきた「第7番」ですが、このハンガリーの演奏家たちの手にかかると、伝統の重々しい鎧は脱ぎ捨てられ、気負いもハッタリもないすっきり爽やか音楽に変身します。「英雄」「運命」の谷間に咲く一輪の花「第4番」ならなおさら相性が良く、小回りが効いて小気味よい。程よいダイナミックレンジが室内鑑賞に好適。現代の忙しい都会人のためのベートーヴェン交響曲全集第4弾です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553477

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    ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/「エグモント」序曲/ウェーバー:序曲「魔弾の射手」(ベルリン・フィル/フルトヴェングラー)(1926 - 1935)

    ここに収録された「運命」と「魔弾の射手」序曲はフルトヴェングラーの初の公式録音として知られる記念碑的な音源です。当時40歳の彼の演奏はまさに燃え上がるような激しさを感じさせます。この録音で本来欠落している部分(トラック4 3’34から3’47まで)は1937年盤から取り出して、うまく貼り合わせてあります。ここはまさに職人芸の世界です。(2008/09/10 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111003

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    ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/シューベルト:交響曲第8番「未完成」(ザグレブ・フィル/エトリンガー)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550289

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    ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/ソナタ第29番(ロイヤル・フィル、ロンドン・フィル/ワインガルトナー)(1930,1933)

    天下の大指揮者フェリックス・ワインガルトナー氏、なんとベートーヴェンの巨大ピアノ・ソナタ「ハンマークラヴィア」をオーケストレーションしてしまいました!二管編成にピッコロ、コントラファゴットまで加えた凝った音楽は、ワインガルトナーのベートーヴェンへの敬意と愛情に満ちたもの。実はこの編曲、近年再評価が著しく、あの準=メルクルも取り上げているほど。編曲芸術の堂々たる傑作です。「運命」はワインガルトナーの4種ある録音のうちの最後のもの。20世紀初頭のベートーヴェン様式の完成形というべき横綱演奏。オバート=ソーンの鉄壁の復刻でグッと聞きやすくなりました!(2004/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110913

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    ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第6番「田園」(ザグレブ・フィル/エトリンガー)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553224

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    ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第6番「田園」/11のウィーン舞曲(ブリティッシュ響、ロイヤル・フィル/ワインガルトナー)(1927,1932)

    5種類あるとされているワインガルトナーによるベートーヴェンの交響曲5番の録音。このCDではその中の代表であるウィーン・フィルとの共演ではなく、ブリティッシュ交響楽団とのものを収録しています。ウィーン・フィルのものと聞き比べることにより、その差異よりも、「厳正な中庸」を目指した彼の首尾一貫した指揮ぶりが伺えることでしょう。同時に収録されている「メードリング舞曲」は、ベートーヴェンの作品としては真贋が問われているものですが、舞曲を得意としていたワインガルトナーの側面を垣間見ることが出来る録音です。(2003/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110861