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ベートーヴェン, ルードヴィヒ・ヴァン(1770-1827)

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    ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」/序曲集(ウィーン・フィル/ワルター)(1930-1938)

    直観主義者にしてロマン主義指揮者の最後の一人であるワルター。過度の緊張や誇張を避け、同時に機械的な拍節打ちも遠ざけ、自然な流れと音楽を唄わせることに心を砕いた彼の演奏は、つねに生命の脈動を感じさせるものでした。このCDに収められた「田園」こそ、ベートーヴェンが歌い上げた自然の中に置かれた人間の魂の喜びを、もっとも高らかに歌い上げた録音に数えることが出来るでしょう。祭り上げられた巨人ではなく、鋭敏な感受性を持った一人間として楽聖の等身大の姿を描いた音楽、それこそワルターが意図したところかもしれません。(2006/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111032

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    ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、第1番(ベルリン国立歌劇場管/ベルリン・フィル/プフィッツナー) (1928-1930)

    歌劇《パレストリーナ》の作曲で知られるハンス・プフィッツナー(1869~1949)は、母国ドイツでは教育者としても、また指揮者としても知られた存在でした。両大戦間のワイマール共和国時代には、ベルリン音楽アカデミーで教鞭をとっていましたが、その時期に録音されたのが、このCDに聴けるベートーヴェンの交響曲2曲です。第1番はベルリン・フィル、第6番《田園》はベルリン国立歌劇場管弦楽団と、当時のベルリンを代表するふたつのオーケストラを使い分けているのが魅力です。(2000/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110927

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    ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、第8番(ウィーン響/P. ジョルダン)

    1900年に「ウィーン演奏協会管弦楽団」として設立され、100年以上の長い歴史を誇るウィーン交響楽団。楽団にとって初となるベートーヴェンの交響曲全集の録音に取り組んだのは2014年に首席指揮者に就任したフィリップ・ジョルダンでした。2017年の春から夏にかけて全曲録音が行われ、これらは半年ごとに1枚ずつリリース。ベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤー(生誕250年)となる2020年(この年よりウィーン国立歌劇場音楽監督に就任)に全集が完成する予定です。今回もこれまで同様、ヴァルター・ヴァイトリンガーによる解説(日本語訳付き)が付属します。ヴァイトリンガーは「自由と救済」と題して2作品の詳細な解説を行うと同時に、ジョルダンのそれぞれの作品に対する捉え方、取り組み方を聴き手に紹介しています。以下、日本語解説「自由と救済」より一部抜粋ジョルダンは、「交響曲第6番において、ベートーヴェンが描いたのは『田舎の生活の思い出』であって、田舎の生活そのものではない」と語ります。また、「シューベルト的な要素を持ちこんだ、最も色彩的な交響曲」とも。その言葉通り、田舎に到着した時の晴れやかな気分、小川のせせらぎやカッコウの鳴き声、人々の素朴な踊り、自然の脅威を経て神への感謝に至るまで、ジョルダンは美しく表現力豊かに曲を構築していきます。フィナーレは「その静けさ、荘重な筆致、あらゆる展開を放棄している点によって、第5番のフィナーレをさらに高めたものとなっています。この楽章は、ひたすら自らのうちに安らぎ、あらゆる可能な変奏において輝く。ベートーヴェンの汎神論はここに、第9番の『すべての人間が兄弟になる』という理念を、すでに含んでいる。」と考えています。比較的小さく軽い交響曲第8番について、「作曲技術的にはベートーヴェンが誇りに思っていたことを完全に理解できます。」とジョルダンは言います。「ここではすべてが正確にそのポイントに置かれており、このシンフォニー全体が高い巨匠性を持ち、リズムにおいても、ハーモニーにおいても、そしてダイナミックにおいてもウイットや驚きにあふれています。これは並外れてコンパクトで才気煥発な作品です」と。今作も豊かな音響を誇るムジーク・フェライン大ホールで収録されており、ジョルダンのそれぞれの曲に対する理念は丁寧に演奏に反映されています。添付の日本語解説を併せて読むことで、各曲とジョルダンの解釈に対する理解がより一層深まります。(2019/05/24 発売)

    レーベル名:Vienna Symphony Orchestra
    カタログ番号:WS016

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    ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」/ブラームス:悲劇的序曲(BBC響/トスカニーニ)(1937-1938)

    トスカニーニとBBCの数少ない競演の第二弾は、ベートーヴェン作品の中では珍しく、各楽章に標題が付された「田園」。曲の持つ、描写的音楽としてのドラマツルギー的要素と、交響曲としての古典的構成要素のバランスが秀逸なトスカニーニは、ベートーヴェン自身の述べた「絵画というよりも感情の表現に重きを置いた。」という意図を体現することに成功しています。とりわけ第3楽章からフィナーレにいたる一連の流れは、過剰な感情表出を抑えつつも、絶妙なクライマックスを構築。彼のもっとも脂の乗り切っていた時期の音源として、歴史的に意義深い録音としても重要な位置を占めるでしょう。(2004/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110877

  • ベートーヴェン:交響曲第7番、第4番(ザグレブ・フィル/エトリンガー)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550180

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    ベートーヴェン:交響曲第7番、第8番(ケルン室内管/ミュラー=ブリュール)

    (2008/01/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.551262

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    ベートーヴェン:交響曲第7番、第8番(ウィーン・フィル/ワインガルトナー)(1936)

    ワインガルトナーの活躍した時代は、従来のロマンティシズムと新しい流派がせめぎ合う過渡期への入り口でもありました。彼はその中で、過度なロマン派的解釈を排除し、「中庸さ」に重きを置きましたが、その功績はとりわけ古典的作品において大きく認められています。巨大な交響的舞曲集とも言えるベートーヴェンの第7番とそれに準ずる第8番は、ともにベートーヴェンの古典的様式美への回帰と、舞曲的リズムへの固執が見られる作品ですが、ワインガルトナーは当を得たリズムとテンポ、それに各楽器のバランス配分を考えた響きを醸し出すことに成功しています。とりわけ第7番の第4楽章では、ベートーヴェンの音楽の持つ見落とされがちな側面――ドイツの土着的民謡風の軽妙洒脱さを巧みに表出しています。(2003/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110862

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    ベートーヴェン:交響曲第7番(タッシェン・フィル/シュタンゲル)

    「自主制作盤」としてリリースされた際、最も注目されたのがこのベートーヴェンの第7番でした。1曲全曲の演奏と、解説付きの演奏がカップリングされています。(2017/02/24 発売)

    レーベル名:Edition Taschenphilharmonie
    カタログ番号:ETP003

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    ベートーヴェン:交響曲第7番/ロマンス第1番、第2番(ショッホ/ウェストファリア・ニュー・フィル/フォルスター)

    (2011/05/18 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM148

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    ベートーヴェン:交響曲第8番/ピアノ協奏曲 Op. 61a (ヴァリッシュ/ウィーン・アカデミー管/ハーゼルベック)

    ベートーヴェン時代の楽器を用い、小編成で演奏を行うウィーン・アカデミー管弦楽団とマルティン・ハーゼルベックが追求する「RESOUND BEETHOVEN」のシリーズ、今回の第6集には、比較的小規模な編成ながら、独創的な工夫が凝らされた「交響曲第8番」とベートーヴェン自身がクレメンティの勧めによって「ヴァイオリン協奏曲」をピアノ用に編曲した「ピアノ協奏曲 ニ長調」の2作を収録。独奏のヴァリッシュが演奏する楽器は、ベートーヴェンが活躍した時代に製作された1825年製のフォルテピアノで、演奏場所もベートーヴェンの重要作品が多く初演されたオーストリア科学アカデミー(旧大学)という凝ったシチュエーション。18世紀初頭に響いたであろう音が余すことなく再現されています。(2018/06/29 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA477