ベートーヴェン, ルードヴィヒ・ヴァン(1770-1827)
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ビアンカ・カリネスクは1985年ルーマニア生まれのピアニストです。5歳でピアノのレッスンをはじめ、ブカレストで学んだ後、ウィーン音楽院でドリス・アダムに師事します。彼女は歌曲やオペラのピアノ伴奏や室内楽の分野においてもスペシャリストであり、数々の歌手、演奏家たちと共演も果たしています。このアルバムは彼女のOrlando Recordsレーベルにおけるデビューとなりますが、最初のベートーヴェンから、その重々しい音色も含め、一種独特の雰囲気を醸し出しています。確かなテクニックと力強いタッチは、彼女の非凡なる才能を端的に表すものといえそうです。選曲も見事で、あまり聞く機会のないシュットのパラフレーズや、グラナドスのアレグロの演奏は、ピアノ・ファンにとっても楽しみなものです。(2014/08/27 発売)
レーベル名 | :Orlando Records |
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カタログ番号 | :OR0008 |
「英雄」をはじめとする一連の傑作が作られた1802年から1808年にかけてのベートーヴェンの作風は、「ドラマ的ソナタ期」と名されており、彼の手によって、時代は古典主義からロマン主義へ移行したと見ることもできます。このCDの序曲群はこの時期に作られたもので、彼は短い動機を可能な限り展開・変容し尽くしつつ、中規模作品においてもドラマ的な様式を表現しようと試みたのでした。生粋のロマン主義者であったメンゲルベルクは、とりわけこれら作品のドラマ性に鋭く着目し、急緩自在のテンポ、幅広いデュナーミクをもって、ベートーヴェン作品に潜む神髄を引き出すことに成功しています。(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110864 |
2021年11月、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアとの演奏を最後に指揮活動から引退したロジャー・ノリントン。このアルバムでは彼が得意としたベートーヴェンのさまざまな序曲が収録されています。ノリントンは「エグモント」「プロメテウスの創造物」「コリオラン」をロンドン・クラシカル・プレイヤーズと1987年と88年に録音していましたが、歌劇《レオノーレ》にまつわる3つの序曲はこれが初登場。大きなドラマを凝縮した内容を持つ序曲の数々を、弦楽器のノンヴィブラート演奏を基調とする「シュトゥットガルト・サウンド」で演奏。ノリントンのベートーヴェン交響曲全集ファンにとっては嬉しいリリースです。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19121CD |
好評のVOX AUDIOPHILE EDITIONでスクロヴァチェフスキのベートーヴェン:序曲と劇音楽集が完結。VoxBoxレーベルからSVBX 5156としてリリースされたLP3枚組全17曲が先にリリースされたVOXNX3017CDと合わせて揃いました。1970年代末ともなるとアナログの録音も成熟期。堅固な造形と力強い推進力によるスクロヴァチェフスキ&ミネソタ管の演奏とサウンドがベートーヴェンの音楽にベストマッチしています。ブックレットには初出時の曲目解説が転載され、初出LPのジャケット写真がカラーで載っています。尚、トラック4-7はDennis Ronneyのプロデュース、ミネアポリスのSound 80 Studiosの制作です。(2023/10/27 発売)
レーベル名 | :Vox |
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カタログ番号 | :VOX-NX-3026CD |
新型コロナウイルスのパンデミックで世界が閉ざされた2020年、多くの人々が社会からの孤立に苦しみました。その中でルーマニア出身のピアニスト、マティ・ ヴァルガは、強制的に与えられた「オフ」をスケジュールに追われることから解放されて自分を成長させる機会と捉えました。 ピアノと一緒にいると、自分の内面がよく見え、新しい発見の喜びを味わったというヴァルガ。 根っからの楽天家と自称する彼は、このアルバムが音楽の驚異的な力で聴く人に喜びをもたらすことを願っています。 (2022/09/09 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92258 |
こちらはアンドレーヴァによる、ベートーヴェンからプロコフィエフに至る「ピアノ・ソナタ」を巡る1枚です。通常、3楽章からなる古典的なソナタ形式が、やがて4楽章に拡大され、少しずつ崩壊していくというプロセスを逆手にとり、彼女はベートーヴェンのソナタの中でも珍しい「2楽章」のソナタでこのアルバムを始めます。次に置かれたスクリャービンの曲は単一楽章の中に、精巧なソナタ形式が隠されています。圧巻はプロコフィエフのソナタ。古典的な4楽章の構成の中に、多くの試みが仕組まれたプロコフィエフの初期の名作を、アンドレーヴァは軽快に弾ききっています。ボーナス・トラックに収録されたドビュッシーの「版画」はソナタではありませんが“ソナタ”の新しい形の可能性を探るために、彼女が選曲したということです。 (2017/02/17 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25140 |