ベートーヴェン, ルードヴィヒ・ヴァン(1770-1827)
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19世紀初頭のヨーロッパでは、民族的な事項への関心が高まっていました。特にングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズなどイギリス周辺の文化が注目されていましたが、ここで活躍したのが、イギリスの楽譜商でアマチュア音楽家ジョージ・トムソンでした。彼は各地の民謡を採取し、これらを伴奏付きの歌曲に編曲するように当時名高い作曲家たちに依頼、ヘンデル、ハイドンやベートーヴェンたちが作品に仕立て上げました。ハイドンはこの仕事をとても楽しんだと伝えられていますが、ベートーヴェンはトムソンがの「もっと簡単な伴奏に書き替えて」という要求に同意することができず、「私は自分の作品を修正することに慣れていない」という答えを返すなど、やや不服の残る仕事だったようです。にも拘わらず、現在残っている一連の編曲はとても楽しく聞きごたえのあるもの。知られざるベートーヴェンの素顔が垣間見える曲集です。(2018/08/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99174 |
ベートーヴェンが様々な機会に作曲した声楽作品を集めた1枚。友人の結婚式のために書かれたもの、旅立ちへのはなむけの曲、命名日を祝した曲があれば、時にはフリーメーソンの絵画に言及したものや、シラーの詩に付けた曲など、日常の一コマが切り取られたような小曲には、ベートーヴェンの堅苦しいイメージを払拭するほどの親密な雰囲気が漂っています。また、ほとんど耳にすることのない『イタリア語による多声の歌曲集』は、ウィーンにやってきた若きベートーヴェンがメタスタージオの詩に付けた歌曲集。当時、ベートーヴェンを教えていたサリエリがいくつかの曲に修正を加えたことで知られていますが、このアルバムではサリエリの改訂稿を並べて演奏することで、ベートーヴェンの奮闘ぶりが伺えます。(2020/06/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574175 |
(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :LPO |
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カタログ番号 | :LPO-0077 |
晩年のベートーヴェンが熱烈な信仰を音に託した名作として余りにも名高い「荘厳ミサ曲」。曲の解説は省き、「ナクソスはこの名曲を何故、アメリカの地方都市の楽団に委ねたのか」といぶかしく思う貴方に敢えて申し上げましょう!細かいことは気にせずサクサク明快に楽想を紡ぐシャーマーホーンの棒。力強い独唱陣、意外過ぎるほど(失礼!)優秀な合唱団と、声楽パートも充実し、全曲に漲るサウンドの力強さ。ベネディクトゥスの、あの天国的に美しいヴァイオリンソロの、真心いっぱいの歌いまわし。演奏家の名声に関わらず名演を提供するナクソスの原点、ここにあり!超名曲のCDは、何枚あってもいいものです。(2004/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557060 |
この「ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)は、もともとはベートーヴェン(1770-1827)の庇護者であった、ルドルフ大公の"大司教就任祝いのための厳粛なミサ"として書き始められたのですが、ベートーヴェンの構想があまりにも壮大であったため、就任式に間に合わず、結局のところ5年後の1823年にようやく完成したという大作です。全ての楽章が緊密な関係を持ち、全体が統一されたこの作品は随所に見事な対位法が用いられ、またサンクトゥスでは独奏ヴァイオリンが活躍するなど、内容も音楽も充実したベートーヴェン晩年の傑作として讃えられています。BR KLASSIKレーベルとしても初となる、この「ミサ・ソレムニス」の演奏を担うのは、当時85歳のベルナルト・ハイティンクです。ハイティンクと言えば、2013年録音のハイドン「天地創造」でも、見事な世界の始まりを体感させてくれましたが、このベートーヴェンでは更なる高みと深みに到達した彼の姿を知ることになるでしょう。(2015/05/27 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900130 |