ベートーヴェン, ルードヴィヒ・ヴァン(1770-1827)
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【ソニー・クラシカルからベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が発売されて高い評価を受けたレヴィット、若き日の秘蔵音源!】1987年、ソ連出身のイゴール・レヴィット。8歳の時にドイツに移住、2009年ハノーファー音楽演劇メディア 大学を卒業。2005年、テルアヴィヴのアルトゥール・ルービンシュタイン・コンクールに最年少で参加して入賞。早くから注目されて来ましたが、2018年のギルモア・アーティスト賞と、2018年のロイヤル・フィルハーモニック協会の「年間最優秀器楽奏者賞」を受賞するなど、ドイツを 中心に人気がブレイク。2020年6月にはサティのヴェクサシオンを作曲家の指示通り840回繰り返して演奏する模様をインターネット中継して大きな話題となりました。2021年3月にはベルリン・フィルにデビューの予定です。日本では2017年にキリル・ペトレンコ指揮のバイエルン国立管と共演、2019年でも東京・春・音楽祭でリサイタルを行い、絶賛されました。2021年5月に紀尾井ホールで2日連続ベートーヴェンのソナタ選集を弾く予定です。https://kioihall.jp/category/concert/kioihall?ky=2021&km=5#post_0512今回、2007年にNAXOSに録音していたベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第1番」を 再発売し、その才能を味わうという企画です。 (2021/02/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.551447 |
モーツァルトの時代に初期のピークを迎えたとされるピアノ協奏曲。このジャンルを更に推し進めたのがベートーヴェンでした。彼は14歳の時に初のピアノ協奏曲を作曲(作品番号なし、変ホ長調 WoO 4)、1790年には後に2番となる変ロ長調の第1稿を完成させます。しかしこの作品は出版までに、終楽章が差し替えられるなどの様々な構想が加えられ、その間に、現在第1番とされるハ長調の協奏曲が完成。最終的には番号が逆になり出版されることとなります。ギルトブルグは今回のベートーヴェンについても、確かな技巧と音楽性で作品に全力で対峙し見事な演奏を繰り広げます。後年にみられる壮大堅固な作風による第1番ではエネルギッシュに音楽を創り上げ、モーツァルトの影響を受けながらも、随所に先鋭的な工夫が見られる第2番では、絶妙な転調から生まれた、はっとするような美しい瞬間を捉えています。同時に彼は、作品の出版までの変遷を丹念に追い、ベートーヴェンが“新しいスタイル”の協奏曲を完成させるまでの経緯をブックレットにまとめています。尚、もともとは第2番の終楽章として用意されていた「ロンド WoO 6」もギルトブルグ自身がカデンツァを用意し、このアルバムに含め、、若いベートーヴェンの意欲的な試みを演奏、解説とともに理想的な形で聴き手に提示します。ギルトブルグの華麗な演奏をバックアップするのは気鋭の指揮者ヴァシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団。すでにショスタコーヴィチなどの一連のロシア物で高い評価を受けている両者による演奏も注目です。輸入盤国内仕様:日本語解説付き(2019/11/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574151 |
ICAレーベル期待の新人ピアニスト、イングリッド・ヤコビのベートーヴェン・シリーズ、今作の第1番と第3番でシリーズが完結となります。彼女はゲンリヒ・ネイガウスの弟子であったライサ・ゴロデッカの元でピアノの勉強を始め、16歳でセントルイス音楽学校で最高の賞を獲得、その後はボルドウィン・ピアノ・コンクールで優勝、他にも多数のコンクールで優秀な成績を収めています。数多くの録音もあり、ICAのベートーヴェンも高く評価されています。さて、今回のベートーヴェンの2つの協奏曲。番号こそ第1番になっているものの、実際は柔和な表情を持つ第2番よりも後に作曲されたハ長調の協奏曲は、極めて勇壮豪快な曲想を持つベートーヴェンらしい作品で、コロコロと転がる終楽章の軽快な主題が魅力的です。第3番は1800年の作品で、ハ短調という調性が悲壮感を醸し出しています。古典的な形式に則って書かれていますが、随所にロマンティックさが垣間見える古典派からロマン派の過渡期の名作です。この2曲の協奏曲にヤコビは、明確なアーティクレーションとフレージングを施し、独自の解釈と表現力で完全に自身のものにしています。この世代のピアニストの中で「最も詩的な」演奏をすると称賛される彼女の演奏、確かに抜きんでた素晴らしさを有しています。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5107 |
マルティン・ハーゼルベックと、彼が率いるウィーン・アカデミー管弦楽団が2014年から取り組んでいるプロジェクト「RESOUND BEETHOVEN」。音楽学者とともに、ベートーヴェンの初演時の状況を徹底的に検証し、当時と同じ楽器、編成を用い、初演会場までをもほぼ同じにして録音を行うという取り組みです。これまでに交響曲は全曲がALPHAレーベルからリリースされ、高評価を得ています。今回CPOから発売されるのは、ピアノ協奏曲第1番から第5番と、本来第2番の最終楽章として想定されていたWoO6のロンド、そしてヴァイオリン協奏曲の編曲であるピアノ協奏曲ニ長調という組み合わせ。CD3の収録曲は既にALPHAレーベルから発売されていますが、今回はそれらも組み込んだ3枚組BOXとなります。録音場所やオーケストラの編成はもちろんのこと、協奏曲第1番、第2番、ロンドはベートーヴェンが実際に奏でていた楽器を使用するなど、徹底したこだわりを見せる今回の録音は、ベートーヴェン時代の音楽の再現を試みた貴重なものです。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555329-2 |
2005年に初CD化されたルドルフ・ゼルキンとラファエル・クーベリックによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集が再登場。ゼルキンには1960年代にオーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団&バーンスタイン/ニューヨーク・フィルとの録音と、1980年代の小澤/ボストン交響楽団との録音によるベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集がありますが、こちらは全てライヴ。ゼルキンは演奏当時74歳だったにもかかわらず、第1番から第5番までまったくテクニックには綻びがなく、気迫のこもった演奏で全体をきっちりとまとめています。クーベリックが率いるバイエルン放送交響楽団も、ゼルキンのパワフルな演奏を重厚な響きで丁寧にサポート。細やかな表情付けはベートーヴェンを知り尽くしたクーベリックならではのものといえるでしょう。最後に添えられた「合唱幻想曲」も聴きもの。曲が進むにつれて合唱もオーケストラも高揚感を帯び、ゼルキンのピアノも交えた全体が混然一体となって壮麗なクライマックスを迎えます。初発売当時、ヨーロッパをはじめ日本でも各誌で絶賛を浴びたという名演をこの機会にお聴きください。(2022/02/11 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C220043 |
1998年から2007年にかけてOEHMSレーベルに録音したベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が高い評価を得たドイツのピアニスト、ミヒャエル・コルスティック。ベートーヴェン生誕250周年を機に満を持して取り組んだピアノ協奏曲の全曲セットが登場します。ベートーヴェンのピアノ協奏曲は通常、第1番から第5番までを全集としますが、このコルスティックの全集は、第2番の初稿フィナーレであるロンド変ロ長調 WoO 6や、ヴァイオリン協奏曲のピアノ版(このCDでは第7番と表記)に加え、ベートーヴェンが1814年から15年頃に作曲したとされるニ長調の協奏曲断章(このCDでは第6番と表記)、14歳頃に作曲した変ホ長調の協奏曲までも収録していることが大きな特徴。若書きの「第0番」変ホ長調 WoO 4はオーケストラ・パートが失われてピアノ・パートだけが伝えられています。この曲にオーケストレーションを施した例としてはスイスの作曲家ヴィリー・ヘスによるものがありますが、ここではコルスティックの発案で指揮者・音楽学者のヘルマン・デヒャントに依頼した新たなオーケストレーションを採用。第4番を参考に、ヘス版に無かったファゴット2本を追加。更に終楽章ではトランペット2本とティンパニを追加して、壮麗な響き持つ演奏時間約26分の協奏曲となりました。カデンツァはデヒャント作のものを参考にコルスティックが手を加えています。ニ長調H15は未完成ながら258小節あり、ベートーヴェンが残した断章の中でも最大規模です。1986年にイギリスの音楽学者ニコラス・クックが他のスケッチなども参照しつつ独立した楽章として補筆完成させました。ここではクック版にヘルマン・デヒャントがカデンツァとコーダを加え、更にコルスティックが独自に手を加えた楽譜を演奏しています(演奏時間13’57”)。本命と言うべき第1番から第5番では、ピアノもオーケストラもピリオド・スタイルを取り入れてペダルやヴィブラートを控え目にしつつ、モダン楽器らしいシンフォニックなサウンドの魅力もしっかりと表現しています。引き締まったテンポでドラマティックに展開してゆく速い楽章と、柔らかな響きで旋律をしっとりと歌う緩徐楽章が好対照です。(2022/07/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555447-2 |
1980年生まれのジョナサン・ビスは、2015年にセントポール室内管弦楽団と共同で、ベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲それぞれにインスパイアされた新作を5人の作曲家に委嘱し、両曲をペアで演奏する「Beethoven/5」というプロジェクトを立ち上げました。第5番を収めた第1巻に続く第2巻では、ピアノ協奏曲第1番と、イギリスの作曲家サリー・ビーミッシュによる「シティ・スタンザス」をカップリング。この作品は、自然からインスピレーションを得ることが多かったビーミッシュの以前の作品とは異なり、都市景観に焦点を当てています。当初は人間の創造性を礼賛することを意図していたこの協奏曲ですが、2015年のイギリスやアメリカにおける政治的不安により作品のトーンが変化し、作品は、権力の中心にある貪欲と格差、利益優先の技術、効率的な兵器、そして社会的不平等などの問題に呼応するものとなりました。「シティ・スタンザス」のすべての音楽的素材は、何らかの形でベートーヴェンの協奏曲から派生しています。ビーミッシュは、ジョナサン・ビスの個性的で表現力豊かかつヴィルトゥオーソ的な演奏に触発されましたが、この作品はまた、作曲家とアーティストの双方が共有する未来への不安にも深く影響を受けています。「Beethoven/5」は、発起人であるセントポール室内管弦楽団に続いて、15のオーケストラや団体が賛同する大プロジェクトとなりました。他の作品はティモ・アンドレスの「The Blind Banister」(第2番とのペア)、サルヴァトーレ・シャリーノの「Il sogno di Stradella」(第4番)、キャロライン・ショウの「Watermark」(第3番)です。ビスは、「これらの作品がレパートリーに定着し、自分が世を去った後も末永く演奏され続けることを願っています」と語っています。今後のリリースも楽しみです。(2024/10/18 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100339 |
最近、注目を集めるベートーヴェン作品の室内楽編曲版。今作にはロマン派の作曲家ヴィンツェンツ・ラハナーによる「ピアノ協奏曲第1番」のピアノと弦楽五重奏版と、ベートーヴェン自身による「交響曲第2番」のピアノ三重奏版を収録。協奏曲を編曲したラハナーは、モーツァルト作品の編曲で知られるイグナーツの4歳下の弟であり、ブラームスとクララ・シューマンに高く評価された音楽家として歴史に名を遺しています。このアレンジはドイツのピアニスト、教師ジグムント・レーベルトの提案でラハナーが学習用として作ったものであり、ソリストの学生は第2ピアノの伴奏、もしくはこのオーケストラよりも簡潔な響きを奏でる弦楽五重奏版の伴奏を選ぶことができたというものです。ベートーヴェン自身の編曲による「交響曲第1番」は当時流行したビーダーマイヤー(身近で日常的なものに目を向ける活動)の流れにのり、大きな編成の音楽作品を家庭で気楽に演奏するためのもの。原曲とは違う味わいを持っています。ミンスクで生まれ、オランダで活動するシバイエヴァがピアノを担当しています。(2020/11/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.551431 |