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ベートーヴェン, ルードヴィヒ・ヴァン(1770-1827)

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/チェロ・ソナタ第2番(シュナーベル/ロンドン響/サージェント/ピアティゴルスキー)(1932)

    アルトゥール・シュナーベル(1882~1951)はポーランド南部に生まれ、オーストリア、ドイツ、アメリカでの活動を経てスイスで亡くなったピアニストです。史上初のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集、ピアノ協奏曲全集の録音を完成、戦前にはベートーヴェン弾きとして、絶対的な評価を得ました。この《皇帝》はその代表盤です。組み合わせはグレゴール・ピアティゴルスキー(1903~76)とのチェロ・ソナタの第二番。ピアティゴルスキーはロシア出身ですがベルリンで活動、両大戦間にはシュナーベル、カール・フレッシュと三重奏団を結成していました。(山崎浩太郎)(2001/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110640

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/ディーン:ある冬の旅(ビス/スウェーデン放送響/アフカム)

    1980年生まれのジョナサン・ビスは若いうちから脚光を浴び、共演した音楽家たちからも篤い信頼を得てきました。35歳になる2015年にはセントポール室内管と合同で、ベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲それぞれにインスパイアされた新作を5人の作曲家に委嘱し、両曲をペアで演奏するBeethoven/5というプロジェクトを立ち上げました。ORCHID CLASSICSは、それら5組の協奏曲の録音を順次リリースしてゆく予定です。第1弾として「皇帝」とブレット・ディーンの「グナイクセンドルフの音楽 - ある冬の旅」が登場。「皇帝」はスケールが大きく、正攻法の堂々たる演奏。ベートーヴェンのソナタ全集の録音も完成させたビスの円熟を示す演奏となっています。ディーンの作品名にあるグナイクセンドルフはベートーヴェンの弟ヨハンの家があった街。自殺未遂を起こした甥のカールを連れたベートーヴェンが1826年の秋から初冬にかけて滞在した後、ウィーンに戻る旅の途中で体調を崩し、それから4カ月足らずで世を去りました。作品は急緩急の3楽章構成で演奏時間約25分。熱にうなされて乱れがちな意識の中に「皇帝」のフレーズが浮かんでは消えるといった趣きで、全編を通じてピアノにはヴィルトゥオーゾ的なテクニックが求められます。Beethoven/5は発起人役のセントポール室内管に続いて15のオーケストラ・団体が賛同する大プロジェクトとなり、ディーンの作品はセントポール室内管に加えてドレスデン・フィル、リヨン国立管、ヴロツワフ・フィル、メルボルン響、スウェーデン放送響が共同で委嘱。当録音は初演時のライヴ録音です。他の作品は初演順にTimo Andres、 The Blind Banister(第2番とのペア)、SALLY BEAMISH City Stanzas(第1番)、SALVATORE SCIARRINO Il sogno di Stradella(第4番)、CAROLINE SHAW Watermark(第3番)。これらの作品がレパートリーに定着し、自分が世を去った後も末永く演奏されつつけるよう願っています」と語っています。今後のリリースが楽しみなシリーズです。(2024/04/26 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100291

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/ピアノ・ソナタ第15番「田園」(ヴラダー/カペラ・イストロポリターナ/ワーズワース)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550290

  • ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/変奏曲集/11のバガテル/アンダンテ ヘ長調(ジャコビー)

    (2013/05/22 発売)

    レーベル名:ICA Classics
    カタログ番号:ICAC5104

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(ホロヴィッツ)(1951-1952)

    1941年から52年かけてのホロヴィッツの活動は、彼の超人的なピアノ技巧を印象付ける数々の編曲とその演奏・録音に費やされました。45年の「星条旗よ永遠なれ」47年の「カルメン幻想曲」49年の「ラコッツィ行進曲」と、いずれも技巧の頂点を示す作品群に加え、当然ラフマニノフの協奏曲も含まれました。クーセヴィツキーやコーツと共演したときのようなライヴならではのスリリングさはないにしろ、精緻な技巧と統合力、またカットが少ない(第1楽章のカデンツァ2小節、第2楽章の終わり近く、第3楽章の1セクションのみ)ことから、モノラルながらホロヴィッツの代表録音として最も高い評価を得ています。「皇帝」は義父トスカニーニに頭を抑えられている盤よりも、ホロヴィッツの自在度が勝っています。(2005/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110787

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集/ヴァイオリン協奏曲/三重協奏曲(ヴラダー/クーレン/シュテッケル/ウィーン室内管)

    最近は指揮者としても活動が目覚しい、オーストリア出身のピアニスト、シュテファン・ヴラダーによる「ベートーヴェン:協奏曲集」。こちらは彼がピアノと指揮を担当するだけでなく、ピアノ以外の協奏曲は純粋な指揮者として、現在、首席を務める《ウィーン室内管弦楽団》を統率。自身が心底納得できるベートーヴェン(1770-1827)を作り上げています。ヴァイオリンを演奏しているのはイザベル・ファン・クーレンで、彼女もヴラダーの指揮を大絶賛。「ベートーヴェンを演奏するためには、スタミナだけでなく、素晴らしいヴィジョンを持つ必要がありますが、ヴラダーはそれを完璧に持ち合わせています」と語っています。チェロのシュテッケルを迎えた「三重協奏曲」での3台の楽器が醸し出す魅力的なサウンドも聴き所です。(2016/11/23 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C7210

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 - 第5番(グッドイヤー/BBCウェールズ・ナショナル管/コンスタンティン)

    ORCHID CLASSICSレーベルやSTEINWAYレーベルなどから次々と新録音をリリース。作曲家としてもユニークな才能を発揮する注目のピアニスト、スチュワート・グッドイヤー。今作では2020年の“ベートーヴェン生誕250年”を記念し、アンドリュー・コンスタンティンが指揮するBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団を従え、ピアノ協奏曲の全曲演奏を披露しています。最初に完成された第2番ではモーツァルト風の楽想をきわめて軽やかに演奏し、すでにベートーヴェンの個性が表出された第1番ではゆったりとした第2楽章の美しさが印象的。第3番では劇的な終楽章での場面転換が見事であり、第4番ではピアノとオーケストラの親密な対話に主眼を置き、壮大な第5番で音楽が頂点に達します。曲ごとの性格描写と巧みな技術が融合した素晴らしい演奏を存分にお楽しみください。(2020/03/27 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100127

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    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、第5番(スタンチュール/ボルツァーノ・トレント・ハイドン管/クーン)

    セルビア生まれの女性ピアニスト、ジャスミンカ・スタンチュールをソリストに迎えたベートーヴェンの2曲のピアノ協奏曲。スタンチュールはウィーン国立音楽大学で学んだ後、ジュネーヴでマリア・ティーポに師事。1989年、権威ある「ウィーン国際ベートーヴェン・コンクール」で優勝したことで一躍注目を浴びました。ウィーン古典派作品を得意としており、グスタフ・クーンとはモーツァルトのピアノ協奏曲の録音(COL60014)もあります。彼女の明快なタッチと、クーンが振るボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団の素朴な響きが溶け合う模範的なベートーヴェンです。(2019/02/22 発売)

    レーベル名:col legno
    カタログ番号:WWE1CD60010

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    ベートーヴェン:ピアノ作品集(インマゼール)

    【交響曲全曲録音から12年。インマゼール満を持しての、鍵盤作品体系的録音3枚組】インマゼール率いる古楽器集団アニマ・エテルナが、あの痛快というほかないベートーヴェン交響曲全曲録音をBOXで一挙リリースしたのが2008年。それから12年の年月が過ぎ、インマゼールは今や同楽団の名誉音楽監督的立場となり、その指揮を若き才人たちにも任せながら、フォルテピアノ奏者としての自身のキャリアを新境地へと向かわせはじめました。作曲者生誕250周年、満を持してベートーヴェンのピアノ・ソナタに正面から向き合った3枚組アルバムを新録音。当時の楽器(フォルテピアノ)で作曲家の真意に迫る、新たなスタンダードの予感に満ちたリリースとなります。チェンバロ奏者として古楽への造詣を深めながら、半世紀近く前から歴史的なモデルのピアノの奏法と向き合ってきたインマゼールが、彼と同じく生前は卓越した奏者として活躍、この楽器の発展に大きく寄与したベートーヴェンの独奏曲群へ向かう日が来たというのは、いわば必然かつこのうえない運命と言えましょう。18世紀末以降ウィーンで絶大な人気を誇った鍵盤製作家ヴァルターのモデルにもとづき、現代最高のフォルテピアノ職人のひとりクリストファー・クラークが入念に再現製作した銘器を通じ、ここでは1800年前後の最も充実したソナタ群の世界が探求されています。「悲愴」「月光」「田園」といった名前で知られる名曲をはじめ、楽器の特徴をよくふまえた奏者でなくては辿りつけない境地へ……ロンド・ア・カプリッチョ「失くした小銭への怒り」など、小品も織り交ぜ作曲家の音楽世界をくまなく探求してゆくプログラム構成は、今後さらなる録音の登場にも高い期待を掻き立てずにおきません。(2020/06/05 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA594

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    ベートーヴェン:ピアノ作品集 10 「エロイカの主題による15の変奏曲集」/「7つのバガテル Op. 33」/「創作主題による6つの変奏曲ヘ長調 Op. 34」/他(シュナーベル)(1937 - 1938)

    ベートーヴェンの精髄が、ソナタを代表とする構築性の美にあることはいうまでもありませんが、一方でそこはかとなく書きとめられた小品にも、旋律美などの魅力が見出され、シュナーベルは肩のこらないアプローチでこれらの作品を弾いています。構築性を主眼とするベートーヴェンのもう一つの代表的形式として「変奏曲」が挙げられ、彼はピアノのために21の作品を書きました。それら作品群において、変奏曲を単なる形式変奏の寄せ集めから、性格変奏による融合体とすることに成功しましたが、その頂点として君臨する巨大な「エロイカ変奏曲」を、シュナーベルは揺らぐことなき建造物として表現しています。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110764