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ベルク, アルバン(1885-1935)

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    ミヒャル・ギーレン・エディション 8 - シェーンベルク/ベルク/ウェーベルン:管弦楽作品集(1954-2013)

    【追悼:ミヒャエル・ギーレン(1927-2019)】ギーレンの真骨頂ともいえる、新ウィーン楽派作品集2019年3月8日に惜しまれつつもこの世を去った名指揮者ミヒャエル・ギーレン。彼が残した膨大な録音の中からSWR南西ドイツ放送に保存されている音源を体系的にリリースしているのがこのギーレン・エディションです。これまでも初出音源を含む興味深いレパートリーが紹介されてきましたが、第8集となる今作は、ギーレンが最も得意としたシェーンベルク、ベルク、ウェーベルンの作品集。今作にも多くの初出音源が含まれています。CD1からCD8まではシェーンベルクの作品集で、彼の名を一躍高めた「グレの歌」を始め、初期の作品である「ペレアスとメリザンド」や「浄められた夜」から「管弦楽のための変奏曲」、大作「ヤコブの梯子」などシェーンベルクの代表作を収録。8枚のうち、3枚分は完全に初出録音であり、マルシュナーによる「ヴァイオリン協奏曲」のようにLPのみでリリースされていた音源を今回初CD化したものも含まれます。シェーンベルクが編曲したバッハやヨハン・シュトラウス作品も収録されており、こちらも興味深いラインナップです。CD9とCD10はベルクの作品集。ギーレンとの共演も多かったソプラノ、メラニー・ディーナーが歌う「7つの初期の歌」や、クリスティアン・フェラスがソリストを務める「ヴァイオリン協奏曲」は初出音源です。CD11と12はウェーベルンの作品集。こちらも4曲の初出音源をはじめ、シューベルトとウェーベルンの作品をとりまぜての演奏や、シェーンベルクの「室内交響曲」をウェーベルンが小さな編成に編曲したものが含まれています。「室内交響曲」ではギーレン自身がピアノを演奏、「ウィーン私的演奏協会」で大きな役割を果たしたエドゥワルト・シュトイアーマン(ギーレンの叔父でもある)の役割を担っています。ギーレンをしてギーレンたらしめるレパートリーの数々をお楽しみください。(2019/06/21 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19063CD

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    ギボンズ/スウェーリンク/J.S. バッハ/ブラームス/ベルク:ピアノ作品集(グッドイヤー)

    数多ひしめく中堅ピアニストの中に於いて、1978年カナダ生まれのスチュワート・グッドイヤーはその活躍が最も期待されている一人です。このアルバムは、彼と同郷の天才ピアニスト、グレン・グールドが大切にしていたレパートリーを再現することで、グールドへの強い思いが表明されています。グッドイヤーが初めてグールドの名前を耳にしたのは4歳の時。初めて魅了されたのはバッハの演奏でした。魅力的で妥協のない音がまっすぐに心に届いたのだそうです。彼がこの録音を思い立ったのは、モントリオールで同じプログラムを演奏した時のことであり、グールドへの敬意を払いながらも、グッドイヤーならではの解釈も施すという、実に濃密なアルバムです。(2018/05/25 発売)

    レーベル名:Sono Luminus
    カタログ番号:DSL-92220

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    クラシック・ギター・トランスクリプションの芸術 - J.S. バッハ/バルトーク/ベルク/ジェズアルド(デジュール)

    フランス出身のギタリスト・アレンジャー、クリストフェ・デジュール。過去にリリースされたギター・トリオのための「アルベニス:「イベリア」(8.557064)とグラナドス:作品集(8.557709)は、演奏するトリオ・カンパネッラの妙技も相俟って、高い評価を受けています。今作では、デジュール自身が編曲したジェズアルド、バッハ、ベルク、バルトークの4つの作品を演奏。バッハのフーガでの見事な対位法の扱いや、バルトークの活発なリズム処理など、ギター演奏の可能性を極限まで押し広げた素晴らしいアレンジと技巧を披露しました。(2020/11/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574259

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    クラリネットの芸術(シュミードル/ミテヴァ/乾まどか)

    オーケストラの楽器たちの魅力を、ウィーン・フィルの主席奏者が演奏とブックレット解説を通じて紹介していくというシリーズの第一弾、まずはクラリネットのシュミードルの登場です。極上のまろやかさを持った音色がたっぷり70分近く味わえ、まさに至福のひとときです。クラリネットとピアノを中心とする室内楽は、ややマイナーなジャンルですが、演奏の素晴らしさにも支えられ、「こんな隠れた名作が!」という発見にも満ちた一枚になっています。そしてさらに特筆すべきは、乾まどかをはじめとする、ウィーンにゆかりの深いサポート陣の好演です。室内楽の楽しさを存分にお楽しみいただけることと思います。(2003/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557232

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    ゲーテの詩による歌曲集(Goethe-Project)(ツィーマー/今井寛子)

    ドイツの偉大な詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ。彼の詩は彼の時代から現代に至るまで、数多くの歌曲に用いられています。この「ゲーテ・プロジェクト」と題されたアルバムでは、ソプラノのウーテ・ツィーマーとピアノの今井寛子がゲーテの詩による歌曲を演奏。シューマンやグリーグ、ヴォルフらの良く知られた歌から、このアルバムのために書かれたクレンツルの「3つのゲーテの歌」など世界初録音を含む20~21世紀の歌まで、ゲーテの詩に魅了された作曲家たちによる歌曲を楽しめます。【ウーテ・ツィーマー】ウィーン国立音楽大学で学び、2003年からはエリザベート・シュヴァルツコップから個人的な指導を受け、2006年にシュヴァルツコップが亡くなるまでに多くの歌曲やオペラの教えを受ける。2006年ヨハネス・ブラームス国際歌曲コンクール第1位を受賞したほか、多くのコンクールに入賞、現代作曲家の作品の初演やテレビ番組制作にも協力、幅広く活躍するソプラノ歌手。【今井寛子】幼少期をペルーで過ごし、リマでピアノの手ほどきを受ける。日本に帰国後は国立音楽大学を卒業後、1997年からオーストリア、ウィーンに在住。ウィーン国立音大大学院ピアノ演奏科卒業、日本演奏連盟主催による東京文化会館でのデビューリサイタルをはじめ、ベルリン・フィルハーモニーホールでベルリン交響楽団のソリストとして数回演奏。現在はウィーンやイタリアでのコンサートに定期的に出演するとともに、熱心な指導者としても活躍中。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Gramola Records
    カタログ番号:Gramola99246

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    幻想の影 - オルセー=ロワイヨモン・アカデミー歌曲コンサート・シリーズ(ロッソー/ペルツ/フェルドマン/ラナサ/ポルクロペク/ロイエス/ホレンダー)

    毎年、オルセー美術館とロワイヨモン財団により開催されるオルセー=ロワイヨモン・アカデミーで行われる歌曲リサイタル。こちらは2022年2月から3月に行われたコンサートの模様を収録した1枚。今回も4組の歌手とピアニストがフランス近代歌曲を中心に、ウルマン、ベルク、マーラー、ポーリーヌ・ヴィアルドの作品まで、素晴らしい演奏を披露しました。(2022/09/09 発売)

    レーベル名:B Records
    カタログ番号:LBM044

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    咲きほこるバラ - 鳥たちと花の歌曲集(モーリー)

    アメリカ生まれで、メトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、パリ・オペラ座など世界トップの歌劇場でひっぱりだこのソプラノ、エリン・モーリーが待望のソロ・デビュー・アルバムをリリース。花鳥風月からインスパイアされた魅力的な歌の数々を披露しています。世界の劇場で高く評価されるだけあって、発声も表現も工夫を凝らして一辺倒にならないところは見事。アルバムの中心に据えたリッキー・イアン・ゴードンの連作歌曲「8つの花の歌」は、死や復活、儚さを花の姿に例えた作品で多彩な表現が聴きどころです。最後に置かれた We’ll Gather Lilacs(春になったらライラックの花を集めましょう)は1945年のミュージカル「Perchance to Dream」の中のヒット曲で、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、ジュリー・アンドリュースから最近ではキャサリン・ジェンキンスへと歌い継がれている名曲。モーリーにとっては幼いころから身近にあった曲なのでしょう。ここでは自らピアノを演奏しつつ情感たっぷりに歌い上げています。他の曲で伴奏を務めるジェラルド・マーティン・ムーアはイェール音楽大学で声楽研究のコーディネーターを務めるとともに、グラインドボーン音楽祭やパリ・オペラ座で声楽コンサルタントとして活躍、特にルネ・フレミングとの共演で知られています。(2024/04/19 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100294

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    シェーンベルク:浄められた夜/ベルク:ピアノ・ソナタ Op. 1 (編曲:T. ミューレマン)(ヘット・コレクティーフ)

    【際立つ緊張感としなやかさ、シェーンベルクとベルクの作品を室内楽編成で】もともと小さな編成のために書かれている、シェーンベルクの「浄夜」「室内交響曲」やベルクの「室内協奏曲」といった作品を3~5名という極小編成に編曲したものと、逆にベルクのピアノ・ソナタを五重奏へと拡大した編曲版を収録したアルバム。いずれの作品でもテクスチャがより明確になっており、近現代作品の解釈に長けたヘット・コレクティーフらしい高い緊張感としなやかさを併せ持った演奏が、原曲とは一味違った魅力を最大限引き出しています。(2023/02/10 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA867

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    シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番/ウェーベルン:緩徐楽章/ベルク:叙情組曲(抜粋)(シェーファー/ピーターソン・クァルテット)

    近代・現代音楽を得意とするソプラノは数多くあれど、このシェーファーに勝る人はそうはいないのではないでしょうか。硬質な中に不思議な温かみを帯びた彼女の声はまさに混沌とした世界に降り注ぐ一条の月の光のよう。20世紀の音楽に抜群の理解度を示すペーターゼン弦楽四重奏団の明晰な解釈には有無を言わせぬ説得力があります。(2008/10/22 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix133

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    シェーンベルク/ウェーベルン/ベルク:ピアノ作品集(ヒル)

    当盤に取り上げられた3人の音楽は、すでに20世紀の「古典」としての地位を得ていますが、一方で「歌えない」「つまらない」、果ては「音楽ではない」etc.と、必ずしも「ウケがいい」とは言い難いのが実情です。確かに彼らの音楽が、それ以前の音楽で親しまれてきた要素をかなり意図的に排して作られたことは事実です。しかし虚心坦懐に耳を傾けてみると、「何の情動表現もなされていない計算だけの音楽ではない」こと、あるいは実は結構多彩な音楽であることが感得できるのではないでしょうか。まずはリスト・ワーグナー世界にも通ずる、末期ロマン派色彩の強いベルクのソナタあたりを突破口に、新たな世界への扉を開いて見ませんか?(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553870