ベルリオーズ, エクトル(1803-1869)
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サイトウ・キネン・オーケストラでティンパニストとして活躍したボストン交響楽団のエヴェレット(ヴィック)・ファースはじめ、アメリカの主要オーケストラから選び抜かれた10人の凄腕打楽器奏者によるアルバム。制作を担当したのは、ブーレーズ及びメータ時代のニューヨーク・フィルやグレン・グールドのアルバム制作で有名なアンドリュー・カズディンで、打楽器の難しいバランス調整と複雑な音色の融合を見事に実現しています。編曲と指揮はハロルド・ファーバーマンが担当。彼は20歳でボストン交響楽団の歴代最年少打楽器奏者としてキャリアをスタート、ミュンシュとラインスドルフが率いた12年間在籍しました。その後、1963年には作曲と指揮に専念するためボストン交響楽団を退団、ロイヤル・フィルやロンドン交響楽団などを指揮するようになったのはよく知られる通りです。アンドリュー・カズディンはコロムビア・レコーズのプロデューサーになる前には打楽器奏者として活動していたこともあり、このアルバムはアーティスト、指揮者、編曲者、制作者すべてが打楽器を知り尽くしているのがポイントです。MMG(Moss Music Group)原盤。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :MMG |
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カタログ番号 | :MCD10007 |
主に19世紀後半に花開いた、フランスのフルート音楽の精華を堪能していただきます。もちろん、お約束の「ヴェニスの謝肉祭」もあります!さらにお薦めするのがグノーの「小交響曲」。これはフルートと管楽八重奏のための作品で、管楽合奏曲として第一級の名作なのです。4つの楽章いずれも良いのですが、特に後半2楽章の悦楽は他では求めがたいもの。プーランクを思わせるウィットに富んでいます。また、この時代のフルート文化の隆盛を物語るのは2本のフルートが必要な曲でしょう。他の楽器では真似できない音楽美がここにあります。(2004/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555954 |
ゼーヴェンの「自動演奏楽器博物館」所蔵のブリタニック・オルガンを蘇らせるシリーズの第2弾です。第1弾(OC840)では総合的な音の紹介に終始したのですが、今回はクリスマスの音楽に絞ってご紹介します。本来、クリスマスは一家で静かに過ごすのが昔からの習慣ですが、もし旅の途中でクリスマスを迎えることになったら、旅人は少々寂しくなってしまうかもしれません。そんな時のために、ブリタニック号はクリスマス音楽のロール紙をあらかじめ用意して出航しました。もちろん演奏は当時最高のオルガニストたちによるものです。船上で彼らの演奏を再現しながら旅人達は静かにクリスマスを祝ったのです。彼らの華やいだざわめきもこのアルバムから感じ取れるかもしれません。 ( 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC842 |
( 発売)
レーベル名 | :予想以上に力強いオルガンの音は、1世紀以上も前の空気をありありと伝えてくれます。 |
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カタログ番号 | : |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
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カタログ番号 | :2012.01.11 |
トスカニーニとBBCの数少ない競演の第二弾は、ベートーヴェン作品の中では珍しく、各楽章に標題が付された「田園」。曲の持つ、描写的音楽としてのドラマツルギー的要素と、交響曲としての古典的構成要素のバランスが秀逸なトスカニーニは、ベートーヴェン自身の述べた「絵画というよりも感情の表現に重きを置いた。」という意図を体現することに成功しています。とりわけ第3楽章からフィナーレにいたる一連の流れは、過剰な感情表出を抑えつつも、絶妙なクライマックスを構築。彼のもっとも脂の乗り切っていた時期の音源として、歴史的に意義深い録音としても重要な位置を占めるでしょう。(2004/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110877 |
【全曲CD初出!ベルティーニ得意のレパートリー、貴重な東京ライヴを含むシュトゥットガルト放送響とのホットな名演集】ケルン放送響や東京都響との名演の数々で日本にも多くのファンを持つガリー・ベルティーニ。彼がシュトゥットガルト放送響と遺した演奏が南西ドイツ放送のマスターテープから初CD化。いずれもベルティーニ得意のレパートリーで、シュトゥットガルト放送響との初顔合わせから1996年の来日公演のライヴを含む、資料としても貴重なボックスセットです。ベルティーニは現モルドヴァ(当時はルーマニア領)に1927年に生まれました(生年に関しては異説あり)。母は生物学者で医師、父は詩人で翻訳家だったと言います。子供のうちに一家はパレスチナへ移住。ベルティーニはヴァイオリンを学び、ミラノのヴェルディ音楽院に進みましたが、その後パリのエコール・ノルマル、パリ音楽院、ソルボンヌ大学で作曲、指揮、音楽学を学びました。その後はイスラエルで活動。1955年に合唱団Rinat(現イスラエル国立合唱団)を創設、1965年にはイスラエル室内アンサンブル(現イスラエル室内管)を創設し、ジョスカン・デ・プレから同時代の新作までを演奏してイスラエル楽壇に多大な貢献を果たしました。メニューインに招かれてヨーロッパ・デビューをイギリスで飾ったのは40歳近い1966年のこと。ドイツ・デビューは更に遅く、1971年。その後は着実に活動の場を広げるとともに評価を高め、ケルン放送交響楽団の首席指揮者やフランクフルト歌劇場の音楽総監督などを歴任しました。シュトゥットガルト放送響には1978年4月に初登場、その時の演奏がここに収められたベルリオーズの幻想交響曲ですが、初顔合わせとは思えない繊細緻密かつダイナミック、緊張感に満ちた演奏を展開しています。5か月後には同じ作曲家による序曲をスタジオ収録するために招かれており、デビュー・コンサートが成功であったことがうかがわれます。オーケストラに対するベルティーニの要求は厳しいものであったと伝えられていますが、1971年から77年まで首席客演指揮者を務めたチェリビダッケに練磨されていたシュトゥットガルト放送響との相性は良かったものと思われます。その後もベルティーニは客演を続け、1996年秋には楽団の日本ツアーを指揮しました。このセットの冒頭と最後に収められた演奏は、そのツアーでの録音から採られています。日本ではマーラー指揮者の印象が強いベルティーニですが、古典派からロマン派では引き締まった造形から熱い情熱がほとばしるような演奏を聞かせます。ここに収められたのは、いずれも彼が得意とした曲ですが、ハイドンの2曲とモーツァルト、シューベルトは録音では初出レパートリーのようです。モーツァルトとハイドンにおける品格、シューベルト「未完成」に聴く表現の振幅の大きさが聴きものです。ロマン派以後のレパートリーでは、「イゾルデの愛の死」のクライマックスにおける圧倒的な高揚感と、その後に続く浄化された響きに息をのみます。ドビュッシーでは、オーケストラと合唱の妙なるサウンドから官能性が立ち上る様は耳をとらえて離しません。すべて南西ドイツ放送(SWR)のオリジナルマスターからのマスタリングですが、1980年代のライヴ録音の一部で演奏ノイズ、電気的なノイズ、左右チャンネルの偏りが少しあります。(2024/01/12 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19139CD |
イギリスの名詩人、第6代パイロン男爵ジョージ・ゴードン・バイロンが1812年に出版した「チャイルド・ハロルドの巡礼」は当時大ベストセラーになりました。彼は当時の偽善と偏見に果敢に立ち向かい、また恋多き男でもあり、そんなところもベルリオーズ(1803-1869)がこの物語に音楽を付けるモチベーションになったのではないでしょうか。この作品は当初、パガニーニが演奏することを想定して書かれましたが、パガニーニが曲の出来に不満を漏らしたという説や、ベルリオーズが途中で書く気を失ったという説など様々な原因があったようで、結局のところ、第1楽章でふんだんに使われたヴィオラは、楽章が進むにしたがって姿を潜めてしまいます。しかしながら、曲全体の物語はとても面白く、まだベルリオーズ特有の「イデー・フィクス(固定観念)」もふんだんに登場し、特に第4楽章での楽器たちの喧騒と狂乱は幻想交響曲を超えるほどの熱狂を呼ぶものです。ヴィオラのリーズ・ベルトーは1982年生まれの才能あるヴィオラ奏者。この難曲を容易く手中に収めています。残りの3曲は、全て歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」に関係する作品で、有名な「ローマの謝肉祭」も元々はこの歌劇の間奏曲として作曲されたものです。「夢とカプリース」はテレサのアリアを編曲したもの(このアリア自体は初演前に削除されてしまった)で、現在では独立した曲とされています。(2014/07/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573297 |
1980年代の終わりから、優れたバロック・ソプラノとして独特の存在感を見せていたヴェロニク・ジャンス。バロック・オペラや声楽曲の録音にもしばしばフィーチャーされ、澄み切った歌声を聞かせていました。しかし、2000年頃になって立て続けにフランス歌曲、とりわけベルリオーズの歌曲を積極的に録音し、清冽かつドラマティックな側面を見せてくれたことは、今でも鮮烈な記憶として脳裏へと焼き付けている人も多いのではないでしょうか? ( 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1200-2 |
( 発売)
レーベル名 | :さて、そんな彼女はこの度ONDINEと正式契約を結び、最初にリリースするのが、ベルリオーズとラヴェルの歌曲集。とりわけ「夏の夜」については、およそ12年ぶりの再録音となり、その表現の深まりについても興味深いところです。当時、あれほど熱望して手に入れた愛妻ハリエットとの間に亀裂が生じ、心が揺れ動いていたベルリオーズの、ちょっぴり悩ましい心情を、テオフィル・ゴーティエの詩を借りて歌い上げたもので、ここでのジャンスは美しく流麗なフランス語、そしてまるで呼吸するかのような自然な歌い口で表現します。優しさと情熱を併せ持つ6曲の歌曲は、まさに珠玉の美しさを備えています。 |
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カタログ番号 | : |
( 発売)
レーベル名 | :抒情的情景「エルミニー」は、ベルリオーズが1828年(ハリエットに一目ぼれした年)に書かれた作品で、すでに幻想交響曲の「イデー-フィクス(固定楽想)」が随所に表れています。彼はこの曲でローマ賞に挑戦、惜しくも2票差で1位を逃してしまいますが、彼は大いなる自信を得て、そのまま「幻想交響曲」の作曲にいそしむのです。 |
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カタログ番号 | : |
( 発売)
レーベル名 | :ラヴェルの「シェエラザード」はトリスタン・クリングゾールの詩につけられた3つの歌曲。色彩豊かな管弦楽法はいかにもラヴェルであり、ほのかなオリエンタリズムも感じられます。 |
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カタログ番号 | : |
( 発売)
レーベル名 | :類い稀なるカリスマ性を発揮する指揮者ジョン・アクセルロッドによるフランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワール管弦楽団の絶妙な伴奏も、この零れ落ちそうな歌唱に彩りを添えています。 |
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カタログ番号 | : |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
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カタログ番号 | :2012.07.11 |