イリカ, ルイジ(1857-1919)
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ロシアのバス歌手フョードル・シャリアピン(1873-1938)は、その力強く朗々とした歌声と、圧倒的な舞台での存在感により、バス歌手の概念を地味な脇役から主役へと一変させた、革命的な存在です。モスクワのボリショイ劇場で活躍したのち、1907年から西側へ進出、大人気を得ました。彼が外題役を歌う《ボリス・ゴドゥノフ》は、それまでまったく知られていない作品だったにもかかわらず、彼の登場によって一気に人気作品となりました。このCDは1902年から36年までの長い録音歴から、代表的な録音をあつめたもの。東京録音もあります。(山崎浩太郎)(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110748-49 |
ドゥソリーナ・ジャンニーニ(1902-86)はイタリア移民の両親の間に、アメリカのフィラデルフィアで生まれたドラマティック・ソプラノです。演奏会で活動したあとヨーロッパに渡り、1925年にハンブルクでアイーダを歌って正式なオペラ・デビューを飾りました。1928年にはミラノ・スカラ座のオーケストラをバックに《アイーダ》の全曲録音に参加しています。その後は第2次世界大戦までヨーロッパで、開戦後はアメリカのシカゴやサンフランシスコの歌劇場を主舞台に活動しました。ここではラジオ番組のライヴ録音が収められています。(山崎浩太郎)(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110145 |
テノールのベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)は役柄の選択にとても慎重な名歌手でしたが、その彼が若いときから好んで歌ったのが《アンドレア・シェニエ》の主役シェニエでした。新しい歌劇場に出るときには、名刺のようにこの作品を歌うことが多かったそうです。このCDはジーリによる唯一の全曲盤となったSPの覆刻で、彼が51歳のときの録音です。ヒロインを歌うのはマリア・カニーリャ(1905-79)で、ジーリとのコンビで他にも全曲盤をいくつも残しています。なお余白には、ジーリと同時代の名歌手たちの録音が収められています。(山崎浩太郎)(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110275-76 |
《アンドレア・シェニエ》の史上2つめの全曲録音とされるものです(最初は1921年)。マッダレーナ役のリーナ・ブルーナ=ラーザ(1907~84)は病気のため30代前半でキャリアを終わらせた悲運の歌手ですが、作曲家マスカーニがその才能に惚れこんだ歌手として知られ、1930年代のスカラ座で大活躍したソプラノです。実際の舞台でも録音前年の30年4月にこの役を歌っています。このときはバリトンのカルロ・ガレッフィ(1882~1961)も同じくジェラール役で出演しました。彼も戦前のイタリアを代表するバリトンです。シェニエ役はルイージ・マリーニ(1885~1942)です。(山崎浩太郎)(2001/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110066-67 |
よく耳にするけれど、この曲って何?というクラシック音楽、山ほどありますが、当盤の3がその典型かもしれません。この美しい女性二人のデュエット(三度のハモりの練習曲みたいですが)は、ドリーブのオペラの一節なのです。さて、オペラの醍醐味は一人で歌うアリアだけではありません。オペラと言えば尋常ならざる人間関係がテーマ、二人で歌う場面が盛り上がるのは当たり前。そんなデュエットの名曲をディスクいっぱいに詰め込みました。美しい旋律をこれでもかと撒きちらすプッチーニ、どこまでもドラマを追求するヴェルディを中心に、たっぷりご堪能ください。(2003/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555797 |