ドニゼッティ, ガエターノ(1797-1848)
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(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110018-19 |
19世紀前半の作曲家たちは、本格的な歌劇だけでなく「小さな歌劇」もしばしば作曲しました。これらは特定の人の誕生日や命名日を祝うためや、何か栄誉を受けたときのために演奏され、その題材は神話や寓話から取られることが多かったのです。「小さな歌劇」と言っても、素晴らしい歌手とフルオーケストラ、そして合唱が要求され、規模は小さいものの、通常の歌劇を上演するのとさして変わらない手間が掛かったのですが、何分にも目的が「個人的使用」だったため1回上演すれば用が終わり。その後はそのまま忘れられてしまうが、もしくは作曲家が別の歌劇に「転用」するかして、かろうじて曲の一部が残るという運命を辿るものが多かったのです。このドニゼッティ(1797-1848)のカンタータも、ブルボン君主フェルディナンド1世とシチリア王アルフレッド大王に敬意を表して書かれたもので、牧歌的風景の中に、父と娘の葛藤を盛り込み、最後は平和的解決を得るというもので、ドニゼッティの初期作品らしく、幾分ロッシーニの影響も感じられながらも、後の革新的な作風を予見させる見事な音絵巻となっています。(2014/07/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573360 |
2000年代初めに相次いでリリースされた、ピリオド楽器アンサンブル“レヴォルーショナリー・ドローイング・ルーム”による一連のドニゼッティの弦楽四重奏曲は、cpoレーベルにおける初期の録音であり、アメリカの「fanfare」誌で高く評価された記念碑的アルバムです。オペラ作曲家として名高いドニゼッティの知られざる傑作の再発見は、多くの聴き手を興奮させました。/しかし、こちらは第7番から第18番までのみの録音で、残念なことに全集としては完結しなかったシリーズ。20年以上を経てようやく残りの作品のリリースが始まりました。今回の第1番から第3番を録音しているのはプレイエル弦楽四重奏団。新鮮な解釈とバランスの良い響きが特徴です。 (2017/07/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777909-2 |
2000年代初めに相次いでリリースされ高い評価を受けた、ピリオド楽器アンサンブル“レヴォルーショナリー・ドローイング・ルーム”による一連のドニゼッティの弦楽四重奏曲は、オペラ作曲家として名高いドニゼッティの知られざる傑作の再発見は、多くの聴き手を興奮させました。しかし、そちらは第7番から第18番までのみの録音で、残念なことにこのシリーズは全集として完結しませんでした。その後、20年以上を経てようやくケルン・プレイエル四重奏団の演奏で残りの曲が録音され、前作の第1番から第3番(777909) に続き、今回のアルバムで全集が完結します。ウィーンの文化に精通していたドニゼッティは、自身の弦楽四重奏曲でイタリアとオーストリアの伝統を融合、かっちりとした形式の中に流麗な旋律が散りばめられた美しい作品に仕上げています。ケルン・プレイエル四重奏団は前作第1番から第3番と同じく、バランスの良い響きと新鮮な解釈で作品を聴かせます。(2019/12/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555240-2 |
歌劇作曲家として知られるドニゼッティですが、彼の創作活動はそれだけにとどまりませんでした。そのことはCPOがリリースしたピアノデュオ作品全集をお聞きいただければ容易に理解していただけることでしょう。ここではさらに彼の18の弦楽四重奏曲からセレクトした4曲をお届けします。同時代のイタリア人作曲家が舞台用作品のみを手掛けるなか、彼の創作意欲と多才ぶりは傑出したものでした。それはまさにドニゼッティのうら若き師匠マイヤーのおかげと言えましょう。彼こそドニゼッティに、ハイドンやモーツァルト等が確立した弦楽四重奏曲の形式をすべて伝授した人だったのです。陽気でメロディアスかつドラマチックな彼の弦楽作品は、ボッケリーニの時代から続くイタリア室内楽曲の伝統を受け継ぎ、ロマン派のテイストで甦らせたものです。一言でいえば、まさにCPOにうってつけの作品といえます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999170-2 |
ドニゼッティは、学生時代にマイヤーと言う教師から大変厳しく教育されました。ところが、このマイヤー師匠がウィーン古典派に通暁した優れた音楽家だったために、ドニゼッティは極めてがっちりと基礎力を身につける事となります。主に20代前半に集中的に書かれた19曲の弦楽四重奏曲は、この初期基礎教育の見事な成果なのです。しかも、ほとんど曲がマイヤー大先生自身の演奏のために作られました。当然、ますますじっくりと書き上げます。なお、この大先生のご指導では、第10番はほとんど文句なし、第11番は「ハイドンに学べ」、第12番は「べートーヴェンのOp.18に学べ」でしたそうな。以上3曲、習作には違いないものの、ドニゼッティの基礎力の恐るべき高さを確認できる恰好の材料と言えましょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999279-2 |
3曲ともドニゼッティの修業時代の作品ですが、明快なストーリーを持った第14番が注目です。テーマは毎度おなじみ「嵐」。雨が降り出し、風が強まり、そして嵐がやって来る。全ては破壊しつくされ、人々は悲嘆に暮れる。再建へ向けて、一歩を踏み出していくが、いつかまた来る嵐への不安はぬぐえない・・・ どうやらこれは作曲者の実体験に基づいて企画された音楽らしいのですが、この内容を長調で書く所などなかなか意表をついた攻撃と言えるでしょう。他では、第13番の緩徐楽章が結構内容の濃い悲哀さを醸し出していたり、無上の幸福感に包まれて始まった第15番が終楽章になると幸福過ぎる不安を隠し切れなくなる所などこまっしゃくれた展開を堪能させてくれます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999280-2 |
第16番はまだ修業時代の作品ですが、第17番は歌劇作曲家としての実質的なスタートを切った後の作品、そして第18番は大人気を確立した絶頂期の作品です。確かに第18番には、音楽に底光りがあり、劇的な部分の緊張力も格段に違いを見せています。ですが、大健闘しているのは第16番! 全曲にみずみずしいセンチメンタリズムが流れ、特に終楽章で出てくるフーガ風の展開は心憎いほどチープな哀感(ホメ言葉です)が、男心に潜む乙女心を刺激してくれます。オススメ!(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999282-2 |