エルガー, エドワード(1857-1934)
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ORCHIDレーベルの新シリーズ「BBCウェールズ交響楽団」の録音集第1弾は、英国を代表する作曲家エルガーの「エニグマ」と、アメリカの近代作曲家チャドウイックの作品集。ほぼ同じ時期にイギリスとアメリカで活躍した2人は、何度も会う機会があったにもかかわらず、決して交友関係を持つことはありませんでした。しかし2人の作品を並べて聴いてみると、どちらも後期ロマン派風の重厚な響きを持つなど、数多くの共通点を見出すことができます。指揮者アンドリュー・コンスタンティンはイギリス全土のオーケストラで実績を重ね、現在フォートウェイン・フィルハーモニー管とレディング交響楽団の芸術監督を務めています。(2017/11/29 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100074 |
作曲者の友人の頭文字を各変奏曲につけて各人の性格を表現した「エニグマ変奏曲」は、英国近代の管弦楽曲の中でも特に名曲として親しまれているため、録音も多数発売されており、ナクソスにも既にあります。それでも敢えてこの新録音が出てきた理由は、指揮のハーストのエルガー解釈が素晴らしいためで、「交響曲第1番」のナクソス盤は同曲録音中ナンバーワンとの評判すらあるのです。イタリア滞在の経験を踏まえた太陽いっぱいの「南国にて」、行進曲得意のエルガーらしい「戴冠式行進曲」も合わせてどうぞ。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553564 |
エルガーにはピアノ作家というイメージはあまりなく、当盤においてもかなりのトラックは自作品の編曲(トランスクリプション)の範疇に属するものとなっています。そんな中では、こんな曲もあるのかと驚かされるのは、「エニグマ変奏曲」のピアノ版です。確かに音色の多彩さでは原曲には劣りますが、シンフォニックな分厚い響きを堂々と奏でていくあたりは、トランスクリプション・マニアの期待にも十分沿うものとなっているといえましょう。それにしても、オリジナルのピアノ曲である可憐な「ソナティナ」を聴いていると、エルガーにはもっとこの分野にも注力してもらいたかったものだと、残念に思われてなりません。(2006/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570166 |
「愛の挨拶」などで知られるイギリスの作曲家エドワード・エルガーは、若い頃にヴァイオリン奏者として活動しましたが、故郷のウスターにあるセント・ジョージ・カトリック教会のオルガニストを務めていた時期もあり、彼にとってオルガンは音楽的素養の形成に欠かせない楽器のひとつでもありました。このアルバムでは1895年作曲の「オルガン・ソナタ第1番」を中心に、エルガーのオルガンのためのオリジナル作品すべてと、エルガー自身による編曲、および現代の著名なオルガニスト4人による編曲を聴くことができます。オルガン・ソナタ第1番はアメリカの教会音楽家たちがウスターを訪れた際、エルガーの親友であったオルガニスト、ヒュー・ブレアから依頼を受け書き上げたもの。多彩な音色を駆使した交響的な作品で、一部の主題はエルガーがブレアに献呈したカンタータ『黒騎士』のテーマに似ているといわれています。エルガーの友人であるアイヴァー・アトキンスは「セヴァーン組曲」をオルガン用に編曲することをエルガーに勧めましたが、彼はアレンジすることなく、アトキンスが着手。各々の楽章にタイトルが付いた「オルガン・ソナタ第2番」として仕上げています。(2022/09/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574366 |
エルガーの作品の中でも、ほとんど演奏されることのない曲を集めた貴重な1枚。1914年、第1次世界大戦の勃発によって悲嘆に暮れたエルガーがこの年に作曲した音楽は、どれも悲しみと深い愛国心が反映されています。例えば「カリヨン」は同盟国ベルギーを讃えた曲であり、同じく「ポローニア」はポーランドを讃えた曲。途中でショパンの夜想曲が効果的に用いられており、ポーランドへの想いが表現されています。かたや、戦前に作曲された「ため息」は“混乱した世界の中、平和の息吹のように美しいと評された内省的なアダージョ。どの曲にもエルガーの祈りの精神とメッセージが込められています。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD247 |
超有名作品こそ含まれていませんが、いずれもノーブルなエルガーの魅力に浸れる作品を集めた一枚です。まず注目したいのは、演奏時間わずか5分強の短い作品ですが、ファゴットと管弦楽のための「ロマンス」です。有名なヴァイオリン協奏曲とほぼ同時期の作ですが、相通ずるような叙情味を豊かに湛えており、この楽器のための音色の特質が活きた佳曲と申せましょう。またエルガーは、しばしば自作を別編成のために編曲したので、ファンにとってはその聴き比べも楽しみとなりますが、ピアノとヴァイオリンの版などでも演奏される「朝の歌」と「夕べの歌」は(8.557984)は、その好例となっています。(2006/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557577 |
このエルガーの2枚の歌曲集にはあまり耳にすることのない、しかしまさに英国の至宝とも言える美しい作品が詰まっています。CD1にはオーケストラ伴奏による歌曲の数々を収録、静かな郷愁に満たされたOp.59の連作歌曲集、「威風堂々第4番」の旋律を用いた「王の道」、バリトンで歌われる勇壮な「Follow the Colours」などエルガーの愛国精神が示された曲、古代アイルランドの神話の中の愛の物語を題材にした劇音楽「グラーニアとディアーミッド」などを聴くことができます。CD2はピアノ伴奏による歌曲集。「河」や「トーチ」は管弦楽版との聴き比べも楽しめます。ソプラノのモントモリンの美しい声が耳に残ります。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD271-2 |
合唱王国イギリスが生んだ幾多の声楽曲の中で何を聞くか、真っ先に挙げられるべきなのが「ゲロンティアスの夢」。これまで聞きそびれていた方も、ナクソス価格の最新録音というチャンス到来です。丁度世紀の変わり目1900年に完成・初演され、準備不足で初演こそ失敗だったものの、その後リヒャルト=シュトラウスの絶賛も受け、エルガーの代表作になりました。ヘンデルやメンデルスゾーンの影響下から抜けられなかった英国合唱音楽がついにその殻を破った、瀕死の主人公が生死の境で体験する情景を壮大なスケールで描く傑作です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553885-86 |
1918年頃、エルガーは3つの室内楽曲を立て続けに作曲しました。その内、このアルバムにはヴァイオリンソナタ以外の2曲が収められています。弦楽四重奏曲は、バーナード・ショーが「この種のものではコリオラン以来最高」と評した作品で、全体的に気まぐれな憂いを秘めた音楽です。ただ、第2楽章から立ち上るイギリス民謡風の香りはなんとも魅力的でしょう。ピアノ五重奏曲は情感的にも熱く、堂々たる傑作!見事です。しかし、残念ながらエルガーは1920年には最愛の妻を亡くし、同時に創作力も失ってしまいます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553737 |