ジョルダーノ, ウンベルト(1867-1948)
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ベル・カントの王カルーソーの、待望の集大成第一弾です。発達途上の録音技術による記録でありながら、彼の美声、歌い回しは十二分に伝わって来ます。このCDに収録されているのは、メトデビュー前後のもの。彼のキャリアの中では初期10年ほどのものですが、すでに自然な発声、なめらかなフレージング、絶妙な間と、テノールの王と称されるに至った証しを聞き取ることができます。その黄金の響きに酔いしれるもよし、歌の勉強に使うもよし。同曲の別テイクも収録されているので、聞き比べするのも一興でしょう。(2000/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110703 |
1903年、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場にデビューしたカルーソーは、たちまちスーパー・スターとなり、オペラ活動の大半をこの歌劇場ですごすことになります。レコード吹き込みもさかんに行われ、このCDに収められた《清きアイーダ》はSPでは未発売でしたが、はやくも3回目の録音となるものでした。独唱ばかりだったこれまでの録音と異なり、メトの名歌手たちとのアンサンブルも含まれ、彼の別の一面を知ることができるのもこのCDの魅力。なおトラック6の〈愛する美しい乙女よ〉は、録音時の音程が不明なため、2通りの復刻が収められています。(山崎浩太郎)(2001/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110708 |
マーストンの覆刻によるエンリコ・カルーソー(1873-1921)の録音全集、第10集は第1次世界大戦中の1916年3月から17年4月までの録音を収めています。自作や〈サンタ・ルチア〉などの歌曲、それに《サムソンとデリラ》や《真珠採り》などカルーソーが当時メトロポリタン歌劇場の舞台で歌っていたオペラのアリアが録音されています。また《リゴレット》四重唱と《ランメルモールのルチア》六重唱では、カルーソーの死後にメトロポリタン歌劇場のプリマ・ドンナとして活躍することになるアメリータ・ガッリ=クルチ(1882-1963)との共演が聴けます。(山崎浩太郎)(2003/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110751 |
20世紀前半のオペラ界を支えた立役者たちは、そろって美声の持ち主と決まっていました。ディクションに多少難があっても、ハイCが決め手にならなくても、彼らの甘い声と個性あふれる叙情味豊かな歌い回しは、「声の芸術」を楽しみたいという聴衆の心を強くつかんでいました。そういった歌手たちがひしめき合う時代において、ひときわ美声で名をはせたのがジーリです。朗々と響き渡るフォルテシモは言うに及ばず、地の声を生かしたピアニシモ~ソット・ヴォーチェの美しさは、他の男声歌手たちと一線を画すものでした。このCDの1曲目に収録された「フィデリコの嘆き」の、細くしかし途切れることのない絹糸のような唱法は絶品です。(2005/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110272 |
両大戦間期に最高の人気を誇ったイタリアのテノール、ベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)。このCDにはミラノ・スカラ座デビューから1年後の19年ミラノ録音と、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場へのデビューから6週間後の21年カムデン(フィラデルフィア近郊)での録音、そしてその後に行なわれた22年までのニューヨーク録音が収められています。デビュー直後からこれだけの録音が行なわれたことは、ジーリの人気の高さの証明でしょう。なお本CDはROMOPHONE盤の再発ですが、リマスタリングを施しています。(山崎浩太郎)(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110263 |
ジーリがメトからヨーロッパに戻った1933年から1935年まで、全ヨーロッパのイタリアオペラ界に君臨していた時期の録音。全22トラックのうち15がミラノでスカラ座のオーケストラと共演した録音。1933年の2曲はことのほか素晴らしい歌で、「アンドレア・シェニエ」も「カヴァレリア・ルスティカーナ」も後の全曲録音よりも優っています。豊かな呼吸で歌いまわすカンタービレの美しさはググッときます!ジーリを語る上で欠かすことのできない至高の歌です。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110269 |
美声であることはいうまでもなく、ジーリを長きに渡りテノールの第一人者としての位置におかしめたのは、表現力の豊かさでした。トラック2「我が思いあおる火よ」のマルチェルロで聴かせる切ないまでの「影」の表現、ドニゼッティの繊細さ、トラック8「だれも寝てはならぬ」のプッチーニでは圧巻たる英雄性と、ジーリ節は変わらずともその幅広い歌唱表現は、今なお現役で活躍する歌手達を凌駕すると言っても過言ではないでしょう。このCDは、戦後彼が復帰してから収録されたオペラ・アリアが中心となっていますが録音状態も良く、なお光彩を失っていなかった彼の偉大な足跡を味わうことが出来ます。(2006/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111103 |
ジーリ・エディションもついに10巻に到達。このCDには1938年から40年にかけて、ジーリ40代末の録音が聞けます。この中ではなんと言っても、ジーリ全録音の中でも絶品中の絶品、プッチーニの「マノン・レスコー」の船場の場面が聞けるのがオペラ・ファンにはたまらないでしょう。その他にも素晴らしいアリア、カンツォーネなどが多数ある他、珍しくドイツ語で歌ったシューベルトのセレナード、ブラームスの子守歌も収録。オバート=ソーンの復刻も極めて良好!(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110271 |
テノールのベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)は役柄の選択にとても慎重な名歌手でしたが、その彼が若いときから好んで歌ったのが《アンドレア・シェニエ》の主役シェニエでした。新しい歌劇場に出るときには、名刺のようにこの作品を歌うことが多かったそうです。このCDはジーリによる唯一の全曲盤となったSPの覆刻で、彼が51歳のときの録音です。ヒロインを歌うのはマリア・カニーリャ(1905-79)で、ジーリとのコンビで他にも全曲盤をいくつも残しています。なお余白には、ジーリと同時代の名歌手たちの録音が収められています。(山崎浩太郎)(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110275-76 |