ゴダール, バンジャマン(1849-1895)
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タイトルは「子守歌」なのに、全てが文字どおりの子守歌ではないのですが、内容はもう最高ですからお赦しを。バッハの「アリア」、サティの「ジムノペディ」、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」・・・もはや説明の言葉は要りません、ごゆっくりおくつろぎください。幼い頃、こういうの聴きながら眠りたかったナと思う子守歌の逸品も、もちろん勢ぞろい。マニアも知らないかもしれない曲あり、ショパンやシューマン作品のようにピアノ曲を管弦楽に編曲したりで、初心者から上級者まで、大人から子供まで楽しめる、「さすがナクソス」アイテムを贈ります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553843 |
カザルスが音楽の解釈に秀でていたことは言うまでもありませんが、同時に楽器としてのチェロを知り尽くし、その可能性を拡大したという功績も見落とせません。彼の手による編曲は、原曲のメロディーラインをただチェロの音域に移し替えただけではなく、中低音域で唄うことの出来るチェロの特質を存分に生かしたものです。このCDにはそのほか有名な「コル・ニドライ」などのオリジナルの小品も共に収録されていますが、こちらもチェロを念頭に書かれた作品で、いずれもカザルスの楽器奏者としての優れたセンスを見い出すことが出来ます。(2003/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110972 |
マーストンの覆刻によるエンリコ・カルーソー(1873-1921)の録音全集、第10集は第1次世界大戦中の1916年3月から17年4月までの録音を収めています。自作や〈サンタ・ルチア〉などの歌曲、それに《サムソンとデリラ》や《真珠採り》などカルーソーが当時メトロポリタン歌劇場の舞台で歌っていたオペラのアリアが録音されています。また《リゴレット》四重唱と《ランメルモールのルチア》六重唱では、カルーソーの死後にメトロポリタン歌劇場のプリマ・ドンナとして活躍することになるアメリータ・ガッリ=クルチ(1882-1963)との共演が聴けます。(山崎浩太郎)(2003/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110751 |
1914年に第一次世界大戦が勃発、ニューヨークに住んでいたクライスラーも召集され、東部戦線に出征しますが、重傷を負い名誉の除隊となります。その後、演奏活動を再開、このアルバムで演奏が聴くことができる1916年から1919年頃は、彼のアーティストとしての絶頂期といっても過言ではないでしょう。1916年に録音された「愛の喜び」を含む一連の作品は、驚異的な技術と、彼独特の「話すように歌う」奏法が駆使されていて、グラナドスの「アンダルーサ」や、チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」などは、その特徴をはっきり物語るものと言えます。また「美しきオハイオ」は後に州の公式ソングにもなるほどの人気を博しました。(2012/05/16 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111384 |
【ピオーがピリオド楽器による管弦楽団と歌う、フランス近代歌曲集】「フランス音楽は管弦楽の色彩感」と言うなら、作曲家たちが思い描いていた当時のオーケストラの響きがどうだったか?とまず考えたい…その発想を最大限に活かして制作されたこのアルバムで、独唱者にサンドリーヌ・ピオーが迎えられているのはなんと喜ばしいことでしょう。「バロックの歌手として注目を集めてきた私ですが、実は子供の頃からフランス近代音楽がとくに好きで」と語る彼女と、モーツァルト以降の音楽を作曲当時の楽器と奏法で演奏し急速に注目を集めつつあるル・コンセール・ド・ラ・ロージュが披露するのは、19世紀中盤以降、近代フランス音楽がまさにオーケストラの色彩感において独特な存在感を発揮するようになっていた時代の音楽。1871年にサン=サーンスらが国民音楽協会を立ち上げて以降、フランスでは「管弦楽伴奏を活かした歌曲が少ない」という欠如を埋めるべく続々とこうした作品が生み出されましたが、本盤は1850年に管弦楽版が楽譜出版されたベルリオーズ『夏の夜』にまで遡りながら、フランス音楽における19世紀本来のオーケストラの響きを妥協なく追及していった好企画。デュボワやボルド、ギルマンなど近年注目を集めつつある「忘れられた重要作曲家」たちの傑作も多数収録されています。楽譜校訂を手がけた音楽学者ブノワ・ドラトヴィツキの記事をはじめ解説も充実。国内仕様は歌詞とともに日本語訳付です。(2019/06/14 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA445 |
実にたくさんの作品を残しているのに、そのほとんどは忘れられてしまい、現在では、オペラ「ジョスラン」の中の1曲「子守歌」が知られているという作曲家、バンジャマン・ゴダール(1849-1895)。最近になって、ヴァイオリン協奏曲も少しだけ人気が出始めていますが、まだまだ彼の全容を知ることは不可能です。今回の弦楽四重奏曲も世界初録音というのですから、まだまだ知られざる名作に出会うことは多いはずです。この3つの弦楽四重奏曲は、実に優雅で美しい風情を持っています。先進的な作品を期待すると肩すかしを食らうかもしれませんが、恐らくそれがゴダールの最大の美点であり、特徴なのでしょう。エリゼ弦楽四重奏団の丁寧な演奏が、作品を引き立てています。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1221 |
19世紀フランスの作曲家ゴダール(1849-1895)。パリ音楽院でルベに和声法、ヴュータンにヴァイオリンを師事し、彼に同行して2回ドイツを訪れています。かなり多くの曲を書きましたが、そのほとんどは現在忘れられてしまい、いくつかの作品のみが愛奏されているのみです。彼の作品は「サロン風」と言われていますが、確かにメロディはマスネを思わせる優美なものですが、実はかなり堅固な構成を持った曲も多く、このアルバムの「交響曲」もサン=サーンスを凌駕する見事なものであり、フランス音楽の伝統を受け継ぐ偉大な作品の系譜に加えてもよいものです。また「3つの小品」も当時の批評家たちが絶賛した作品です。また、もう1曲の「ゴシック風交響曲」こそゴダールの真価が発揮されたともいうべき作品で、巧みなオーケストレーションは、彼が単なる「サロン風の小品」の作曲家ではなかったことを物語っています。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555044-2 |
19世紀フランスで活躍したバンジャマン・ゴダール(1849-1895)。数多くの作品を残した彼は、実はオペラ作曲家として大成することを夢見ていたのですが、結局残っているのはオペラ「ジョスラン」の中の「子守歌」のみ。その他の作品は彼の死後、すぐに忘れられてしまいました。最近になって、ようやくヴァイオリン協奏曲の美しさが知られるようになったという、まだまだ開拓の余地のある作曲家なのです。そんな彼のピアノ曲こそ、実は本領が発揮されているものと言えるでしょう。「ゴダール=サロン風の易しい音楽を書いた作曲家」として認識していた人は、ここに収録された2曲のピアノ・ソナタを聴くと驚いてしまうはず。ここには技術的にも音楽的にも一切の妥協のない厳しい精神が漲っています。様々な表情を持つゴダールのピアノ曲、このシリーズの進行が楽しみです。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP683 |
19世紀フランスで活躍したバンジャマン・ゴダール(1849-1895)のピアノ作品集第2集です。第1集(GP683)に収録されていた2曲のソナタの厳しい曲想に比べると、「夜想曲」を中心に集められたこちらの第2集の方が、普段知っているゴダールの雰囲気に近いのではないでしょうか。夢、夜、詩・・・この言葉に集約される美しい作品集は、ちょっとだけ肩の力を抜いたゴダールの姿を垣間見ることができそうです。しかし曲に渦巻くハーモニーはシューマンやショパン由来のものではなく、彼が敬愛していたワーグナーのもの。最初に置かれた穏やかなワルツ「夢のすまい」の息の長いメロディは、まさに愛の語らいです。ベルギーのピアニスト、エリアンヌ・レイエの柔らかいタッチは聴き手を夢の世界へ誘ってくれるようです。(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP684 |