グァルニエリ, カマルゴ(1907-1993)
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「ブラジルの印象」と題されたこのアルバムには、伝統的なスタイルによる曲やネオ・ロマン主義、モダニズム、そしてジャズ、ボサノヴァやショーロ、フレボ、サンバなどの民族主義による様々な作品が収録されています。これは2015年にヴァイオリニスト、アンデレッジが2週間、ブラジルでツアーを行い、地元のミュージシャンと交流を持ちインスパイアされたことから生まれたもので、ピアニスト、エリカ・リベイロもこのツアーに参加、以降、アンデレッジとリベイロは良いコラボレーション関係を結ぶこととなりました。ヴィラ=ロボス以外は、ほとんど日本で名前を知られていない作曲家たちですが、どの曲も活気に満ちた楽しさを備えています。(2019/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573923 |
19世紀から20世紀、2つの世紀に渡るブラジルの合唱作品種です。スペインの植民地であったブラジルとポルトガルでは、言うまでもなく音楽のルーツもスペインにあります。しかし、この地で様々な人々によって磨かれていくうちに、独自の発展を遂げ、静謐な中にも情熱的な感情が盛り込まれた見事な作品が数多く生まれました。ここに名が挙がった作曲家の多くは、現在、ほとんど名前も知られていませんが、どの曲も素晴らしく熱いものです。タイトルの「サウダーデ」はポルトガル語で、郷愁、孤独、などの数多くの意味を持つ、心の底に大切にしまっておきたい言葉です。(2012/07/25 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
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カタログ番号 | :ROP6049 |
カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993)の作品カタログは、ブラジルの文化にとって計り知れないほどの価値ある遺産であり、若い世代の作曲家たちの優れた先達として強い影響力を有しています。グァルニエリは1928年に詩人、音楽学者のマリオ・デ・アンドラーデと出会い、アンドラーデが提唱した「ブラジル・モダン・アート」のアイデアに共感、伝統的なブラジル音楽をクラシックの様式に反映する試みを行います。1951年に作曲された「ショーロ-ヴァイオリンとオーケストラのための」はそのアイデアを生かした作品で、1945年にこの世を去ったアンドラーデの理想「ブラジル音楽の継承」をそのまま形にしたかのような民族的な雰囲気に彩られています。ちなみに「ショーロ」とはブラジルのポピュラー音楽のスタイルであり、グァルニエリは「協奏曲」を「ショーロ」に置き換えることが可能だと考えていました。ピアノをはじめ多彩な楽器を用いた「セレスタ」もショーロの一種。チェンバロを用いた古典的なイディオムを持つフルートの「ショーロ」、晩年の作品となったファゴットを独奏にした抒情的な「ショーロ」。どれも実験的でありながら、ブラジルのインスピレーションに彩られた見事な作品です。(2020/08/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574197 |
音楽好きの父親によって、モーツァルトという、神を恐れぬ洗礼名をつけられたグァルニエリですが、その思いが通じてか、20世紀ブラジルを代表する作曲家として大成することとなりました。彼の音楽はブラジルの民族的要素が強く反映されていることはもちろんですが、同時にヨーロッパの先端的な音楽語法にも傾倒を示し、無調的な作品も著しました。当番収録の3曲のピアノ協奏曲も、それぞれに微妙に異なった方向性を示しているといえましょう。ストレートに民族的な第1番、豪快にヴィルトゥオーゾ風な第2番、そしてモダンで先鋭的な第3番といったところでしょうか。ピアノ・ファン、ブラジル音楽ファンには見逃せない一枚です。(2005/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557666 |
ヴィラ・ロボスの次の世代における、最も重要なブラジルの作曲家、モーツァルト(何とすごい洗礼名!)・カマルゴ・グアルネルリのピアノ協奏曲です。彼は40年間に6つのピアノ協奏曲を書いていて、これらを聴けば彼の創作の源泉が全てわかるというスゴイものです。初期の3曲(8.557666)だけでも存分に楽しめるのですが、この後期の3作品は更にスゴイです。ブラジル風な中にアバンギャルドな味付けを施した音楽は、まさに「音の祭典」!80歳の誕生日直後に完成された第6番も、少しだけ簡素なスタイルに立ち返ったとはいえ、存分に煽情的。身も心も熱くなりまくり間違いありません。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557667 |
20世紀ブラジルを代表する作曲家“モーツァルト”カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993)。ファーストネームの真の読み方は「モザルト」になりますが、どちらにしても音楽好きの父親が畏れ多くも、あの神童の名前をいただいてしまったのは有名な逸話です。そんなグァルニエリですが、とても色彩感たっぷりの音楽を書く人で、NAXOSレーベルからリリースしているピアノ協奏曲なども、熱い音楽好きの人気を集めています。そんな彼のピアノ曲もとても情熱的なもので、どことなくジャジーな「3つの舞曲」を始め、彼による造語である「ポンテイオ」(ポルトガル語の「弦楽器を弾く(pontear)」と「前奏曲(preludio)」の合成)での心躍る小品集など、本当に魅力たっぷり。現代的な響きの中にどこか懐かしさを感じさせてくれるのが素晴らしい!しゃれた音楽を聴きたい人にぜひオススメ。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572626-27 |
ブラジルの作曲家グァルニエリの父はイタリア系の移民で音楽を愛し、子供たちにはモーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディと名付けました。カマルゴ・グァルニエリの本名はモザルト(モーツァルト)で、母親から手ほどきを受けたピアノ演奏と作曲で早熟の天才ぶりを発揮し、後にはヴィラ=ロボスに次ぐ世代の作曲家として活躍しましたが、モーツァルトの名前は恐れ多いと感じたのか、Mozartの代りにM.とだけ書き、母の旧姓カマルゴをもらって筆名としました。リリー・ブーランジェに師事し、ヨーロッパ音楽の最先端に触れた彼ですが、自分の音楽はブラジルに根差したものであるべきと考えていたようです。このアルバムに収められたのは「インプロヴィーゾ(即興)」「モメント(瞬間、少しの間)」「ヴァルサ(ブラジル風ワルツ)」と名付けられた小品で、インプロヴィーゾやモメントは2分前後の曲が多く、ヴァルサは少し長くて3,4分程度。バーで弾かれていても似合いそうな、メロディアスで哀愁の陰りを帯びた曲調が魅力です。ナザレーの曲に通じるブラジル的な情緒を感じる人も多いでしょう。インプロヴィーゾ第2番はヴィラ=ロボス、モメント第7番はエンリキ・オズワルドに捧げられています。演奏はカリフォルニアで生まれ、ブラジルで育ったピアニスト、マックス・バロス。サンパウロ音楽批評家協会のメンバーとして、ブラジル音楽の紹介に努めています。 (2022/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573632 |
(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Charade |
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カタログ番号 | :CHA3030 |