シットウェル, イーディス(1887-1964)
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ウォルトンと言えば、管弦楽曲が余りにも豪華絢爛なため、そちらのジャンルにどうしても人気が集中してしまいます。だからこそ、歌曲という一見地味な分野で当盤収録のような楽しい曲に接すれば、多くの人にとって目から鱗の発見の筈。やっぱりウォルトンはウォルトンなのです!作曲者16歳頃の「風」は青春の想いの丈を込めた佳品。ギターとテノールというコンビが織り成すサウンドがお洒落な「恋する人」は是非とも知っておきたい。ロット、ヒルという抒情的歌唱に長けた歌手、英国歌曲伴奏の第一人者ジョンソンと演奏家選択はばっちりです。過去に別レーベル(COLLINS)から出た音源を使用しています。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557112 |
このアルバムは英国の作曲家、ウィリアム・ウォルトンの代表作の一つ「ファサード」の初演100周年を記念するとともに、ウォルトンが音楽を担当した映画の主人公でもあるヘンリー5世(1387-1422)の没後600年を記念した1枚です。『ファサード』は1922年、彼の友人の姉であるイーディス・シットウェルの詩の朗読会のために作曲されたもの。ウォルトンは、第二次世界大戦前の不安な情勢を吹き飛ばすかのように、コミカルで活力ある音楽をつけています。現在ではオーケストラによる2つの組曲がよく演奏されますが、もともとは器楽合奏と朗読による作品です。このアルバムではバリトンのロデリック・ウィリアムズがタムシン・ダレイとパートナーを組み、全曲を歌うかのように語っています。また、1944年の「ヘンリー5世」は第二次世界大戦のため英国が最悪の状態にある中、国民の士気を高めるために製作された映画。ウォルトンのドラマティックな音楽は、胸を揺さぶるものです。このアルバムではエドワード・ワトソンによって11人編成の小アンサンブル用に編曲された版で演奏されていますが、大オーケストラの響きに遜色ないインパクトあるサウンドが楽しめます。(2022/03/11 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD277 |
ウィリアム・ウォルトンが英国の女性詩人イーディス・シットウェル(1887-1964)に出会ったのは1916年頃、ウォルトンがオックスフォード大学クライスト・チャーチ校に入学し、イーディスの弟サシェヴェレルと親友になったことがきっかけでした。後に大学を退学したウォルトンはシットウェル家に住み込み、作曲家を志します。イーディスとウォルトンの共作『ファサード』は1922年に発表され、ウォルトン最初の成功作となりました。イーディスの詩はヴィクトリア朝末期のブルジョワの世界を風刺的かつ痛烈に描き、ウォルトンは言葉に即したユーモアとウィットに富んだ音楽を付けています。このアルバムでは、1922年に書かれた「世間話」の初録音に加え、ウォルトンが削除した3曲を追加ナンバーとして収録。ジョアン・ファレッタが指揮するヴァージニア・アーツ・フェスティバル・チェンバー・プレイヤーズの演奏と、 歌手としても活躍するプリットマンら3人の歌手による軽妙な語りでお楽しみください。 (2022/09/09 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574378 |
イギリスの女性詩人イーディス・シットウェルと作曲家ウォルトンが初めて会ったのは1916年頃のこと。ウォルトンがオックスフォード大学クライスト・チャーチ校に入学し、イーディスの弟サシェヴァレルと親友になったことで繋がりができました。結局学校を退学したウォルトンは、そのままシットウェル家に住み込み、作曲家を志します。彼が最初に作曲家として名声を得たのが1922年に発表した「ファサード」で、これこそイーディスの詩に基づく物語でした。後にバレエ音楽にもなったこの作品、ここでは語りも含めた楽しい一編となっています。軽妙な語りを聞かせるキャロル・ボイドは英国の女優。BBC RADIO4の人気ラジオ・ドラマ「アーチャー家の人々」でリンダ・スネル役を演じる他、テレビ、ラジオ、舞台で大活躍、35年以上のキャリアを持つヴェテランです。また、同時に収録されているのはイーディス・シットウェルがインタビューに応えている1955年のラジオ番組の復刻。ウォルトンとの思い出が語られています。(2017/04/28 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100067 |
20世紀英国の作曲家、ウォルトンとランバートの30年に渡る友情と仕事でのパートナーシップを象徴する、2台ピアノのための音楽とピアノ伴奏による歌曲を収録したアルバム。ウォルトンの曲の中でも有名な「ファサード」は女性詩人シトウェルの詩が音楽にのせて朗読される作品ですが、ここではランバート編曲の2台ピアノのための組曲が、イギリスの知的なピアニスト、ウエストとウッドリーの演奏で収録されています。コンスタント・ランバートはバレエ・リュスのディアギレフに見初められ、「ロメオとジュリエット」を委嘱された他、ヴィック・バレエ団の創設者の一人としても活躍しました。収録曲の中の『李白による歌曲』は、19世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパでは唐代の詩が流行しており、このランバートの作品は、日本人の外交官だった小畑薫良が英訳した李白の詩に曲をつけた繊細な趣の歌曲です。その歌曲を歌っているのは、イギリスのテノールのギアで、作曲家ブリテンの研究なども行っています。ギアと彼の伴奏パートナーのウッドリーはこの盤がSOMMレーベルからのデビュー盤となります。(2020/06/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0614 |
ブリテンの創作力の源となった、テノール歌手ピーター・ピアーズとの生涯に渡る親交。五つの「カンティクル」は25年以上の長きに渡って作曲され、地味ながらも二人の親交が生んだ結実物の一つです。使用楽器はピアノの他は最小限で、ブリテンのエッセンスが凝縮された趣きがあります。特にお薦めは「アブラハムとイサク」で、ヒーリングばやりの今日、静謐な美は再評価されるべきでしょう。「ザ・ハート・オブ・ザ・マター」は「カンティクル第3番」を含めて初演された作品。ブリテンのスペシャリスト、ベッドフォードのピアノを得て演奏も万全です。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557202 |
【注目のソプラノ、デヴォス、ソロ第2弾は英語で歌う愛の歌】古楽界における新世代の精鋭たちから巨匠エルヴェ・ニケまで幅広い層のアーティストに信頼篤く、バロックから近代までフランスを中心としたオペラや声楽作品に、近年引っ張りだこのジョディ・デヴォス。大好評だったオッフェンバックのアリア集(ALPHA437/NYCX-10039)に続くソロ第2弾は、ベルギーに生まれイギリスで学び現在フランスに住むという、彼女自身深い思い入れのある3つの国から、様々な形の愛が歌われたものを中心に英語の歌曲を集めたというもの。ブリテン、ヴォーン・ウィリアムズ、ミヨーといった有名作曲家から、ポルドフスキの名で活躍した、大ヴァイオリニスト・作曲家ヘンリク・ヴィエニャフスキの娘イレーヌ・レジーヌ・ヴィエニャフスカや、ピアニストとしてデヴォスとの共演も多いベルギーのパトリック・ルテルムの作品なども収録。そして最後にはなんとクイーンの名曲を聴かせてくれます。「私はオペラよりも前に、クイーンの魅力を発見していました。ハイドパークでピアノを弾きながら”テイク・マイ・ブレス・アウェイ”を歌うフレディ・マーキュリーに、圧倒されたのです。リサイタルでは私もこのラヴ・ソングを歌っています。」と彼女は語っています。(2021/02/26 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA668 |