ロイプケ, ユリウス(1834-1858)
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あまりにも豊かな才能を有していたため、神に愛されてしまったのか、たった24歳という若さでこの世を去ってしまったドイツの作曲家、ユリウス・ロイプケ(1834-1858)。オルガン製作者の父を持ち、幼いころから音楽の才能を示し、ハンス・ビューローの薦めでリストに師事した彼、これからという矢先に突然の病で死去してしまいます。しかし僅かばかり残された彼の作品の完成度の高さには驚くばかり。たった1曲のオルガン・ソナタ「詩篇第94番」に見られる構成力と、複雑な和声、まるで地獄の苦しみを味わうかのような怒りと哀しみに満ちた表情は、とても20代になったばかりの若者の作品とは思えないものです。全般的に暗さを湛えたピアノ曲も深淵な美しさを帯びています。オルガンとピアノの両方を演奏するミヒャエル・シェヒの共感に満ちた音色が心に染み入ります。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC439 |
たった24歳という短い生涯を全速力で駆け抜けた作曲家、オルガニスト、ピアニスト、ユリウス・ロイプケを御存知でしょうか?彼はオルガニストの父親のもとで育ち、ベルリン音楽院で学びました。ハンス・フォン・ビューローの薦めで、22歳の時にフランツ・リストに師事するためにワイマールへ出立。しかし、元々病弱であった彼は肺の病を得て、転地療法を繰り返すも、24歳の若さでこの世を去ってしまいます。その時リストは、若くして散った才能を悼み、ロイプケの父親に心のこもった手紙を書いたと言われています。彼の残した作品は数少ないものの、どれもが素晴らしい才能の昇華であり、とりわけピアノ・ソナタは管弦楽作品かと思うほどの色彩豊かな概念に彩られた音楽です。オルガン・ソナタはリストやワーグナーの影響がありありと見て取れるユニークな作品。もっと聴かれてもよい名作です。(2009/11/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777467-2 |