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葛甘孺(ゲ・ガンリュ)(1954-)

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    葛甘孺:弦楽四重奏曲第1番「FU」、第4番「天使の組曲」、第5番「バグダード陥落」(モダーンワークス)

    マニアの間で大反響を巻き起こしている中国作曲家シリーズにまた新たなレパートリーが加わりました。このアルバムは1954年、上海生まれのゲ・ガンリュ(葛甘孺)の弦楽四重奏曲です。中国において最初のアバンギャルドの作曲家であり、アメリカのコロンビア大学から博士号を得たことでも知られる彼は、作品の中で東洋と西洋の音楽の特性を統合しようと試みを繰り返しています。1983年に書かれた第1番の四重奏曲からその独特の書法は際立っていますが、「天使の組曲」で現れる、ポルタメントとグリッサンドを多用し生み出された微分音は、不気味さを通り越してまるでシルクロードを越えて東方の世界を夢見るほどに神秘的です。その特徴的な音色は「バグダード陥落」でも顕著です。(2009/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570603

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    葛甘孺:上海の回想/バタフライ序曲(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/葉聡)

    上海で生まれ、アメリカのコロンビア大学で博士号を得た作曲家 葛甘孺(ゲ・ガンリュ 1954-)の作品集です。以前の弦楽四重奏曲では、微分音や特殊奏法を駆使した不思議なハーモニーで魅了しましたが、今作の「上海の回想」は自らの体験を基にした「大河ドラマ」のような作品となっています。5歳からヴァイオリンを始めた彼の幼い視点は、様々な街の音を拾いながら、少しずつ芸術家としての使命を見据えていきます。彼が生まれた1954年は、すでにヴァイオリンを学ぶことに対しての偏見があり、幼い彼がレッスンをするときには、両親は彼のヴァイオリンにミュート(弱音器)をつけなくてはいけなかったのです。そして勃発した「文化大革命」のため、高校卒業後に強制収容所に送られ農作業に従事するも、その才能が認められ、ヴァイオリニスト、作曲家として成功するのです。そんな思い出がきっちり描かれたこの作品が演奏されるだけでも、中国という国の良い変化が見て取れるのではないでしょうか。素晴らしい文化を有する国の将来に幸福があることを祈らずにはいられません。(2015/02/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570609

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    葛甘孺:ピアノ作品集 - 12の前奏曲/古い音楽/ロング、ロング、ロング!/ハード、ハード、ハード!(チャン・イミン)

    1954年、上海生まれの作曲家ゲ・ガンリュ(葛甘孺)。文化大革命の後、上海音楽院でヴァイオリンを学び1983年コロンビア大学に留学。周文中の弟子となり研鑽を積みました。彼は「全ての音楽は音程、リズム、音色、ダイナミクスの4つの要素で構成されており、東洋と西洋の音楽は、これらの4つの点が全く異なる」と述べており、初期の作品「12の前奏曲」では調性から離れながらも、ところどころに中国風の五音階が効果的に用いられています。ここでは2019年に作曲家自身によって改訂が施された版が収録されています。「古風な音楽」では中国伝来の楽器の音色を表現するためにプリペアド・ピアノを使用。またトイ・ピアノのために書かれた2作品も聴きどころ。とりわけ「Hard、 Hard、 Hard!」はピアノだけでなく、おもちゃの楽器や叫び声を交えた実験的な作品です。 (2020/10/16 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP835