エリオット, トマス・スターンズ(1888-1965)
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黒人初のピューリッツァー賞を獲得した作曲家として知られるウォーカー。もともとはピアニストとしてデビューし、オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団とともに、ラフマニノフの協奏曲第3番を演奏したことでも知られています。その頃から作曲活動にも熱心で、弦楽四重奏曲や交響曲を次々と発表し、こちらも高く評価されています。彼の作品はどれも激しく情熱的で、多くの黒人作曲家がジャズやポップスを重用する中、彼はひたすらクラシックに拘り、無調や12音を駆使したドラマティックな曲を書き続けています。2000年にはアメリカのクラシック音楽殿堂入りを果たしました。ここに収録されている曲も、どれもシリアスで親しみ易さはあまり感じられませんが、じっくり味わうことで、その素晴らしさが少しずつ体に浸みこんでいくかと思われます。(2010/09/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559659 |
エストニアの作曲家トイヴォ・トゥレフの合唱作品集。彼は宗教的な神秘主義を貫いており、その作品にはグレゴリオ聖歌から連なる伝承と表現主義の融合が見られます。若い頃から様々な国を巡っており、なかでも“イスタンブールの町から受けた印象が作品に強く影響を及ぼしている”と彼自身が考えています。神秘主義でありながらも、ペルトのようなシンプルな和声を好むのではなく、どれも難解なハーモニーで書かれており、美しい和声に思える響きにも複雑な音が組み込まれ、聴く者にある種の混乱を与えます。なかでもTrack2に置かれた「レガーッティシモ」(世界初録音)は激しいパーカッションのみの作品ですが、この響きは最後の「マニフィカト」の静謐な音と統合され、トゥレフの求めるカラフルな世界が完結します。ラトヴィア放送合唱団の素晴らしいアンサンブルが聴きどころです。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573735 |
ブリテンの創作力の源となった、テノール歌手ピーター・ピアーズとの生涯に渡る親交。五つの「カンティクル」は25年以上の長きに渡って作曲され、地味ながらも二人の親交が生んだ結実物の一つです。使用楽器はピアノの他は最小限で、ブリテンのエッセンスが凝縮された趣きがあります。特にお薦めは「アブラハムとイサク」で、ヒーリングばやりの今日、静謐な美は再評価されるべきでしょう。「ザ・ハート・オブ・ザ・マター」は「カンティクル第3番」を含めて初演された作品。ブリテンのスペシャリスト、ベッドフォードのピアノを得て演奏も万全です。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557202 |