リュッケルト, フリードリヒ(1788-1866)
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「彼女の穏やかで素敵な歌声を一度でも聴けば決して忘れることはできないだろう」とイタリアの名オペラ批評家ランフランコ・ラスポーニが評した、20世紀の名歌手エリーザベト・グリュンマー(1911-1986)。マイニンゲンの演劇学校で女優として活躍していたエリーザベト・グリュンマーを見出したのはカラヤンでした。1941年にアーヘンの歌劇場でデビューし、戦争によって一時期活動を中断しながらも、1946年からはベルリン市立歌劇場のメンバーとして活動を再開。優雅な立ち振る舞いは独特の雰囲気を醸し出し、とりわけモーツァルトとワーグナー作品での歌唱は他を圧倒しました。1961年までは毎年バイロイト音楽祭でも歌いましたが、華やかな演奏活動に比べると、録音はあまり多くなく、この一連の放送録音はとても貴重な記録です。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19415CD |
(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110744-45 |
難解な作品で知られる(しかしファンの多い)アリベルト・ライマンの2つの歌曲集、そしてクラリネットのための作品集です。これらの作品には全て「愛、呼吸、死への熟考」がライトモティーフとして散りばめられています。クラリネットの官能的で刺激的な音色による感情の吐露は、そのままソプラノの高音のひりつくような響きに同化します。まるで寒風吹きすさぶ中に置き去りにされたかのような不安、そして時にやってくる甘美な瞬間、これがたまらない「オレア」はまさに16分間の夢旅行です。一度はまると抜け出せない不可思議な世界へようこそ。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5020 |
まずは歌手起用にご注目。ドイツを中心に活躍、有名指揮者との共演多数、来日経験もあるメゾソプラノ歌手です。選曲の方は、いつものように長編バラードでは「断崖のグレゴル」。更にはハイネによる歌曲集も注目です。何でもハイネ自身がこれらのレーヴェ作品の虜になり、これを演奏しながら死にたい、と言ったとか。尋常ではない惚れようです。我々の鑑賞レパートリーもシューベルトだけではダメということか。鍵盤鑑賞派には「死の舞踏」のピアノ・パートが凄い、一聴で印象に残ります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999413-2 |
カウフマンの声と曲想とが相俟って、この全集中でも異彩を放つ、華のあるレーヴェ、という趣き。幸福感やユーモアをレーヴェで味わうこともあるんです。冒頭の「白鳥の乙女」、例によって長編ですが、華麗と形容したくなるくらいの楽想の連続は、あたかもオペラの長いアリアのようで、作曲者がレーヴェであることを忘れさせます。もう一つの長編「小さな船乗り」はソプラノ歌手だった娘のために作曲されたものです。ところでCDコレクターなら、収録曲の解説とカウフマンの紹介の分量がほぼ同じという特徴も見逃すまい。 (2002/09/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999415-2 |
リュッケルト、ゲーテらのドイツ語詩をテキストに選んだ歌曲集。第18集の目玉は演奏時間16分超のバラードでゲーテの詩による「パリア」。前奏の無上の可愛さと後に続く劇的展開がいかにもレーヴェらしく、彼の創作の絶頂期を飾る名作です。バラードではもう1曲、7分を超える「アラマの嵐」はリフレインのノリの良さが不思議と耳に残ります。しかし日本でもお馴染み、ベルリン生まれのテノール歌手コボウの爽やかな容姿&声、いつ見聴きしても、いいですねぇ。暑苦しさは皆無です。(2003/06/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999806-2 |
【レーガーとマーラーの管弦楽伴奏歌曲をピリオド楽器の演奏で!】 2023年に生誕150年を迎えたマックス・レーガーの管弦楽伴奏歌曲と、ほぼ同時代を生きたグスタフ・マーラーの歌曲を並べた1枚。ロマン派音楽にピリオド奏法で取り組む第一人者シュペリングの指揮に注目です。レーガーが死の前年に作曲した「レクイエム」は戦争の犠牲になったドイツ兵に捧げたもので、メゾ・ソプラノ独唱と合唱を交えた大編成で書かれており、民謡風の親しみやすい旋律を用いたマーラー作品に比べると、その複雑な書法が際立っています。レクイエムでソロを歌うのは、ドイツ生まれのアンケ・フォンドゥング。ミュンヘン国際音楽コンクールなどで入賞し、 ヨーロッパを中心に活躍、ドラマティックで真摯な歌唱で魅了します。バリトンはフィッシャー=ディースカウにも 師事したドイツの歌手トビアス・ベルント。やはり数々のコンクールで入賞を飾り、高く評価されています。クリストフ・シュペリングが1988年に創設したダス・ノイエ・オルケスターは、19世紀のロマン派音楽をレパートリーの中心に据えたピリオド楽器オーケストラとしてはドイツで最初のものでした。最近はバッハのカンタータにまでレパートリーを広げていますが、当盤のレパートリーは彼らにとって本領発揮。曲により10型または12型となるオーケストラと57名の合唱団が醸しだすサウンドは、濁ることなく厚みを生み出し、繊細微妙なハーモニーの移り変わりを見事に伝えてくれます。(2023/10/13 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5512 |
レーマンがいかに深い心象風景を表現していたか、まずヴォルフの10曲を聴いただけで得心されることでしょう。オペラはもとより、朗読の才能もあったレーマンは、単に歌詞が表す内容だけではなく、その背後に潜まされた精神的なアトモスフェールをきわめて自然に表出することができたのでした。シューマンの二重唱は、メルヒオールと組むという豪奢な顔ぶれ。オペラの時とは違い丁々発止とはならず、相調和する喜ばしい、とびきりの愛の歌。そしてシューベルトは抜粋ながら、「冬の旅」では絶望に至る苦悩を。レーマンがこのような様々な表現技法を持って、ドイツ・リートの世界にいかなる貢献をしたか、この一枚でその一側面を検証することも可能といえるでしょう。(2006/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111094 |