キャロル, ルイス(1832-1898)
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このタイトルにある「スナーク狩り」というのは、ルイス・キャロルの伝説的な作品です。白紙の海路図に導かれ海を渡り奇妙な島にやって来た探検隊の一行。彼らは伝説の生き物「スナーク」を捕まえるのを目的としています。しかし、その捕まえたスナークが“”ブージャム”だったとしたら、発見者は突然消えてしまうというのです。何とも不可解で意味不明な長編詩。真の意味を知っているのはキャロルだけでしょう。ちなみにキャロルは、「そのスナークはブージャムだった」という最後の1行からこの詩を書き始めたといいます。この理不尽なお話にセイラーが付けた音楽がこれまた秀逸。珍しい楽器を使うのが好きな作曲家で、この録音のために彼自身がバンドを結成したほどです。「サイレント・フィルムへの新しい音楽」がこれまた楽しいもので、ピンクパンサーの音楽をもっと発展させたような爽快感があります。「面白い1枚」として認定します。(2011/11/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572685 |
アイルランド出身の現代作曲家バックリー。イングランド民謡を素材にした「複雑でありながらも聴きやすい音楽」を作り出すことで知られています。彼の作品には歌を用いたものが多く、とりわけ合唱曲はカタログの大部分を占めています。曲調は牧歌的なものから機知に富んだものまで幅広く、時には言葉遊びを駆使したりと多彩な作曲技法を用いています。また「5つの子供のための二部の歌」では今では話す人が少なくなってしまった「ゲール語」が用いられており、そのユニークな響きも楽しめます。オルラ・フラナガンが指揮するモーニントン・シンガーズは作曲家の意図を丁寧に汲み、表現力豊かにその世界を構築しています。(2019/05/17 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25187 |
この「英国歌曲シリーズ」の中で、聴き手に最も驚きをもって受け入れられるのが、他に同様のアルバムが殆ど無い、このレーマン集かもしれません。彼女はソプラノ歌手として幅広く活躍するうちに演奏のキャリアを断念、作曲に集中しました。これが単なる余技どころか、恐るべき内容の充実を示しているのです。表現の幅広さは驚くばかりで、諧謔系、童謡系、民謡系、後期ロマン派系、技巧派系、悲痛系と、ワンパターンに陥らないのは激賞物。知名度ではマイナーに甘んじているのが不思議でなりません。ピアノを担当するベッドフォード、実はレーマンの孫にあたります。コリンズ・レーベルの再発売盤。(2004/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557118 |