スタンフォード, チャールズ・ヴィリアーズ(1852-1924)
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1868年、当時の最も著名な作家や芸術家のグループたちによって設立されたロンドンの由緒ある“サヴィル・クラブ”。Sodalitas Convivium”(良き連帯と共生)をモットーに、ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターに属する地区メイフェアの中心部にある素晴らしい18世紀の屋敷に集う紳士たちは、現代でも美味しい食事と会話を楽しみながらブリッジやポーカーの腕を競っています。クラブのメンバーにはサー・アーサー・ブリスやウィリアム・ロイド=ウェッバー、バーナード・ハーマンなどの作曲家や、詩人ラドヤード・キップリングにWBイェイツ、物理学者のアーネスト・ラザフォードにジョン・コックロフトなど17人のノーベル賞受賞者が名を連ねています。このアルバムは創立当時のメンバーを含む11人の作曲家のピアノ曲を収録した1枚で、後期ロマン派からモダニズムへと向かう英国音楽の発展と歴史を目の当たりにすることができます。演奏しているカルペイエフもサヴィル・クラブのメンバーです。(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0601 |
スタンフォードは「英国合唱音楽の父」とも言われる作曲家で、やはり合唱にこそ彼の最良の美質が発揮されます。収録曲の多くは合唱とオルガンのための作品で、その敬虔な雰囲気を大切にしながらも壮麗なサウンドの美しさには、頭を空っぽにして身を委ねたくなります。合唱をやる方にお薦めなのが無伴奏混声合唱のための「3つのラテン語モテット」。これぞ無伴奏の王道と言える美しい作品で、特に第1・3曲は絶品と申せましょう。セント・ジョンズ聖歌隊との相性も抜群、チャペルでの録音風景を思い浮かべながら響きをお楽しみください。(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555794 |
アイルランド、ダブリンに生まれ、幼い頃から優れた音楽教育を受けたスタンフォード(1852-1924)。父の「法律の専門家になってほしい」という希望に沿うことはなく、音楽の道を志し、トリニティ・カレッジのオルガニストに任命されます。その後、ライプツィヒに移りカール・ライネッケから作曲の指導を受け、彼が心魅かれていた合唱音楽を数多く書き始めます。その一つが、クロプシュトックによる「Die Auferstehung=復活」の短いカンタータで、ライネッケもその仕上がりに大層満足し「イギリスでの初演」を勧め、1875年に英語版での初演が行われました。マーラーが同じ詩に出会うのは1894年、ハンス・フォン・ビューローの葬儀の時であり、この作品は「復活交響曲」を完全に先取りしたものとして評価されることでしょう。1906年に完成された「スターバト・マーテル」は大規模な管弦楽と合唱、ソリストを要する作品で、劇的な描写はまるでオペラを思わせるほど。世紀末の退廃的な雰囲気を漂わせながらも、荘厳で颯爽とした佇まいが印象的な作品です。(2016/09/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573512 |
英国音楽を得意とするSOMMレーベルが力を注ぐスタンフォードのアルバム。今回は歌曲集の登場です。北アイルランドの景勝地「クーシェンドール」をタイトルに持つ組曲をはじめ、世界初録音となる12曲が含まれたこのアルバムには、スタンフォードの母国であるアイルランドの民謡の旋律や詩を用いた曲が収録されており、その郷愁に満ちた楽想からは、作曲家の様々な思いを感じ取ることができるでしょう。ブックレットにはスタンフォードの伝記作家ジェレミー・ディブルによる曲目解説(英語のみ)を収録。メゾ・ソプラノのシャロン・カーティとバリトンのベンジャミン・ラッセルの味わい豊かな歌唱でお楽しみください。(2024/02/16 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0681 |
ダンテ四重奏団による弦楽四重奏曲集が好評を博したスタンフォードの室内楽作品集。今作はダンテ四重奏団のメンバーに、同じく実力派エンデリオン四重奏団のメンバーを加えて弦楽五重奏曲を収録した1枚。1904年に初演されたブラームスを思わせる重厚な雰囲気を持つ2曲の五重奏曲は、ライプツィヒ、ベルリンで学んだスタンフォードが師と仰いでいたヨーゼフ・ヨアヒムを念頭に置いて作曲した作品。第2楽章ではアイルランド民謡が用いられるなどスタンフォードらしさも際立ちます。世界初録音となる第2番も、60年前のヨアヒム初の英国訪問を記念したという曲。どちらも偉大なる師への尊敬の念が込められています。1880年に書かれた間奏曲は、もともとクラリネットとピアノのための作品ですが、ここでは作曲家自身がチェロとピアノ用に編曲した版が使われています。ピアノを担当するのは名手ベンジャミン・フリスです。(2020/12/25 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0623 |
ダンテ四重奏団による「スタンフォード:弦楽四重奏曲全曲録音」の完結盤!第3弾となるこのアルバムには、ベートーヴェンやモーツァルトの暗示も見え隠れする初期の第1番、第2番と、世界初録音となる第6番が収録されています。合唱曲の大家として知られるスタンフォードですが、弦楽四重奏曲の作曲に着手したのは1891年、彼が39歳の時と比較的遅めの出発でした。その際、2曲を完成させた後、その後30年間で6曲を書き上げ、生涯に合計8曲の弦楽四重奏曲を残しています。今回初録音となる第6番は、1910年の作品で、豊かなコントラストと絶え間ないエネルギーの放出を見せるスタンフォード作品の中でも最も表情豊かな1曲です。今作も実力派アンサンブル、ダンテ四重奏団の演奏でお楽しみください。2020年後半には弦楽五重奏曲第1番&2番の録音が予定されています。(2020/02/28 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0607 |
アイルランド生まれの作曲家スタンフォード。英国の合唱作品の発展に大きく寄与しただけでなく、7曲の交響曲や「アイルランド狂詩曲」など、自国の民謡を取り入れた美しい作品を数多く残しています。しかし8曲の弦楽四重奏曲はあまり演奏される機会がなく、そのほとんどはこれまでに録音されたこともありません。イギリスを中心に活躍する実力派アンサンブル"ダンテ四重奏団"はスタンフォードの全弦楽四重奏曲の録音に着手、第1集(SOMMCD0160)でも見事な演奏を披露しています。この第2集では第3番、第4番、第7番を演奏。古典的なイディオムの中に、ロマンティックな風情と郷愁が溢れる魅力的な作品が並びます。(2019/01/18 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0185 |
エルガー以前の英国の偉大なる2人の作曲家、パリーとスタンフォード(1852-1924)はまさに「英国近代音楽の父」。メンデルスゾーンやブラームスの影響を受けつつも英国の民謡や文学の香りを取り入れた独自の音楽を発展させたのです。スタンフォードの交響曲は全部で7曲ありますが、残念なことに第3番を除いては最近までほとんど忘れ去られていた存在と言っても過言ではありません。ここに収録された2曲の作品はどちらもテニスンとミルトンの詩の引用をともなうものでブックレットには原詩も掲載されています。(2008/01/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570289 |