ストラヴィンスキー, イーゴリ(1882-1971)
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ストラヴィンスキーは、生涯の間に驚くほど作風を変えていきましたが、生涯こだわり続けたのがやっぱりバレエ音楽。残念ながら三大バレエ以外は人気薄ですが、食わず嫌いの方に是非とも聴いていただきたいのが、当盤収録のギリシャ三小?バレエです。「アポロ」と「オルフェウス」は新古典主義的な作風によるもので、清澄な響きが大変に美しい典雅な作品です。そして彼の最後のバレエ作品となった「アゴン」では、部分的に12音技法が導入されています。この技法を一度は否定し、シェーンベルクと大喧嘩をしたストラヴィンスキーですが、シェーンベルクの没後に「転向」し、70才を超えてから、その技法を自らのものとして消化していったのにはオドロキです。MusicMastersとKoch International Classicsからの再発売盤。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557502 |
ストラヴィンスキーはおよそ40年間にわたり、常に異なった作風でピアノ曲を書き続けており、最初期の「スケルツォ」(1902)ではロマンティックだった作風が、少しずつ複雑なリズム・パターンを持ったものに変貌していきます。このアルバムにはストラヴィンスキー作品のピアノ編曲版を中心に収めており、作曲者自身による編曲と他の作曲家による編曲を並べることで、あたかもストラヴィンスキー作品をめぐる彼らの会話を聞くような趣きになっています。収録された作品はバレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」を中心に、ジャズ風な曲や、バロック風の曲、斬新なハーモニーを用いた子供むけの曲など多岐にわたっています。演奏しているパロンビはこれまでに「デューク・エリントン・ピアノ作品集」(CDS-7743)や「CINEMA」(CDS-7805)、バッハ作品のさまざまな編曲集「FAKE BACH」(CDS-7891)など、ジャンルを超えたアルバムを発表、そのユニークなコンセプトが注目されています。(2022/04/15 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7947 |
少々地味な分野かもしれませんが、どんなジャンルの音楽を書いても可ならざるはなし、ストラヴィンスキーのピアノ曲もなかなかオシャレな雰囲気に満ちた傑作ぞろいです。ポピュラー音楽の影響も見逃せず、20世紀の音楽らしい理屈っぽさとジャズのエッセンスが巧みに結合された「ピアノ・ラグ・ミュージック」に聴く辛口の愉悦感などからは、独特の感性が感じられます。また教育的配慮もうかがわれる「5本の指で」での、少ない音符に凝縮された書法の見事さは傾聴に値するべきものといえましょう。ヴィルトゥオーゾ必携のショーピースとしても大人気、最も有名な「ペトルーシュカ」のパワフルさは、むしろ例外的といっていいかもしれません。(2000/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553871 |
Steinwayレーベルのみならず、最近様々な場所で活動範囲を広げているピアニスト、ジェニー・リン。アメリカでも俄然注目を集めているという、レーベル第3弾のアルバムはストラヴィンスキー(1882-1971)のピアノ作品集です。彼女によるストラヴィンスキーは、その作品の特徴を的確に捉えているものであり、ピアノの性能を極限まで生かしながらも、ある時は皮肉たっぷりであり(例えば「タンゴ」や「ピアノ・ラグ」)ある時はうっとりするほどの美しさを湛え(「セレナード-ロマンス」など)、まさにストラヴィンスキーを聴く楽しみを味わわせてくれるものに他なりません。美しい音を余すことなく表現する録音も素晴らしいもの。全てのピアノ好きにオススメの1枚です。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30028 |
【初録音多数!ストラヴィンスキーによるピアノ独奏のための作・編曲全集】1982年サンクトペテルブルク生まれ、アレクセイ・リュビモフ門下の俊英アレクセイ・ズーエフによる、ストラヴィンスキーのピアノ独奏作品全集。16歳のストラヴィンスキーが未完で残した「タランテッラ」をズーエフが補完して収録しているほか、『兵士の物語』組曲ではピアノ編曲時に省かれた「パストラール」を全曲版のヴォーカル(語り手)スコアから収録するなど、多くの世界初録音を実現しています。4手のために書かれた『3つのやさしい小品』には特に言及がありませんが、一人で演奏可能な(第1曲行進曲を除く)2曲をソロで収録した模様です。1999年プロコフィエフ国際コンクール第2位(1位なし)などの入賞歴を誇るズーエフの目の覚めるようなテクニックと、祖国の大作曲家への思いを見事に昇華したダイナミックな演奏も大きな聴きどころです。(2022/05/20 発売)
レーベル名 | :Fuga Libera |
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カタログ番号 | :FUG777 |
ニューヨーク・タイムズ紙上で「天才指揮者」と賞賛された、1971年ロンドン生まれのカレル・マーク・チチョン。2009年から2012年までラトヴィア国立交響楽団の首席指揮者、2011年から2017年にはクリストフ・ポッペンの後任としてザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めるなど、現在最も活躍が期待される指揮者の一人です。このアルバムでは、20世紀の名作を3曲演奏。どれも特徴的なリズムを持つ躍動的な作品で、まさにタイトル「REVOLUTIONARY RHYTHMS」にふさわしい内容であり、刺激的な響きも存分に堪能できます。(2018/03/16 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC464 |
大管弦楽を駆使した、かの有名なバレエ音楽三部作もいいですが、ストラヴィンスキーの懐には、小編成の音楽という隠れた宝石があります。その代表株が「兵士の物語」。少ない楽器による乾燥した響きが、ジャズの影響もあいまって、聴き手の脳天に心地良い刺激を与えます。ナクソス盤は台詞(英語)の部分にイギリスの人気俳優3人を起用、演奏共にまさに痛快な出来ばえ。贅沢なカップリングになる協奏曲「ダンバートン・オークス」は、バッハの楽器編成を参考にしているため、”ストラヴィンスキーのブランデンブルク協奏曲”との異名もあるとか。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553662 |