ロドリーゴ, ホアキン(1901-1999)
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79年生まれのフランスのギタリスト、ジューヴは7歳からギターを始め、11歳から演奏家としてのキャリアをスタートさせた才人です。クラシックにとどまらずジャズや、時にはエレキも弾きこなす彼の才能は、当盤では特に叙情的なナンバーで発揮。誰もが楽しめるのがヴェルディの歌劇「椿姫」による幻想曲です。これはタルレガ作と誤って言われてきましたが、スペインのアルカスの作曲です。中世のダ・ミラノ作品が掘り出し物で、心洗われると呼ぶに相応しい曲・演奏です。ロドリーゴとトゥリーナの大規模なソナタ2つでも中間楽章が実に美しい。ブリテンの難曲「ジョン・ダウランドによる夜の曲」を弾きこなす様も見事です。(2004/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557597 |
アメリカのGFAギターコンクールの優勝者を毎年紹介するシリーズ。今回は78年カナダ生まれで、ギリアら名教師たちに師事したドゥシャームです。当盤は全て20世紀以降の作品で統一されていますが、作曲者の出身は様々。アメリカのダンは、コンクールの課題曲として「アパラチアの夏」を提供。カナダを代表する現代作曲家エテュはモダンな組曲を残してくれました。スペインからはマネン、ロドリーゴ、ファリャの3人が登場。大戦間という作曲時期の割りに前衛とは無縁の、マネンのソナタは聴きものです。アルゼンチンのヒナステラの作品は、この作曲家を知る上で外せない名作と言える「ソナタ」。颯爽とした快演に拍手!(2006/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570189 |
数々のコンクール入賞歴を誇るスペインのギタリスト、ビジェガスによる、スペインのギター音楽だけを集めたアルバムです。有名作曲家揃い踏みのラインナップの中、2つの世界初録音曲にご注目ください。まずモレノ・トローバの「ソナタ-幻想曲」。この作品は21世紀になって発見されたもので、この作曲家にしては大規模な曲です。それにしても美しくかつ野心的な作品で、楽譜を所有していた名ギタリスト、セゴビアが何故演奏しなかったのか不思議に思える、埋もれていた名作です。もう一つの初録音は、そのセゴビアの「5つの逸話」で、出版後、半世紀以上を経てようやく真価が明らかになります。(2004/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557596 |
イタリア出身の若手プラティーノ(ホームページもご覧あれ!)のリサイタルは、知的なプログラミングが魅力。スカルラッティの鍵盤ソナタのギター版(これが実にロマンティック)に続いては、バイオリンのための至高のバッハ作品「シャコンヌ」を、過去の巨匠に倣って演奏者自ら編曲し、トータルの才能を見せつけます。以下、19世紀のメルツや、20世紀の名曲として有名なバリオス「大聖堂」、定番のポンセ、ロドリーゴの録音僅少作品まで。コンクールで上位入賞するなら何でもできなくちゃ、というあたりのアピールが絶妙なのです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554344 |
当盤でご紹介する女流若手奏者はバルエコらに学び、コンクール上位入賞の常連。バッハやソルといった古典的レパートリーで「何でもできますゾ」ぶりをアピールしますが、注目はやはり20世紀作品。粋な小品を書かせたら才人ぶりを遺憾なく発揮するポーランド人タンスマン、お馴染みのポンセ、ロドリーゴに加え、聴き逃せないのがアメリカ人ヨハンソン作品。フィンランド人である父のために作曲した変奏曲は、カレワラ伝承に求めた主題がとっても和風で、日本人のメンタリティーにぴったり。琴を爪弾いているかのような風情があります。(2001/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555720 |
日本でも才能ある若者達が活躍中ですが、20世紀末になって、ギター音楽の世界もイケてきましたね。かっこいい作品も増えました。当盤でもキューバ出身の作曲家による2や14のように、弾き終わって「決まった…」と思わずつぶやきたくなるような。武満徹の名作が聴けるのも日本人には嬉しいところ。「フォリオス」の10ではバッハの「マタイ受難曲」が、その武満と親交のあったギタリスト、ブローウェルの「ソナタ」の4ではベートーヴェンの交響曲「田園」が引用されるのも、大事なチェックポイント。前途洋々たる若手奏者の眩いばかりの才能をご堪能ください。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554832 |
2003年3月に録音されたモンテシノスのNAXOSデビュー盤から早や8年。当時も「上品な柔軟性」と「完璧な技術」が高く評価されたのですが、このアルバムでは更に深化した彼女の音楽性を感じることができます。幾つものコンクールで上位に入賞、2010年には有名なミケーレ・ピッタルーガ国際クラシック・ギターコンクールの優勝者となりました。アルバムの冒頭から炸裂する力強い音色は、本当に只者ではありません。グラナドス、リョベート、ロドリーゴなど鉄板のレパートリーを次々と弾きこなしていきますが、要所要所にこぼれ落ちるほどの抒情性も感じさせてくれます。次々と登場する名ギタリストたちの中でも、一際輝く存在となることは間違いありません。(2011/11/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572843 |
2012年は、NAXOSレーベルの創立25周年にあたります。そこで、過去25年で最も売れたアルバムから1曲ずつ抜粋した、「NAXOSベスト・ランキング」的な1枚が出来上がりました。これはもちろん世界中のNAXOSファンの声を集めたものなので、日本のランキングとは微妙に違う部分があり、それはそれでとても興味深いものと言えるでしょう。もちろん、アルバムからの抜粋なので、人々が求めているのは「他の曲」(そのアルバムに収録されている別の作品)である場合も多々あります。まだまだ世界は広い・・・そんな感慨にふけるのも一興ですね。「なぜ×××はないんだぁ!」そんなあなたの心の叫びを受け止めたい。(2012/06/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578217 |
2015年に開催されたハインスベルク国際ギター・コンクールの優勝者、パヴェル・クフタのリサイタル・アルバムは、彼の故郷であるベラルーシを始め、キューバ、スペイン、カタルーニャ、ブラジル、フランスの作品がバランス良く配された、この若きギタリストの可能性を探る興味深い1枚です。1984年に生まれ、ミンスクの音楽アカデミーで学び、ベラルーシ政府から奨学金を得た後、ミケーレ・ピッタルガ国際コンクールで第3位、アンドレス・セゴビア国際コンクールで第2位など、数多くのコンクールに入賞、着々と実力をつけてきたクフタ、現在、最も将来を嘱望されているギタリストの一人です。どの曲も技巧と表現力を駆使した素晴らしい演奏ですが、とりわけ冒頭に置かれたベラルーシの女性作曲家、ゴレローヴァの「ミールの城」は、当地の有名な16世紀の要塞を音で表現したアルバムの冒頭を飾るにふさわしい1曲です。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573577 |