ロドリーゴ, ホアキン(1901-1999)
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作曲家としての真の姿が理解されているとは言い難いロドリーゴを解き明かすナクソスのシリーズに、意外な一枚の登場です。収録曲全てに合唱が加わった管弦楽曲集で、彼にこのような作品群があったこと自体、注目されていません。「クムランの改宗者の賛歌」で、ペルトをも想起させるようなシンプルな音が表現する神秘性は、「アランフェス協奏曲」などからは想像だにできなかった作曲者の一面があります。晩年作でアッシジの聖フランチェスコの生誕八百年記念に書かれた「賛歌」も同様に神秘的に始まりますが次第に高揚、最後は歓喜爆発。民謡を取り入れたクリスマスの歌も含め、内的でスピリチュアルなロドリーゴを発見してください。(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557223 |
「アランフェス以外の」ロドリーゴの素晴らしさを大いに紹介する当シリーズ、今度はフルート協奏曲である「田園協奏曲」の登場です。名フルーティスト・ゴールウェイのために作曲されたということもあり、独奏パートは相当に技巧的に書かれており(冒頭の囀りのようにせわしい、第1楽章の第1主題は象徴的)、最も聴きごたえのあるフルート協奏曲の一つといっても過言ではありません。第2楽章の染み入るような旋律美もロドリーゴならでは。また「管楽合奏のためのアダージョ」も素晴らしい佳品。静と動の対比が見事なのですが、動の部分の打楽器の用法の巧みさには、うならされます。(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557801 |
知られざる「コンチェルト・メーカー」としてのロドリーゴの姿が明らかになる当シリーズ、今回はハープの登場です。優れた器楽奏者が、楽曲の誕生に一役買うことは珍しいことではありませんが、この「セレナータ協奏曲」の場合は、同郷スペイン出身のヴィルトゥオーゾ、ニカノール・サバレタの存在がありました。名技が発揮され、南国的な明るさに満ちた両端楽章、憂愁漂う中間楽章と、ツボの押えられた名曲となっています。またあの「アランフェス協奏曲」のハープ版編曲も、彼のために書かれました。あまりにギターの印象が強い曲ですが、典雅な味わいの増したハープ版も大変に魅力的です。(2006/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555843 |
「アランフェス協奏曲」のおかげで、ロドリーゴ(1901-1999)はギター音楽の巨匠であると思われている節もありますが、実際の彼はピアニストであり、ギターを演奏することはなかったと言います。そんな彼のギター独奏作品も、実はそれほど数が多いわけではありません。しかしながら、そのどれもが現代のギタリストたちにとって大切なレパートリーになっているのですから、やはりロドリーゴとギターには、堅固な結びつきがあるのかもしれません。このアルバムには、1933年に作曲されるもそのまま紛失、その後2005年に再発見された「トッカータ」を始め、幻想的で、情緒溢れる佳品が並んでいます。また、本来はピアノ曲である「パストラル」と「歌」をフランスの若手気鋭ギタリスト、ジューブ自身がギター用に編曲した2作品も聴きどころです。(2013/07/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572984 |
憂愁に満ちた「アランフェス協奏曲」で知られるスペインの大作曲家ロドリーゴ(1901-1999)。セゴビアやロメロなど数多くの名ギタリストたちからの委嘱作品を作曲し、ギター音楽の普及に貢献した彼ですが、実はギターよりもピアノが得意だったことはあまり知られていません。このアルバムに収録された彼のキャリアの60年ほどに渡って作曲された美しい歌曲も、そのほとんどはピアノで伴奏するように書かれています。今回のプロジェクトでは、ロドリーゴの娘セシリアの許諾を得て、そのピアノ伴奏が全てギター伴奏に編曲が施されています。それはまるで最初からギターのために作られたもののようなのには驚くばかり。もちろんもともとギター伴奏の作品も僅かながらあり、こちらは驚くほど手の込んだ伴奏が付けられた表現力豊かな曲となっています。 ※日本語帯なし(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573548 |
「アランフェス協奏曲」の作曲者として知名度が、やや先行してしまったロドリーゴですが、実は様々なジャンルの作品を残しています(NAXOS管弦楽作品全集も併せてお楽しみください!)。ロドリーゴ自身、非常に味のある録音を残している優れたピアノ弾きであり、そのピアノ作品も大変に素晴らしいものです。濃厚ながらももたれないスペイン情緒と、やるせないセンチメンタリズムが70分弱、聴くものの耳を捉えて離しません。即興的な雰囲気を持った楽曲も多く、今まさにそこから音楽が生まれてくるかのような感動を味わうことができます。詩情の豊かさには定評のあるピサロの演奏もツボにはまっています。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557272 |