ロッシーニ, ジョアキーノ(1792-1868)
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ソフィーアの後見人ガウデンツィオは結婚相手に、誰も知らないブルスキーノを指名していたが、ブルスキーノは旅籠屋で大金を使い果たしていた。ソフィーアの恋人フロルヴィッレは旅籠屋の亭主フィリベルトを説得し、ブルスキーノを困らせる企てを立てるが、人違いが一騒動を起こす。神童ロッシーニが押しも押されぬ大家に成長する過程の中でも、ひときわ重要な初期作品が「ブルスキーノ氏」。ヴァイオリニストが弓で譜面台を叩く序曲は有名ですが全曲盤は少ないのが現状。歌手としての音楽家デビューがこの曲だったデズデーリが率いるイタリア人キャストで固めた演奏家陣、ナクソス価格でお届けします。(2004/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660128 |
15世紀の物語。マオメット2世が率いるオスマントルコの軍勢に包囲されたヴェネツィア共和国のネグロポンテ島で会議が開かれています。司令官はパオロ・エリッソ。指揮官コンドゥルミエロは降伏を検討していましたが、その意見に反対するのは若き指揮官カルボでした。カルボはエリッソの娘アンナに思いを寄せており、エリッソは娘とカルボを結婚させようと考えています。しかし、アンナは他に好きな人がいました。それは若き領主ウンベルトと名乗る男ですが、実はその正体こそ敵であるマオメット2世でした。もつれた愛の行方は、逃れる術のない悲劇へと突き進みます・・・
1820年に作曲された《マオメット2世》はロッシーニの円熟期の作品で、全作品中最も長大かつ重々しい雰囲気を持っています。しかしヴェニスでの初演は大失敗を期したため、ロッシーニは6年後に作品をフランス・グランドオペラ風に編曲・編纂。序曲を変更し、セリフをフランス語に変え、物語の舞台をネグロポンテ島からコリントに移すなど大きな改編を加え「コリントの包囲」として新たに世に問いました。こちらは大成功を収め、後にイタリア語に翻訳されるなど大人気となったことで知られています。《マオメット2世》としての改訂版は最後がハッピーエンドになる1822年版も存在しますが、2017年のヴィルトバート ロッシーニ音楽祭での上演は、初演版が用いられており、当初の構想通りの美しいアリアや悲劇的な結末など、ロッシーニの最初の構想がそのまま表現されています。歌手たちの熱演、バランスの取れたヴィルトゥオージ・ブルネンシスの演奏など、注目の公演の記録です。(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660444-46 |
マホメット2世率いるオスマン・トルコ軍に包囲され、ギリシャのネグロポンテ島は絶体絶命の危機に陥る。女たちの祈りもむなしく味方の裏切りで城門が開けられ、なだれ込むトルコ軍。総督の娘アンナはかつて愛した男がマホメット2世だったと知り、祖国への義務と愛の狭間で苦しむ……ロッシーニはこのドラマをヒロインの自害で終わる悲劇的オペラとして作曲、ナポリで初演しましたが、2年後のヴェネツィア再演ではハッピーエンドに改作、序曲を加え、フィナーレに《湖上の美人》の華麗な大アリアを転用しました。ヴィルトバートのロッシーニ音楽祭の復活上演の貴重なライヴ盤、世界初登場!(2004/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660149-51 |
1825年に挙行されたフランス国王シャルル10世の戴冠式のために、ロッシーニ(1792-1868)が作曲した「ランスへの旅」。フランス国王の紋章を暗喩した「黄金の百合亭」というホテルに集まったヨーロッパ各国の人々が繰り広げるちょっとしたドタバタコメディです。当時活躍していた名歌手を集め、カンタータ形式で初演が行われ大好評を博しましたが、このような機会音楽はどうしても人気が長続きせず、劇場のレパートリーとして定着することもありませんでした。ロッシーニは一部のアリアを「オリー伯爵」に転用しましたが、結局、本編のスコアは散逸、結局、この作品が復興されたのは、1970年代の「ロッシーニ・ルネサンス」を迎えてからでした。1984年にロッシーニ・フェスティヴァルで上演された(クラウディオ・アバド指揮)のものが、ブームの火付け役。以降、優れた演奏が数々出現し、現在では高い人気を誇るまでになっています。この演奏は、ロッシーニ財団とリコルディ社による批判校訂版が用いられています。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660382-84 |
この「アルジェのイタリア女」はロッシーニの10番目のオペラです。当時21歳のロッシーニは、ヴェネツィアで「試金石」を上演したのですが、不人気で打ち切られてしまい少々意気消沈。しかし、同じ劇場から新作を一つ頼まれ、大慌てでこの「アルジェのイタリア女」を書きあげます。彼は「ユーモアたっぷりのオペラの台本」を望み、アンジェロ・アネッラ作の台本に白羽の矢をたてました。これは本来他のオペラで使われていたものですが、そんな事はお構いなし。ロッシーニはたった1か月で完成させ、当時の聴衆を大喜びさせました。かのスタンダールもこのオペラを見て大笑いしたとのこと。古女房に飽きた男が若い娘に目を移し、散々にいじめられるという他愛もない話ですが、この手の話はいつの世でも健在。テンポ良く進むお話ですが、歌手たちに求められる技巧は最高難易度という、聴いているだけで楽しくなる事間違いなし。この演奏は2008年のヴィルトバートにおけるロッシーニ祭でのライヴ演奏。アジオ・コルギの校訂版を使用しています。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660284-85 |
管楽アンサンブルにあまり馴染みがない方にこそ強くお薦めするアルバムです。例えば急速な楽章10あたりを聴いてみましょう。管がめまぐるしく動く運動性(奏者たちの名技にも注目)という表面だけでも耳が奪われる上に、美しい旋律を自在に操る熟練の音楽(実際には何と作曲者十代前半の作にもかかわらず!)が聴き手の心を捉えることでしょう。神童ロッシーニの才能の偉大さに、今さらながら舌を巻きます。元は弦楽のためのソナタを4つの管楽器のために編曲された版での演奏ですが、他の録音が非常に珍しいだけに、それだけで価値がある一枚。サウンド状態も非常に良好です。(2002/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554098 |
オペラが名高いロッシーニ、実はこんな素敵な音楽があったことはファンの間では有名ですが、きっとこれから出会う貴方も幸せになれます。20世紀に入って発見された6曲のソナタは、12歳のロッシーニがたった3日で作曲しました。旋律良し、優美かつ爽快な雰囲気良しで、弦楽合奏好きなら一目惚れモノです。2枚に分けて買える*安いナクソス、同時発売の第2集(8.554419)の第4~6番もあわせてどうぞ。おまけの2曲、ソナタと作曲年代が近いとされるクラリネット作品の後半の高揚や、晩年作「涙」の渋さも忘れ難いものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554418 |
同時発売の第1~3番に続く、ロッシーニ神童時代の驚くべきソナタ集の後半です。音楽の質はモーツァルト的でありながら、ロッシーニならではの確かな個性が付加されていて、腕に自信のある弦楽合奏団体が競って録音しているのは肯けます。特に第6番の終楽章の、品を失わない嵐の描写は聴き逃せません。おまけにもご注目、作曲者20歳前のバイオリン作品も、やはり最後はロッシーニらしく高揚していきます。ハンガリーのグループによるエレガントな演奏をお楽しみ下さい。ナクソスだから2枚組に及ぶ作品もこんなに安く、デジタル録音で買えます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554419 |
【フリッチャイの精悍にして鋭いライヴ!凝った選曲にも注目】1955年10月の「軽音楽週間」でのライヴ録音がSWRのアーカイヴより登場。軽音楽と言ってももちろん今日でいうポップスのことではなく、比較的軽く聴けるクラシック音楽といった意味合いですが、フィリッチャイのプログラムはより踏み込んだものとなっており、有名な「ボレロ」の他は、得意としたコダーイなど通常は演奏機会の多くないものを組み合わせた、独自性高く興味深いものとなっています。なかでもツィンマーマンの「カボクロ」はフリッチャイの録音として初登場のレパートリーであり、同時代の音楽に深い理解をみせた彼だけに注目です。「ブルレスケ」とオネゲル「コンチェルティーノ」のソリストは、同時期にベルリン放送響と行われたDGへの録音と同じマルグリット・ウェーバーが担当。SWRのオリジナルテープから、丁寧なリマスターを施されています。(2019/04/19 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19070CD |