ロージャ, ミクローシュ(1907-1995)
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ハンガリーの作曲家、ミクロス・ロージャ(1907-1995)の管弦楽作品集第3弾です。ハリウッドの映画音楽のようなダイナミックな響きと、ハンガリーの民族性がマッチした色彩豊かな作品は、すでに多くのファンを獲得していますが、今作も期待に違わぬ素晴らしさです。眩暈をもよおすほど悩ましいチェロの狂詩曲。1956年に起きたハンガリーの暴動にインスパイアを受け、当時契約していたMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)の仕事の合間に作曲された「シンフォニー・コンサートへの序曲」は、ハンガリーから追放された彼の友人たちに捧げられました。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572285 |
近代ハンガリーを代表する2人の作曲家による作品集。アカデミー賞に17回ノミネートされ、その内3回受賞したという優れた映画音楽の作り手であるロージャは、ハリウッドに移住する以前は、クラシック音楽の作曲家を志しており、映画音楽作曲家として大成してからも、平行して自身の音楽を書き続けていました。商業用の音楽は、大衆の好みも加味した上でロマン派風の作品を発表していたロージャですが、自身の感情をそのまま表現できる「クラシック音楽」では、ハンガリーの民族音楽の要素を用いた新古典主義風の作品を書いています。このアルバムには晩年近くの《無伴奏ソナタ》と20歳代の《2台のヴァイオリンのためのソナタ》を収録、生涯変わることなかった彼の作風を味わうことができます。コダーイの《ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲》はこのジャンルの最高傑作と評される作品で、チェロもヴァイオリンも競い合うように旋律を奏で、盛り上がっていく様子は圧巻です。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD226 |
ORCHID CLASSICSレーベルの創立者である、イギリスのヴァイオリニスト、マシュー・トラスターの初の協奏曲録音です。ロージャもコルンゴルトもハイフェッツが初演した作品ということで、3つの小品も含め「名手へのオマージュ」というコンセプトに沿った聴き応えたっぷりの1枚です。ロージャのヴァイオリン協奏曲は、最初からハイフェッツに演奏してもらうことを夢見て書かれたものです。ロージャ自身はハイフェッツとは面識がなかったものの、彼の伴奏者であるエマニュエル・ベイを知っていたため、この曲を聴いてもらう機会を得たそうです。この曲を気に入ったハイフェッツは、若干の譜面の変更を依頼し、1956年1月に初演、続いてRCAに録音もして、この曲を紹介することに力を尽くしたのです。一方、コルンゴルトの協奏曲は、ハリウッドの作曲家として人気を得たウィーン生まれの作曲家の心の底にずっと溜まっていた「純音楽への思い」が結実した名作として知られています。甘くとろけるようなメロディと、官能渦巻くオーケストラの融合は20世紀のヴァイオリン協奏曲の中でも一際輝く魅力を放ち、こちらもハイフェッツの演奏が長らくBESTと称されていました。最近ブームを迎え、様々な演奏家たちがこの曲を取り上げていますが、このトラスターの演奏は1711年製のストラディヴァリをハイフェッツ自身が使用したの弓の1つを使っているところが聴きどころです。(2010/01/27 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100005 |
映画『ベン・ハー』などでアカデミー賞を3度受賞したミクローシュ・ロージャの管弦楽作品集。1907年、ブラペストに生まれライプツィヒ音楽院で学んだ後、パリとロンドンを経てアメリカ合衆国に移住。映画音楽の作曲家としてアカデミー作曲賞に17回ノミネートされ、3度受賞するなど高く評価されました。それと平行しクラシック作品の作曲も続け、ハリウッドの映画音楽のようなダイナミックな響きと、ハンガリーの民族性がマッチした色彩豊かな曲を多数書きあげています。このアルバムに収録された3つの作品は、初期、中期、後期と彼の創作期間の全般にわたるもの。1932年に作曲された「ハンガリー風セレナード」はブダペスト劇場で初演、演奏を聴いたリヒャルト・シュトラウスからの提案を受け、のちに改訂が施されました。「シンフォニー・コンサートへの序曲」は1956年の作品。当時アメリカで契約していたMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)の仕事の合間に書かれた曲で、ハンガリーから追放された彼の友人たちに捧げられました。「3つのパルティータ」は1971年の作品。彼の作品を出版していた出版社からの依頼で作曲、当初イシュトヴァン・ケルテスが初演する予定でしたが、彼はその前に死去してしまったため、アンドレ・プレヴィンがイギリスで、アンタル・ドラティがアメリカで初演を行いました。バルトークを思わせるリズミカルな作品です。グレゴール・ビュールは1964年生まれ。ストックホルム王立歌劇場で《ニーベルングの指環》を上演、世界的に注目を集めたのち、ハンブルク国立歌劇場、シュトゥットガルト国立歌劇場などで多数の歌劇を指揮、好評を博した指揮者。CAPRICCIOレーベルにはブラウンフェルスの一連の作品の他、レーガーの歌曲集などを録音しています。(2024/01/12 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5514 |
ジャケットに使われている写真は、とても可愛く繊細ですが、実際に聞こえてくる音楽はなんとも力強く野性的なこのアルバム。作曲家のロージャ(1907-1995)は映画音楽の作り手として既におなじみですが、この弦楽四重奏は何とも激しく「マジャールの血が騒ぐ」音楽として結実しています。弦楽四重奏曲第2番は1981年にイタリアの避暑地で作曲され1982年10月にパリで初演されています。絶え間ないエネルギーに溢れた活発な作品は、とても老齢の粋に達した人の手になるものとは思えません。片や、弦楽三重奏曲は1927年に書き始められた作品であり、若き作曲家の野望に満ちた音楽と言えるでしょう。この曲は1974年に大きく改訂を施されますが、ここで聴けるのは、改訂前の最初の形そのままです。第1番の弦楽四重奏曲は1950年の作品で、こちらは全体的にエキゾチックなムードに満ちています。(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572903 |
申し分ないテクニックと情熱的な感情表現を備えたヴィオラ奏者フィアロヴァー。このアルバムでは様々な無伴奏ヴィオラ作品を演奏し、楽器の魅力を伝えています。映画音楽で知られるロージャのエスニックな雰囲気を湛えた「序奏とアレグロ」、空気を切り裂くような響きで始まるゴダルの「めでたし、十字架よ」、起伏に富んだ曲想を持つペンデレツキの「カデンツァ」、技巧的かつどこか抒情的なハチャトゥリアンとストラヴィンスキーの2作品、チェコの女性作曲家ボドロヴァの「D?a more(ジプシーのバラード)」での哀愁漂うメロディ、最後に置かれたペンデレツキの「サラバンド」と、どれもヴィオラの深い音色を味わうのに最適な作品です。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0174 |